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Mac OS 8.5 にある機能
データフォークフォントファイルのサポートは Mac OS 8.5
のさまざまな層に追加されました。各層がそれぞれ補完的な役割を担っています。
The Finder
Mac OS 8.5 の Finder
は、データフォークフォントファイルの発見と自動切替
(autorouting) をサポートするよう強化されました。2
種類のデータフォークファイルがサポートされています。単体フォント
(.TTF と.OTF) と集合フォント (.TTC)
です。“インターネット設定”ではそれぞれファイルタイプの
'sfnt' と 'ttcf'
に割り当てられています。ファイルタイプの割り当ては、フォントが最初にシステムに導入されたときに行われます。ファイルがシステムフォルダにドロップされると、Finder
は適切なアイコンを割り当て、フォントフォルダに自動的に移動します。
現在のところ、データフォークフォントのダブルクリックサポートはありません。おおむね単体
TrueType ファイル (スーツケースではなく)
と同じ扱いになり、名前を変更したり、開いたりすることはできません。
The QuickDraw Font Manager
フォントマネージャは 'FOND'
リソースを伴わないフォントを扱うことができません。'FOND'
リソースはフォントのアクセスと処理の基盤となるものです。データフォークフォントには
'FOND' リソースが付属しないため、Mac OS 8.5 の QuickDraw
フォントマネージャから直接利用することはできません。データフォークフォントに
'FOND' を接続する方法はありますが、適切な 'FOND'
リソースの合成機能のサポートは現在のところ Mac OS
にはありません。
'FOND'
の接続には、もうひとつのリソース、フォントエイリアスリソース
('afnt')
の作成が必要です。フォントマネージャは、描画に使用する、フォント内で利用可能なビットマップサイズやアウトラインフォントの選択で、'FOND'
の FAT (Font Association Table) を使います。FAT
内の各エントリは、ビットマップサイズを表すフィールドがあり、これが
0 だとアウトラインフォント ('sfnt' リソース)
を表します。リソースマネージャで、そのエントリのリソース ID
を指定して適切なタイプのリソースにアクセスします。
Mac OS 8.5 では、アップルはこのサイズフィールドに -1
を指定することで、アウトラインフォントがデータフォークに格納されていることを表すよう定義しました。FAT
エントリのリソース ID は新しいリソース、'afnt' の ID
です。'afnt'
リソースはエイリアスレコードだけを持つもので、次の構造になります。
汎用エイリアスリソース
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ユーザビット列
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プライベート
エイリアス データ
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付加データ
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単一フォント (.TTF) の
'afnt'
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0x00000000
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プライベート
エイリア スデータ
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コレクション (.TTC) の
メンバーの
'afnt'
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0x00000001
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プライベート
エイリアス データ
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32bitファイル
オフセット
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アップルは現在、ユーザビット列の全ビットを予約しており、最下位ビットだけを定義しています。
- ユーザビット列の値がすべてゼロだと、単純な単体フォントを含むデータフォークを表します。エイリアスデータはエイリアスマネージャに渡して解決してもらいます。解決後は、目的のフォントはそのファイルのオフセットのゼロから始まるようになります。
- ユーザビット列を含むワードの最下位バイトが 1
だと、リソース内のプライベートエイリアスデータの後ろにデータフォークファイルへのオフセットが続きます。これは
TrueType
集合ファイルでそのメンバーを特定するために使われます。このように
'afnt' リソースは単一のフォントを表現するものです。
フォント管理ユーティリティを使って、'FOND'
リソースと対応する 'afnt'
リソースをフォントマネージャに見えるようにするだけで、フォントデータをアクティブにすることができます。ファイルのデータそのものはフォントフォルダの外にあってもかまいません。'afnt'
リソースに入れるエイリアスの作成では、「最小限」のエイリアスは使用しないでください。一番よいのは、前述の一時ファイル
(スーツケースを作成した場合はスーツケースファイル)
からの相対エイリアスです。フォントフォルダ以外の場所にデータフォークファイルを置くと、FCB
の節約になります。新しいフォントシステムは必要なときだけデータフォークファイルを開くからです。ネットワークボリューム上のデータフォークファイルの参照は可能ですが、ネットワーク接続が途中で切断されるような場合などリスクもあります。CD-ROM
上のデータフォークファイルもこのような手順で参照することができます。
アップルタイプサービス
Mac OS 8.5 でアップルは、Unicode
テキストのレイアウトと描画をサポートする新しい API、ATSUI
(Apple Text Services for Unicode Imaging)
を導入しました。データフォークフォントの直接サポートはこのソフトウェアの最下位レベルに位置します。ATSUI
は 'FOND'
リソースに依存しないため、フォントデータの即時利用が可能です。もちろん
ATSUI は、'afnt'
でアクティブになったフォントも利用できます。多くの Windows
TrueType フォント、すべての OpenType フォントは Unicode
専用になっているため、ATSUI での利用に適しています。
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