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Technote 1165

Introducing the LaserWriter 8 Driver version 8.6.5


目次

USB のサポート

デスクトップ・プリンタ Utility 1.2

PrintingLib 8.6.5 の拡張

拡張されたフォントサポート

プリントパネルのユーザインタフェースの変更

のテクニカルノートでは、Apple が LaserWriter 8.6.5 とデスクトップ・プリンタ Utility 1.2 (これらは Mac OS 8.6 の一部としてリリースされています) に加えた新機能と変更点の概要について説明します。また、主としてデベロッパ向けに、拡張されたテクノロジとユーザインタフェースのサポートについても説明します。なお、LaserWriter 8.6.5 は、PowerPC マシン上で実行される Mac OS 8.6 でだけサポートされます。


USB のサポート

Mac OS 8.6 のリリースとともに、LaserWriter 8.6.5 とデスクトップ・プリンタ Utility 1.2 では、USB PostScript プリンタをサポートするようになりました。デスクトップ・プリンタ Utility は、USB 通信プロトコルをサポートするデスクトッププリンタを作成できるように修正されています。デフォルトの USB 通信ホースは PrintingLib に統合され、USB Postscript プリンタへの印刷が可能になりました。USBPrintClass ドライバ version 1.2 が必要になります。


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デスクトップ・プリンタ Utility 1.2

自動セットアップ

デスクトップ・プリンタ Utility の拡張について、これまで最も要望が多かったのは自動セットアップ機能の追加でした。デスクトップ・プリンタ Utility 1.2 では、AppleTalk、IrDA、および USB プリンタに、この機能が使えるようになりました。


図 1: AppleTalk プリンタの自動セットアップ



DTPU ホースのサポート

デスクトップ・プリンタ Utility の現在のリリースは、ユーティリティ内でリソースの修正を手動で行うことなく、サードパーティの PostScript デスクトッププリンタを作成された PostScript デスクトッププリンタのリストに追加できるようにように修正されています。Mac OS 8.6 とともに出荷された DTPU 1.2 では、「プリントプラグイン」フォルダ (「機能拡張」フォルダの) 内のプリンタプラグインレジデントに対する「ホースユーザインタフェース」がサポートされています。この新しいインタフェースとその利用方法については、現在執筆中の「Technote 11xx: Writing Plug-ins for Desktop Printer Utility 1.2 and above」を参照してください。


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PrintingLib 8.6.5 の拡張

プリントプラグインの自動ルーティング

PrintingLib 8.6.5 は 'bird' タイプをシステムに登録するようになり、その結果、'bird' タイプのファイルを削除すると、そのファイルは自動的に「機能拡張」フォルダの「プリントプラグイン」フォルダにルーティングされるようになりました。


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拡張されたフォントサポート

データフォークフォント

Mac OS 8.5 では、LaserWriter 8 の初期のバージョンには組み込まれていなかったデータフォークフォントのサポートが Font Manager と Finder に追加されました (詳細については、「Technote 1159: Mac OS 8.5 のデータフォークフォントのサポート」を参照してください)。LaserWriter 8.6.5 では、データフォークフォントの印刷がサポートされました。

保護された 'sfnt' フォント

一部の TrueType フォントには、それが「保護」されていることを示す特殊な「OS/2」テーブルが含まれています。このようなフォントは、ポストプロセシングソフトウェアが適切な方法でそのフォントを保護できるように、特殊なマーキングが施されていることを示します。「OS/2」テーブルを含むフォントを適切にサポートするため、LaserWriter 8.6.5 は、このようなフォントから生成された Type 42 PostScript フォントに特殊なデータを送るようになりました。LaserWriter 8.6.5 でのインプリメンテーションの詳細については、「Technote 1146 LaserWriter 8.6 とフォント」を参照してください。


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プリントパネルのユーザインタフェースの変更

LaserWriter 8.6.5 のプリントダイアログには、出版業界の要望に応えていくつかの新しいパネルが追加されました。

「作業記録処理(Job Log)」パネル


LaserWriter 8.6.5 には、作業の設定の記述および作業で使用されているフォントの概要を含む作業ログの作成を可能にするインタフェースが用意されています。また、ユーザは作業内容のコピー (生成された PostScript のコピー) を保存することもできます。作業内容のコピーと作業ログを作成する機能は、さまざまなプリプレスプリンティングの問題を解決しようとする出版業界の専門家を支援します。

注意:

作業内容のコピーを作成する機能は、セレクタでの作業のセットアップや「印刷」メニューによる自動セットアップの実行などの Finder の操作を含めて、すべてのプリンタの処理に対応したコピーを作成します。作業内容のコピーは、ユーザがこの機能を要求する設定を保存した場合だけ生成されます。


図 2: 「作業記録処理」パネル



作業ログに含まれる情報の詳細については、「Technote 1166 LaserWriter 8.6.5 の作業ログのフォーマット」を参照してください。


「フォント設定」パネル

LaserWriter 8.6.5 のプリントダイアログには「フォント設定」パネルも追加されました。このパネルは、LaserWriter 8 がフォントを処理する方法をカスタマイズしようとするユーザ向けに用意されています。


図 3: 「フォント設定」パネル




「フォント設定」パネルには、次のコントロールが用意されています。

A) 「フォント情報」

  1. フォント・キーに注釈をつける」チェックボックス
    フォントキーを生成するとき、LaserWriter 8.6.5 は、そのキーが表すフォントの QuickDraw 名、ポイントサイズ、およびスタイルを含む注釈を生成します。フォントキーを実際のフォント名に変換する機能は、PostScript ファイルで発生したフォントの問題を解決するときに役立ちます。デフォルトの設定はオフです。

注意:

QuickDraw 名とは、オリジナルの描画に使用されているフォントの名前のことです。たとえば、フォントの置き換えを使用し、Geneva を Helvetica で置き換える場合、フォントキーが表すオリジナルの QuickDraw フォント名は Geneva になります。


B) 「フォント・ダウンロード」

  1. 「優先フォーマット」
    フォントのダウンロードを行うときに優先されるフォントフォーマット (TrueType または Type 1) を指定するラジオボタンです。これまでのドライバの伝統にしたがって、デフォルトでは「Type 1」が選択されています。


それぞれのオプションは次のように動作します。

  • Type 1: LaserWriter 8 がフォントをダウンロードする必要があり、指定されたフォントの Type 1 ディスクファイルが使用可能である場合、TrueType フォントまたは OFA (Open Font Architecture) サポートフォントが存在するかどうかに関係なく、ドライバは Type 1 フォントを使用します。
  • TrueType: まずディスク上にある 'LWFN' フォントを無視します。別のフォーマット (TrueType またはその他の OFA サポートフォーマット) が使用可能で、LaserWriter 8 がフォントをダウンロードする必要がある場合、ドライバはその他の使用可能なフォーマットを使用します。


注意:

この機能がドライバによるプリンタフォントの使い方に影響を与えることはありません。この機能は、フォントをダウンロードする必要があるときに、Type 1 または TrueType フォーマットのどちらかをドライバに選択させるだけです。


  1. 「必要なフォントを常にダウンロードする」チェックボックス
    このチェックボックスをオンにすると、ドライバはプリンタフォントを無視して、必要なフォントを常にダウンロードするようになります。このチェックボックスのデフォルトの設定はオフです。つまり、使用可能な場合はプリンタフォントが使用されます。「ファイルとして保存」パネルでは出力ファイルを保存するときに明示的なフォントの保持がサポートされているため、このチェックボックスの設定がディスクへの保存に影響を与えることはありません。
  2. 「Type 42 フォーマットを作成しない」チェックボックス
    このチェックボックスは、TrueType または OFA サポートフォントをダウンロードするときに、ドライバに Type 1 出力を生成させます。ドライバは、あたかもプリンタが TrueType ラスタライザを持たず、ダウンロードされた TrueType をサポートできないかのようにプリンタを取り扱います。プリンタが Type 42 フォーマットをサポートしていれば、デフォルトの設定でそれが使用されます。


安全な印刷 (Secure Printing)

LaserWriter 8.6.1 のリリースとともに、Apple では、AppleShare IP 6.1 以上のプリントサーバへ出力する際に適用されるセキュリティ印刷を導入しました。このインプリメンテーションにより、印刷ジョブのセットアップとスプールを行うためにユーザ名とパスワード、またはパスワードだけが必要となるように設定された安全な印刷が可能になります。このインプリメンテーションの一部として、プリントダイアログに「セキュリティ」タブが追加されました。

注意:

「セキュリティ」パネルは、安全なプリントキューを使用するプリンタをセットアップしている場合だけ表示されます。


図 4: 「セキュリティ」パネル



「エラー処理」パネル

「エラー処理」パネルは「作業記録処理」パネルに移動しました。詳細については、「作業記録処理」パネルを参照してください。

「用紙エラー処理」パネル

LaserWriter 8.6.5 のプリントダイアログには「用紙エラー処理」パネルが追加されました。このパネルでは、通常使用しているカセットに用紙がなくなったときの対処方法をカスタマイズできます。これらの設定は、もともと「エラー処理」パネルにあったものです。


図 5: 「用紙エラー処理」パネル




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要約

以上のように、LaserWriter 8 ドライバの 8.6.5 リリースには、ユーザおよびデベロッパ向けのさまざまな新機能が追加されました。ぜひ、これらの新機能を使ってみてください。


参考文献



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更新日: 1999 年 5 月 10 日