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システム全体にわたるカラー管理設定の利用
このテクニカルノートで説明する新しい API
とともに使用される「ColorSync
3.0」コントロールパネルは、システム全体にわたるカラー管理設定への一貫したインタフェースを提供します。このインタフェースを利用することで、あらゆるレベルのユーザのカラー管理操作を向上させることができるだけでなく、同時に、ユーザ固有のカラー初期設定を行う独自のインタフェースを作成する時間を節約することもできます。
ColorSync 3.0 が登場するまで、多くのエンドユーザは
ColorSync の存在を認識していないか、ColorSync
の使い方がわからないという状況でした。一方、印刷やデザインの専門家は
ColorSync
を使って基本的なカラー管理に伴う多くの問題を解決していましたが、さらに厳密な管理をマニュアルで制御できればという必要性を感じていました。システム全体にわたる一貫したインタフェースが存在しないため、それぞれのアプリケーションではデバイスプロファイルを選択したり、ユーザの意図を表現するために独自の
UI
を表示する必要がありました。また、スキャンデータやプリントデータにカラープロファイルを割り当てるための一貫したインタフェースも存在しませんでした。
次のセクションで「ColorSync
3.0」コントロールパネルの概要を示します。なお詳細については「ColorSync
3.0 について」(ColorSync 3.0 とともに配布されている)
で説明されています。「ColorSync
3.0」コントロールパネルは、次の機能を含めたカラー管理プロセス全般にわたるより高いレベルの制御機能をユーザに提供します。
- 入力デバイス、表示デバイス、出力デバイス、および校正デバイスに対するデフォルトのプロファイルを設定する。
- RGB、CMYK、グレイ、Lab
など、ドキュメントのカラー空間に対するデフォルトのプロファイルを設定する
(また、プログラムにより XYZ
空間に対するデフォルトのプロファイルを設定することもできる)。
- CMM の初期設定を選択する。
- これらのカラー設定に「ワークフロー」に応じた名前を付けて保存し、必要に応じて、最適なカラー設定に切り替える。
ColorSync
のデフォルトの設定により、初心者ユーザには必要十分なカラー制御機能が提供されます。また、専門家は、特定のデバイスまたはイメージに対するプロファイルの割り当て、設定の保存、作業目的に応じた設定の切り替えを容易に行うことができるようになります。さらに、最新の「ColorSync」コントロールパネルは独立したアプリケーションとしてインプリメントされています。このため、他のアプリケーションから
CMLaunchControlPanel
関数を使って「ColorSync」コントロールパネルを起動することができます。
以下のセクションでは、ColorSync
の新機能へのアクセスに使用できる API
について説明します。
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標準デバイスのプロファイルを対象とする処理
ColorSync 3.0
の導入により、ユーザは「ColorSync」コントロールパネルを使って、入力デバイス、出力デバイス、表示デバイス、および校正デバイスのシステム全体に適用されるプロファイルを独自に設定できるようになりました。次の図は、デバイスプロファイルのデフォルトの設定を示しています。ユーザはこれらの設定を個別に変更することもできますが、新しいワークフロー
(デバイスプロファイル、ドキュメントプロファイル、および CMM
の初期設定を指定します)
に切り替えることで全体として変更することもできます。ワークフローの詳細については、「ColorSync
3.0 について」を参照してください。

図 1 標準デバイスのプロファイル
アプリケーションで CMGetDefaultProfileByUse
関数を使用すると、デバイスプロファイルのユーザ初期設定を取得することができます。また、CMSetDefaultProfileByUse
関数を使って、デバイスプロファイルに値を設定することもできます。これらの関数を呼び出すときは、次の
enum
に含まれるいずれかの定数を使用して、取得または設定するデバイスプロファイルのタイプを指定します。
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