このセクションでは、Currency Converterの識別子、リリースバージョン番号、および著作権情報を指定する方法を示します。
Currency Converterのnameプロパティは、「Xcodeでのプロジェクトの作成」で入力したプロジェクト名、すなわち Currency Converterに設定されています。したがって、このプロパティの値を変更する必要はありません。
application-identifier、build-version-number、release-version-number、copyright-textのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。
「Currency Converter」プロジェクトウインドウの「グループとファイル」リストで、Resourcesグループを選択します。
プロジェクトからInfoPlist.stringsファイルを削除します(このファイルは、本書の対象範囲外である、国際化のために使われるファイルです)。
詳細ビューで、InfoPlist.stringsファイルを選択します。
「編集」>「削除」を選びます。
表示されるダイアログで、「参照を削除」をクリックします。
詳細ビューで、Info.plistファイルをダブルクリックします。編集ウインドウにこのファイルが開きます。
アプリケーション識別子をcom.mycompany.CurrencyConverterに設定します。
ファイル内でCFBundleIdentifierキーを見つけます。
CFBundleIdentifierキーの下のstring要素をcom.mycompany.CurrencyConverterに設定します。
ビルドバージョン番号を100に設定します。
ファイル内でCFBundleVersionキーを見つけます。
対応するstring要素を100に設定します。
リリースバージョン番号を1.0.0に設定します。
Info.plistファイルでCFBundleShortVersionStringキーが定義されていない場合は、これを追加する必要があります。
Info.plistファイル内の最後のキー/値ペアの最後、</dict>タグの直前にカーソルを置きます。
Returnキーを押します。
以下の行を入力します。
<key>CFBundleShortVersionString</key> |
<string>1.0.0</string> |
著作権情報を© 2007, My Companyに設定します。
次のキー/値ペアをInfo.plistファイルに追加します(©という文字は、Option-Gで出力されます)。
<key>NSHumanReadableCopyright</key> |
<string>© 2007, My Company</string> |
Info.plistファイルを保存します。
リスト 7-1に、変更後のCurrency Converterのプロパティリストファイルの内容を示します。ハイライトされている行が、変更または追加された行です。
リスト 7-1 Currency ConverterのInfo.plistファイルでのドメイン、バージョン、著作権情報の指定
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple Computer//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd"> |
<plist version="1.0"> |
<dict> |
<key>CFBundleDevelopmentRegion</key> |
<string>English</string> |
<key>CFBundleExecutable</key> |
<string>${EXECUTABLE_NAME}</string> |
<key>CFBundleIconFile</key> |
<string></string> |
<key>CFBundleIdentifier</key> |
<string>com.mycompany.CurrencyConverter</string> |
<key>CFBundleInfoDictionaryVersion</key> |
<string>6.0</string> |
<key>CFBundleName</key> |
<string>${PRODUCT_NAME}</string> |
<key>CFBundlePackageType</key> |
<string>APPL</string> |
<key>CFBundleSignature</key> |
<string>????</string> |
<key>CFBundleVersion</key> |
<string>100</string> |
<key>NSMainNibFile</key> |
<string>MainMenu</string> |
<key>NSPrincipalClass</key> |
<string>NSApplication</string> |
<key>CFBundleShortVersionString</key> |
<string>1.0.0</string> |
<key>NSHumanReadableCopyright</key> |
<string>© 2007, My Company</string> |
</dict> |
</plist> |
これがアプリケーションにどのように影響するかを見るには、次の手順を実行します。
プロジェクトのクリーニングを実行し、アプリケーションをビルドして実行します。
「Currency Converter」>「About Currency Converter」を選びます。
info.plistファイルに入力した名前、バージョン番号、著作権情報が、ここに正しく表示されているかに注目してください。
注: 著作権情報などの情報が異なる場合は、NSHumanReadableCopyrightの値が、Info.plistファイルに入力したものと異なっていることが考えられます。これは、InfoPlist.strings (English)という別のファイルがある場合に生じます。このファイルはローカリゼーション用に使われ、対象地域に基づいてアプリケーションに異なるプロパティを設定するものです。この場合、英語版のプロジェクトのコンパイル時に、英語のローカリゼーションファイルに設定されたキー値が、Info.plistファイルに設定された値を上書きします。この問題を解決するには、InfoPlist.strings (English)ファイルを削除するか、またはこのファイルを開いて、Info.plistファイルと同じように値を変更します。
Currency Converterを終了します。
アプリケーション識別子がどれだけ役立つかを見るために、「ターミナル」ウインドウで次のコマンドを実行します。
> open -b com.mycompany.CurrencyConverter |
openコマンドは、アプリケーション識別子に基づいて、Currency Converterを探して起動します。またこのコマンドは、アプリケーションバンドルのファイル名も使って、アプリケーションを探して起動します(.appサフィックスは省略可能です)。
図 7-3に示すように、DockでCurrency Converterアイコンを、Controlキーを押しながらクリックするか、クリックしてからそのままマウスを押し、ショートカットメニューから「Finderに表示」を選びます。
図 7-4に示すように、Currency Converterアプリケーションバンドルを表示したウインドウがFinderに開きます。リリースバージョン番号(CFBundleShortVersionString)は、(カラム表示の)プレビューカラムと、アプリケーションバンドルの「情報」ウインドウに表示されます。「About Currency Converter」ウインドウには、アプリケーション名(CFBundleName)、括弧で囲まれたビルドバージョン番号(CFBundleVersion)、リリースバージョン番号、および著作権情報(NSHumanReadableCopyright)が表示されます。
Currency Converterを終了します。
ここまでで、Currency Converterに対してまだ指定されていない必須のアプリケーション識別情報は、アプリケーションのアイコンです。
Last updated: 2008-01-24