Xcodeでコードを記述するときに、自分の好みの「ワークベンチ」ツールセットを使うことができます。これらのツールのいくつかを以下に説明します。
プロジェクトの検索
コード入力補助とコードの補完
統合化された文書表示機能
インデント設定
区切り文字のチェック
Emacsバインディング
「プロジェクトの検索」(Xcodeの「検索」ウインドウから表示)を使うと、プロジェクトのコードとシステムヘッダの両方を識別子で検索できます。「プロジェクトの検索」は、プロジェクトの識別子のすべて(クラス、メソッド、グローバル変数など)をディスクに格納するプロジェクトの索引を使います。
Cベース言語の場合、Xcodeはソースファイルのコンパイル中に自動的に索引情報を収集します。このため、「プロジェクトの検索」を使うためにプロジェクトをビルドして索引を作成する必要がありません。
「コード入力補助」は、プロジェクトファイルに索引を付け、コード内のシンボルと、プロジェクトで結び付けられているフレームワークに簡単にアクセスできるようにします。「コードの補完」は、この索引を使って、何か入力されるたびに一致するシンボルを自動的に推測します。これらの機能は、Xcodeの「環境設定」ウインドウの「コード入力補助」パネルでオンにできます。
「コード入力補助」と「コードの補完」は、Xcodeの高速の索引システムを使用しているため、何かを入力するたびに即座に候補が表示されます。カーソルの後に省略記号(...)が表示された場合は、Xcodeが完全一致を見つけられなかったことを示します。
Xcodeでは、HTMLベースのADC Reference Libraryコンテンツをアプリケーション内に直接表示できます。Xcodeアプリケーション、それ以外のデベロッパツール、Carbon、Cocoa、AppleScript Studioについての参考資料にアクセスでき、さらにはUNIX manページにもアクセスできます。
加えて、コード内で完全にまたは部分的に完成した識別子から、参考情報やヘッダファイルに直接ジャンプすることもできます。ある識別子に関する参考情報を取得するには、それをOption+ダブルクリックします。ヘッダファイル内で識別子の宣言を取得するには、それをCommand+ダブルクリックします。
「デベロッパドキュメント」ウインドウの検索バーには、Cocoaのあらゆるプログラミングインターフェイスの識別子を検索するための簡単で素早い手段も提供されます。
Xcodeの「環境設定」ウインドウの「インデント設定」パネルで、自動的にインデントする文字、1インデント当たりのスペースの数、その他全体に渡るインデントの特徴を設定できます。「表示」メニューには、コードブロックに個別にインデントを設定するコマンドもあります。
任意の括弧(左側でも右側でも)をダブルクリックすると、対応する括弧を見つけられます。括弧内のコードがハイライトされます。同じ方法で、メッセージ式内の角括弧をダブルクリックすると、その括弧で囲まれたコードがハイライトされます。対応する区切り文字がない場合、Xcodeはビープ音を鳴らします。
Xcodeのコードエディタで、最も一般的なEmacsコマンドを使用できます(Emacsはコード記述用としてよく知られているエディタです)。たとえば、ページ単位で進む(Control-v)、単語単位で進む(Meta-f)、単語の削除(Meta-d)、前方の文字の削除(Control-k)、切り取ったテキストを復活させる(Control-y)などのコマンドがあります。
Emacsコマンドによっては、標準のMacintoshキーバインドと一致しないものもあります。Xcodeの「環境設定」ウインドウの「キーバインド」パネルで、コードエディタで使われるキーバインドを変更し、OptionキーやShift-Controlなどの他の「コマンド」キーをEmacsのControlキーやMetaキーに置き換えることができます。キーバインドに関する詳細については、『Text Input Management』の「About Key Bindings」を参照してください。
Last updated: 2008-01-24