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クラスとオブジェクト

オブジェクトは、データとそれを操作するメソッドで構成されています。オブジェクトはクラスのインスタンスです。つまり、そのクラスの特定のインスタンス用に割り当てられたメモリがあることを意味します。オブジェクトの最も重要な特徴は、データをカプセル化することです。オブジェクトのデータに、ほかのオブジェクトや外部コードから直接アクセスすることはできず、当該オブジェクトにメッセージを送信することによって、そのオブジェクトからデータを要請します。この一文は、オブジェクト指向開発の核心部分を示しているため、もう一度読んでください。オブジェクトのデータに、ほかのオブジェクトや外部コードから直接アクセスすることはできず、当該オブジェクトにメッセージを送信することによって、そのオブジェクトからデータを要請します。開発側で必要な作業は、これらのオブジェクト同士がやり取りし、メソッドを通じて情報を共有できるようにすることです。

オブジェクトは、受け渡されたメッセージに対応するメソッドを呼び出し、場合によってはメッセージを送信してきた相手にデータを返します。実際には、オブジェクトのメソッドがカプセル化を実行し、オブジェクトのデータへのアクセスを制限します。オブジェクトのメソッドは、そのインターフェイスでもあり、オブジェクトが外部とやり取りする手段を明確化したものです。

オブジェクトは定義済みの一連のデータとロジックをカプセル化するため、開発者は、プログラム内でオブジェクトに特定の任務を簡単に割り当てることができます。概念的には、オブジェクトは、たとえば「顧客レコード」などの機能単位のようなもので、デザインボード上で自在に移動できます。その後、オブジェクト同士の通信経路をそのインターフェイスに基づいて策定できます。

オブジェクト指向アプリケーションを設計するときには、オブジェクト間の関係を図式化することが役立つ場合があります。本書では、図 1-1に示すように、オブジェクトを図式化しています。


図 1-1  オブジェクト

An object as a jelly donut

データのカプセル化、メッセージ、メソッドなど、オブジェクト指向プログラミング関連の詳細については、『The Objective-C 2.0 Programming Language』を参照してください。



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Last updated: 2008-01-24




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