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クロス開発とは、開発に使用しているものとは異なるバージョンも含め、指定した各種バージョンのMac OS Xにデプロイメントでき、その機能を利用できるソフトウェアの開発が可能な機能のことです。
クロス開発サポートは、Mac OS Xバージョン10.3以降に配布されているXcode Toolsから利用可能になりました。これには、SDK(Software Development Kit)、すなわち、以前のバージョンのMac OS Xに含まれていた、ヘッダファイルとスタブライブラリ一式がすべて含まれています。クロス開発機能を使用するには、ビルドに使用するMac OS Xのバージョン(またはSDK)を指定します。SDKを選ぶと、ソフトウェアはそのバージョンのオペレーティングシステムでビルドしているのとまったく同じようにビルドされます。ソフトウェアを実行する予定の、最も古いMac OS Xシステムのバージョンを指定することもできます。
Important: Xcodeのクロス開発機能を使用するには、Xcode開発ツールのインストール時に、使用する予定のすべてのクロス開発SDKをインストールする必要があります。インストール時に、インストールディスクを選択した後、「カスタマイズ」ボタンをクリックして「Cross-Development」チェックボックスを選択します。
Mac OS X 10.1のSDKは、現在はもうXcode Toolsには含まれていません。Mac OS Xバージョン10.1.5向けに開発する場合は、 ADC Member Siteの「Downloads」セクションから入手可能な、Xcode Legacy Toolsパッケージの一部として、このSDKパッケージを入手できます。GCC 2.95.2とMac OS X 10.1.5 SDKの両方をインストールする必要があります。
クロス開発機能は、次のようにいくつかの方法で利用できます。
オペレーティングシステムの特定のバージョン向けに最適化し、以降のバージョンとの上位互換性は持たせるけれども、そのバージョンに固有の上位の機能は利用しないターゲットをビルドする。
一定範囲のオペレーティングシステムのバージョン向けにターゲットをビルドし、古いバージョンでも起動できるようにしながら、新しいバージョンの機能を利用できるようにする。これにより、新しいシステムバージョンにアップグレードした顧客には新しい価値を提供しながら、アップグレードしていない顧客のシステムでも実行するソフトウェアを提供できます。
異なるシステムバージョン向けに、(たとえば、バンドルやフレームワークの)個別のサブプロジェクトを持つプロジェクトを1つ用意し、オペレーティングシステムのバージョンや特定の機能の有無をコードのあちらこちらで確認しなくても、ソフトウェアの中でプラットフォーム固有のコードを読み込み、実行できるようにする。
Mac OS X v10.4以降において、GCC 4.0を使ってクロス開発サポートをmakefileベースのプロジェクトに追加する。
開発に関して考えられる問題については、“「制限事項」”を参照してください。
このドキュメントは次の章で構成されています。
“「クロス開発機能の仕組み」”では、この機能がXcodeでどのようにサポートされているかを説明するほか、直面する可能性のあるいくつかの制限事項を取り上げます。
“「クロス開発機能の使用」”では、プロジェクトの中でクロス開発をセットアップする方法と、未定義の関数を扱う方法を示します。
“「クロス開発とUniversal Binary」”では、クロス開発機能を使ってインテルベースのMacintoshコンピュータ用のMac OS X v10.4向けにビルドしながら、PowerPCベースのMacintoshコンピュータ用の以前のバージョンのMac OS Xもサポートする方法を解説します。
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Last updated: 2005-11-09
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