iOS 18に向けた準備

コントロール、ウィジェット、ライブアクティビティを使用して、iOS上で快適に動作しシステム全体においてより多くの箇所に表示される、高度にカスタマイズされたアプリを作成できます。Apple Intelligenceの導入により、優れたパフォーマンスとプライバシー機能を兼ね備えたパーソナルインテリジェンスアプリ取り入れ、新しい機能を提供することができます。

Apple Intelligence

Apple Intelligenceは、iPhone、iPad、Macの中核にパワフルな生成モデルをもたらすパーソナルインテリジェンスシステムです。ユーザーのコミュニケーションや仕事、自己表現に役立つ、驚くような新機能を備えています。

Writing Tools(作文ツール)はシステム全体に組み込まれており、文章の書き直し、校正、要約に利用することができます。Image Playground APIにより、遊び心のある楽しい画像をアプリ内で手軽に作成できるようになります。Genmojiを使用すると、さまざまなシーンにぴったりな絵文字を作成し、新しい方法でコミュニケーションを楽しむことができます。さらに、Siriがアプリに表示されるテキストにアクセスしたり、App Intentによってアプリ内や複数のアプリの間で何百もの新しいアクションを実行したりできるようになります。

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App Intent

Apple Intelligenceが提供する新しいオーケストレーション機能とApp Intentの大幅な機能強化により、Siriがアプリ内およびアプリ間で何百もの新しいアクションを実行できるようになります。Transferable API、File Representations、Item Providers、Spotlightのインデックス機能などを使用して、プラットフォームにおけるエンティティの有用性を高めることができます。また、SiriやSpotlightにパワフルな機能を追加できるほか、エラー処理、遅延プロパティ、関連づけされた列挙型のための新しいAPIも利用できます。

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コントロール

コントロールセンターとロック画面の新しいコントロールを使って、アプリで頻繁に行うタスクをより迅速かつ簡単に実行できるようになりました。コントロールを活用すれば、設定の切り替え、アクションの実行、特定の体験へのディープリンクの作成が可能になります。しかもコントロールは、ほんの数行のコードと新しいControls APIだけで作成できます。

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機械学習

Core ML

Core MLの機能がアップデートされ、デバイス上でより高速かつ効率的に、機械学習およびAIの高度な生成モデルを最適化して実行できるようになりました。Core ML Toolsは、よりきめ細かい構成可能なWeight Compression技術を備え、大規模言語モデルや拡散モデルをAppleシリコンに導入するのに役立ちます。モデルに複数の関数を保持し、状態を効率的に管理できるようになったことで、大規模言語モデルやアダプタのより柔軟かつ効率的な実行が可能になりました。また、Core MLフレームワークには、多次元配列に対する演算を表現するための効率的かつシンプルで、馴染みのあるAPIを提供する新しいMLTensor型が追加されています。さらに、XcodeのCore MLパフォーマンスレポートがアップデートされており、モデルの各演算のサポート状況や推定コストについて、より詳しい情報が得られます。

Create ML

初めての空間コンピューティングテンプレートであるオブジェクトトラッキングは、visionOSアプリで現実世界のオブジェクトをトラッキングできるようにデザインされています。Create MLアプリの新しいデータプレビュー機能やCreate ML Componentsの新しいSwift APIsを使用して、カスタマイズされたモデルトレーニングワークフローを強化しましょう。これらのAPIを使用すると、時系列モデルをアプリ内で直接作成できます。

機械学習API

新しいTranslationフレームワークでは、アプリ内で様々な言語にテキストを翻訳できます。Vision Framework APIが刷新され、最新のSwift機能を利用できるようになりました。画像の審美的評価と全身のポーズという2つの新しい機能にも対応しています。また、Natural Languageフレームワークでは言語サポートが拡張され、多言語のコンテキストに応じた埋め込みが可能になりました。

RealityKit 4

RealityKit 4は、iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proに対応した豊富な機能セットを備えています。Apple Vision Proとともにリリースされた新しいツールであるReality Composer Proを使うと、これらすべてのプラットフォームで空間アプリを開発することができます。

MaterialXで構築されたポータル、パーティクル、シェーダ、その他多数の機能が、4つすべてのプラットフォームにおいてRealityViewで使用できるようになりました。これには、マテリアル、シェーダベースのホバーエフェクト、バーチャルライティングを追加するためのAPIに加え、ブレンドシェイプ、インバースキネマティクス、スケルトンポーズ、アニメーションタイムラインなど、キャラクターのアニメーション機能を拡張する新機能が含まれます。

RealityKit 4では、ローレベルのメッシュとテクスチャ向けの新しいAPIを使用し、Metalコンピュートシェーダと連携することで、レンダリングへのより直接的なアクセスも可能になります。また、Xcodeビューのデバッグで3Dシーンコンテンツの検査がサポートされるようになり、RealityKitコンテンツの検査とデバッグがこれまで以上に簡単になりました。

ホーム画面

アプリのアイコンとウィジェットを、ライト、ダーク、色合いで表示することができます。また、アイコンのレンダリング方法にかかわらず、それぞれのバージョンをカスタマイズすることで、一貫して素晴らしい見た目を保つことができます。

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パスキー

パスワードの代替であるパスキーは、より安全で使いやすく、フィッシングされる心配がありません。サインインの迅速化、パスワードリセットの回数の減少、サポートコストの削減といったメリットをもたらします。新しい自動パスキーアップグレードAPIを使って、アプリ利用のフローを中断することなく、ユーザーがアプリにサインインした際にパスキーを作成したり、パスキーが保存されたことを通知したりすることができます。

App StoreとStoreKit

App Storeで注目のアプリとして選ばれたり、個別のマーケティングアセットを使用して、バージョンリリースなどのエキサイティングな瞬間を共有したり、カスタムプロダクトページからアプリ内の特定のコンテンツにディープリンクする方法をご紹介します。StoreKitビューが強化され、マーチャンダイジング体験を構築する際、より柔軟にカスタマイズできるようになりました。XcodeおよびApple Sandbox環境でのStoreKitテストに関する機能が強化され、より多くの購入シナリオをテストできるようになりました。以前のサブスクリプション登録者に再登録を促すための新しい方法である、ウィンバックオファーも利用できます。

ウォレットとApple Pay

ウォレットのパスを効果的にデザインすることで、イベントチケットの管理がもっと便利になります。また、サードパーティのブラウザを使用している多くのユーザーにも優れたApple Pay体験を提供できるほか、新しいAPIを利用して、より多くの購入フローにApple Payを導入できます。

Xcode 16ベータ版の利用を開始

Xcode 16とiOS 18 SDKを使用して、iOSの最新機能をアプリに組み込むことができます。

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