com.apple.developer.group-session(英語)
概要
Group Activitiesフレームワークを利用すると、AppのコンテンツをSharePlayで利用できるようになり、ユーザー全員がつながって一緒に時間を過ごすことができます。たとえばビデオストリーミングAppなら、参加者がそれぞれの個人用デバイスから同時に視聴できる映画鑑賞会などの開催・参加機能を提供できます。再生はAppによって各デバイス上で処理されますが、Group Activitiesフレームワークがその再生を同期し、デバイス間の通信を容易にします。
このフレームワークでは、FaceTimeのインフラストラクチャを利用してAppのアクティビティを同期し、他のユーザーをアクティビティに招待できます。AppのUIに共有可能なアクティビティが含まれている場合は、それらのアクティビティを表すオブジェクトでGroup
(英語)プロトコルに準拠します。グループアクティビティの開始時に、Group
(英語)オブジェクトを使って、参加している他のデバイスとAppの動作を同期します。
注意
Group Activitiesフレームワークでは、Group
(英語)オブジェクトがデバイス間で同期するすべてのセッションデータに対してエンドツーエンド暗号化が用いられます。Appleは、このデータの復号鍵を保持していません。Group Activitiesフレームワークの利用においては、Appが共有するコンテンツや、Appでのメディアコンテンツの再生に関する情報(コンテンツ内でユーザーがセッションを開始、一時停止、スキップした場所など)がAppleに送信されることはありません。Group Activitiesセッションを処理しているAppleのサーバーはAppのIDを認識しません。Appleは、問題のトラブルシューティングを行うため、sysdiagnoseの取得やデバッグプロファイルのインストール(英語)などを少数のユーザーに依頼する場合があります。これに伴い、Appで共有されたコンテンツに関する情報の一部をAppleが収集する場合があります。