サインインを簡単に。
アプリやWebサイトを使い始めるユーザーに、迅速かつ安全で、プライバシーにも配慮したアカウントの設定方法を提供しましょう。
アプリやWebサイトを使い始めるユーザーに、迅速かつ安全で、プライバシーにも配慮したアカウントの設定方法を提供しましょう。
「Appleでサインイン」を利用することで、デベロッパのシステムに、名前、認証済みのメールアドレス、一意の永続的なIDを使用してユーザーアカウントを設定することが可能となり、ユーザーがApple Accountでアプリにサインインできるようになります。「Appleでサインイン」は、iOS、macOS、tvOS、watchOSに加えて、Webサイトや他のプラットフォームで実行されるバージョンのアプリに実装することができます。アカウントを設定したユーザーは、そのアプリが提供されているところであればどこからでもサインインできます。
「Appleでサインイン」を利用すると、次のことを簡単に行えます。
「Appleでサインイン」に対応するアプリやWebサイトのプランニングやデザインを行う際は、以下のガイドラインに準拠してください。
「Appleでサインイン」を実装するには、事前にApple Developerアカウントの「Certificates, Identifiers & Profiles(証明書、ID、プロファイル)」でIDと鍵を設定する必要があります。組織の場合は、「Appleでサインイン」が有効になっている各サービスIDに対して、最大100個のWebサイトのURLを登録できます。個人の場合は最大10個です。
Appleのプライベートメールリレーサービスは、プライバシーを重視するユーザーがアカウントを設定する際、個人用メールアドレスのプライバシーを保つために利用します。こうしたユーザーにリレーサービス経由でEメールを送信するには、デベロッパはアウトバウンドメールドメイン、サブドメイン、またはメールアドレスを登録する必要があります。登録プロセスでは、Sender Policy Frameworkのレコード検証情報が提供され、Webサイトサーバのファイル検証を行う必要はありません。組織の場合は、最大100個のメールドメインを登録できます。個人の場合は、最大32個のメールドメインを登録できます。
お使いのアカウントで、Appleのプライベートメールリレーサービスを使用したEメールの送信エラーが検出された場合、Account Holder(アカウントホルダー)およびAdmin(管理者)に定期的に通知メールが配信されます。Account HolderおよびAdminは、「Certificates, Identifiers & Profiles(証明書、ID、プロファイル)」の「More(その他)」セクションで通知Eメールの配信を停止することができます。
ユーザーがアカウントを設定してiOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS向けのアプリにサインインできるようにするには、AuthenticationServicesフレームワークを使用します。
新しいUnity Asset Storeパッケージを使用すれば、Unityで構築されたゲームやアプリに簡単に「Appleでサインイン」を組み込むことができます。
ユーザーがアカウントを設定してWebサイトや他のプラットフォームのアプリにサインインできるようにするには、Sign in with Apple JSを使用します。
アプリに提示される認証コードを検証し、ユーザーのステータスをAppleのサーバで直接チェックするには、Sign in with Apple APIを使用します。
Roster APIを使用すると、Apple School Managerのユーザー情報やクラス情報にアクセスできます。
アプリをテストするには、最新バージョンのXcodeを使用し、デバイスをiOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOSの最新バージョンにアップデートしてください。Webサイトをテストするには、そのWebサイトを、App Storeで入手可能かつ「Appleでサインイン」に対応済みのアプリと関連付ける必要があります。