子ども向けのアプリを開発する

ゲーム、インタラクティブな要素のある物語、教材など、子どもが学んで成長したり、楽しんだりするためのアプリを提供しましょう。安全で保護者の信頼を得られる子ども向けのアプリを開発する方法についてご確認ください。

「子ども向け」カテゴリ

App Storeの「子ども向け」カテゴリでは、11歳以下の子どもを対象としたアプリをiPhone、iPod touch、iPadで簡単に見つけることができます。そうしたアプリには、主な対象ユーザーの年齢に基づき、3つの年齢層(5歳以下、6〜8歳、9〜11歳)のいずれかを指定します。さらに、ユーザーの安全性を確保するため、特定のガイドラインに準拠することが求められます。

「子ども向け」カテゴリを訪れる保護者は、対象年齢に適したコンテンツと子どものデータを保護するアプリのみが提供されていることを求めています。また、アプリ外にリンクする、承認を求める、課金要素を表示するといった場合にペアレンタルゲートを必要とするアプリを望んでいます。このカテゴリのアプリでは、個人を特定できる情報またはデバイス情報を第三者に送信することはできません。これは、アプリ内の特定のセクションが保護者やその他の大人を対象としたものであっても同様です。さらに、広告を表示する場合は、それが対象年齢に適しているかどうかについて、人による審査を実施する必要もあります。

詳細についてApp Reviewガイドラインを参照し、子どものプライバシーに関連する法律および規制を慎重に確認してください。

App Reviewガイドライン1.3を確認する

App Reviewガイドライン5.1.4を確認する

ペアレンタルゲート

ペアレンタルゲートの仕組みは、大人が行うレベルのタスクを画面に表示し、それを完了しないと操作を続けられないようにするというものです。App Reviewガイドラインでは、保護者に無断で子どもが売買に関与したり、アプリ外へのWebサイト、ソーシャルネットワーク、その他のアプリにアクセスしたりすることを防ぐため、「子ども向け」カテゴリのアプリにはペアレンタルゲートを設定することが求められています。効果的な方法の1つは、ゲートに毎回表示される問題と答えの組み合わせをランダム化することで、子どもが対応方法を記憶できないようにすることです。参考となる例が以下に紹介されています。「子ども向け」カテゴリのアプリのペアレンタルゲートと、子どもの個人データの収集に対する保護者の同意は、通常同じではないことにご注意ください。

簡単な手順を表示する

ペアレンタルゲートの一例として、特定のタスクや一連の操作を大人に行ってもらうよう促す簡単な手順を表示するという方法があります。売買が関係する操作を行おうとした場合や、アプリ外へのリンクをタップした場合にこれを表示します。

簡単な手順を音声で伝える

読み書きを学ぶ前の子どもを対象にしたアプリでは、保護者による操作が必要であることを子どもに音声で伝えるという方法を使うこともできます。

問題と回答

ユーザーに問題を出し、正解しなければ操作を続けられないようにすることもできます。問題の内容をアプリの対象年齢に適したものにするか、保護者がカスタマイズできるようにすることで、子どもが簡単には答えられないようにします。

一括配信

App Storeで公開されるアプリはすべて、Apple School Managerでも自動的に同じ価格で一括購入できるようになります。教育機関はそちらからアプリをダウンロードし、一括配信することができます。または、アプリを20本以上まとめて購入する教育機関に対して、表示価格の50%でアプリを提供することができます。

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