App内課金

App内課金を使うと、プレミアムコンテンツ、デジタル商品、サブスクリプションなどの追加コンテンツや追加機能を、App内で直接ユーザーに提供できます。また、App Store上で直接App内課金をプロモーションしたり提供したりすることも可能です。

概要

App内課金を使うと、サブスクリプション、新機能、サービスなど、さまざまなコンテンツを販売することができます。App内課金には4つのタイプがあり、ユーザーはiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSで利用することができます。

消耗型

ユーザーは、Appでの進捗を楽しむために、さまざまな種類の消耗型アイテム(ゲームで使用するライフや宝石など)を購入できます。消耗型のApp内課金は一度使うとなくなり、再度購入することが可能です。

非消耗型

ユーザーは、非消耗型のプレミアム機能をApp内で購入することができます。非消耗型のコンテンツは、一度の購入だけで無制限に使用できます(写真Appの追加フィルタなど)。Appleでは、非消耗型のApp内課金に関連付けられたコンテンツをホストすることができます。

自動更新サブスクリプション

ユーザーは、月間サービスのクラウドストレージや週刊雑誌のサブスクリプションなど、サービスや定期的にアップデートされるコンテンツを購入することができます。自動更新サブスクリプションでは、ユーザーがキャンセルするまで定期的に課金が行われます。

サブスクリプションについてさらに詳しく

非自動更新サブスクリプション

ユーザーは、ストリーミングコンテンツのシーズンパスなど、期間限定のサービスやコンテンツを購入することができます。このタイプのサブスクリプションは自動的に更新されないため、ユーザー自身が毎回更新する必要があります。

強力な顧客認証トランザクションの準備

欧州連合の強力な顧客認証(SCA)要件の導入に伴い、欧州経済領域(EEA)のユーザーのオンラインでの購入方法に影響が及ぶ可能性があります。App Storeは、強力な顧客認証に対応します。購入を正しく処理できるよう、AppにStoreKitが実装されていることを確認してください。

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watchOS App

App内課金を直接watchOS Appから提供できるようになりました。ユーザーはWatchからプレミアムコンテンツに直接アクセスすることができます。Xcode 11.4watchOS 6.2を使って今すぐ始めましょう。

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フリーミアムのビジネスモデル

App内課金は、フリーミアムビジネスモデルでよく使用されています。各種カテゴリのデベロッパが、このモデルをどのようにAppに適用しているかをご紹介します。

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準備

App内課金の提供を開始するには、有料App契約に署名し、税金および銀行口座に関する情報を設定する必要があります。

App Store Connectヘルプ:契約/税金/口座情報の概要

Xcodeの設定

Xcodeを使って、AppのApp内課金サービスを実装します。

Xcodeヘルプ:ターゲットに機能を追加する(英語)

App Store ConnectでのApp内課金の作成

App Store Connectで、App内課金の設定や、詳細情報(名前、価格、App内課金の機能の説明など)の入力を行います。また、XMLを使ってApp内課金の作成や管理を行うこともできます。

App Store Connectヘルプ:App内課金の作成
ファミリー共有 New

非消耗型のApp内課金または自動更新サブスクリプションを提供するAppでは、App Store Connectでファミリー共有を有効にして、ユーザーが最大5人のファミリーメンバーとアクセスを共有できるようにすることが可能です。スムーズで便利なユーザー体験を提供するファミリー共有は、サブスクリプション利用者の獲得、有料サブスクリプションの促進、ユーザーエンゲージメントやリテンションの向上に役立ちます。

App内課金のファミリー共有を有効にする

設計と実装

App内課金体験を設計する

App内課金のユーザーインターフェイスは、Appのその他の要素と調和したものとし、製品を魅力的に紹介するものとしてください。

「Human Interface Guidelines」を見る(英語)

App内課金を実装する

StoreKitフレームワークを使えば、AppにApp内課金を実装し、コンテンツやサービスの購入処理を安全に行うことができます。「実装におけるチェックリスト」に記載された手順を確実に実行してください。

StoreKit APIに関するドキュメントを見る

レシートを検証する

レシートには、販売に関する重要な情報が記録されます。コンテンツの保護や不正購入の防止のために、レシート検証コードの導入を検討してください。

App Storeレシート(英語) App Storeサーバ通知(英語) レシート検証方法の選択(英語) App Storeを使用したレシートの検証

返金の管理

App Storeのサーバ通知はすべてのタイプのApp内課金に対する返金通知を含みます。この情報を用いて、状況に応じたアクションを取ることができます。例えば、ユーザーのゲーム内での通貨の残高を調整したり、App内課金を通じて提供されたコンテンツへのアクセスを制限したりすることができます。アクションを取る場合、ユーザーに変更内容を知らせ、ユーザーによる対応が必要な場合はその旨を伝えるようにしましょう。

自動更新サブスクリプションを提供している場合、App Storeサーバ通知とレシート検証を用いてサブスクリプション利用者のステータスを把握しましょう。詳しくは、「レシートを使用してサブスクリプション利用者を維持する」をご覧ください。

サーバ間通知を有効にする(英語) 返金通知の処理

テスト

トランザクションのテスト

Apple Sandboxのテスト環境またはXcodeを使用して、App内課金をテストしてください。

App Store Connectヘルプ:Sandboxテスターアカウントの作成 App内課金トランザクションのテスト(英語) XcodeでのApp内課金のテスト(英語)

ユーザー体験全体のテスト

TestFlightを使えば、App StoreでAppを公開する前に、App本体やApp内課金に対するフィードバックをより広く収集することができます。App Store Connectでチーム内のユーザーを招待できるほか、パブリックリンクまたはメールアドレスを使って外部のテストユーザーを最大10,000人まで招待できます。ベータ版テストの期間中は、すべてのApp内課金を無料でテストできます。なお、テスト期間中に入手したApp内課金アイテムは、テスト期間の終了後は無効となります。

TestFlightについてさらに詳しく

公開プロセス

App内課金を審査に提出する

テストが完了したら、「App Reviewガイドライン」および「実装におけるチェックリスト」に準拠していることを確認し、App Store Connectを通して審査に提出します。

App Store Reviewガイドライン App Store Connectヘルプ:App内課金の提出

App Store上でApp内課金をプロモーションする

以前はApp内課金の表示はApp内に限定されていましたが、プロダクトページ上でも同時に最大20個のApp内課金をプロモーションできるようになりました。ユーザーはApp Storeで直接App内課金を閲覧でき、App本体をダウンロードする前にApp内課金を購入することもできます。

App内課金のプロモーション

プロモーションコードを配布する

報道関係者やインフルエンサーがAppのApp内課金をいち早く利用できるようにするためのプロモーションコードを、App Store Connectで発行することができます。プロモーションコードはApp内課金アイテム1つにつき100個まで、App1つにつき最大1,000個まで発行可能です。

App Store Connectヘルプ:プロモーションコードの概要
地域別の価格

自動更新サブスクリプションを実装したAppでは、地域別の価格を提供できます。利用可能な全通貨で200のプライスポイントと価格帯から選択でき、各地域に適切な価格を提供できます。

サブスクリプションの提供について詳しく

ユーザーの支払い方法

App Storeが支払いを処理するため、コンテンツを簡単に世界中のユーザーに届けることができます。ユーザーは、クレジットカード、デビットカード、キャリア決済、Apple Payなどの支払いサービス、またはApple IDの残高(ギフトカードまたは入金によるもの)を使用して、AppやApp内課金の支払いができます。

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