チャレンジ:ピクセルパーフェクトなデザイン

みなさんのパーフェクトなピクセルデザインスキルを披露する準備はできていますか?グリッドの制約の中で、カラーは黒と白のみを使用して、ピクセルレベルでのAppアイコンのデザインにチャレンジしましょう。現在では、私たちがアイコンをデザインする場合、何百万ものピクセルや色を自由に使える、高解像度のHDRスクリーンに向けて作品を制作しています。ただし、少しレトロな制約の中での作業も楽しいものです。ピクセルグリッドを使うことで、みなさんのデザインのエッセンスを抽出して、どんなサイズでも明瞭に認識できるアイコンの作成を目指すことができます。

「48×48ピクセルのグリッドと黒と白のカラーのみという制約の中でAppアイコンをデザインすることにチャレンジしましょう」

Macにおいて、ピクセルアイコンは豊かな歴史を刻んできました。MacPaintは、1984年に初代Macintoshに組み込まれてリリースされたラスターグラフィックエディタで、そのアイコンは遊び心があり、シンプルで、世界中の誰もが理解できるものでした。ペイントブラシ、投げ縄、ハンドツールなど、現代のドローイングツールやデザインツールを代表するアイコンの多くは、Macのオリジナルデザイナーの一人であるSusan KareがMacPaintのために制作したものです。

「MacデザイナーのSusan Kareが最初に作成したMacPaint、MacDraw、MacWrite用のAppアイコン」

Kareは、初代Macのディスプレイがモノクロであるという制限を意識して、グリッド線を書いたノートに1ピクセルずつ配置しながらアイコンをデザインしました。現在ではそのようなハードウェアの制限はありませんが、同様のデザイン原則に基づくことで、楽しく、面白く、視覚的に美しいアイコンを作ることができます。

課題を始める

48×48ピクセル、32×32ピクセル、16×16ピクセルのキャンバスに、黒と白のみのカラーでピクセルレベルのAppアイコンを制作していただきます。作成するデザインのサイズは、全種、2種、1種のみを選択できます。アイコンの描画には、紙を使用しても、お気に入りのソフトを使用しても構いません。また、ピクセルグリッドをダウンロードすることもできます。

Download a pixel grid for the challenge

  • キャンバスに描き始める前に、自分の目標を設定してみましょう。まったく新しいAppアイコンをデザインしますか?それとも既存のデザインを再現しますか?
  • 目標が決まったら、Appのエッセンスを表す1つの要素を探り、その要素をシンプルかつユニークな形で表現しましょう。例えば、メールAppのアイコンには、誰もが郵便を連想する「封筒」が使われています。
  • 詳細の追加は慎重に行いましょう。内容や形状が複雑になりすぎると、細部が判別しづらくなることがあります。48×48ピクセルサイズでは、より繊細かつ豊かな表現を細部にわたり追加することができますが、3つのサイズのアイコンは全体的な外観が一致する必要があります。

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