Interface Builder — 高速化

Interface Builderのデザインキャンバスが包括的に再設計され、作業をより迅速かつ緻密に行えるようになりました。任意のAppleデバイス上でアプリケーションがどのように表示されるかをライブプレビューでありのまま確認できます。表示を確認するデバイスは簡単に切り替えることができます。ユーザーに表示されるものと同じインターフェイスを常に表示しつつ、Size Classに合わせてUIをカスタマイズできます。パンやズームも驚くほど高速に機能します。ストーリーボードを上空から見るように最も縮小した状態にしてもインターフェイスの編集が可能です。

Editor Extension

ソースエディタの新しいXcode extensionでは、コーディング環境をカスタマイズできるようになりました。extensionを使用して、エディタのテキスト内での移動や、コードの選択、変更、変換を実行できます。お好みのextensionをキーボードショートカットに関連付けると、よく発生する書式変更作業を簡単に行えるようになります。Xcodeに用意されている新しいテンプレートを使用すると、簡単にEditor extensionを作成してMac App Storeで配布できます。また、Developer IDでextensionに署名してオンラインで共有することもできます。extensionは別個のプロセスで実行されるため、Xcodeは安全かつ安定した状態で動作します。

新しいXcode 8のエディタには、以下の優れた新機能も組み込まれています。

  • San Francisco Monoフォントと新しいテーマ
  • 自動生成のクイックヘルプ
  • 現在行のハイライト
  • Swiftコードにおける画像と色のリテラル
  • 画像のコード補完

Swift 3

Swift 3は、Swift.orgのデベロッパコミュニティにおいて、完全にオープンな環境で開発された革新的なプログラミング言語の最初のメジャーリリースです。Swiftコードをより自然なものにするために新たに公開されたAPI命名規則ガイドラインに基づいて、コアとなるAPIの命名規約が統一されました。Core GraphicsやGrand Central Dispatchといったよく使われるシステムAPIは表現がより豊かになり、Swiftといっそう調和するようになりました。Swift 3は、iPad用のSwift Playgroundsアプリケーションでもお試しいただけます。

ランタイムエラー

アプリケーションの実行時にXcodeで自動的に検出された問題が報告される新機能です。これにより、従来はアプリケーションがユーザーの手元に届くまで発覚しなかったであろう、発見が困難なバグを探し出すことができます。新しいThread Sanitizerでは、データの変更時における競合の発生や、スレッド関連のその他のバグが検出されます。新しくなったView Debuggerでは、UIの制約に関する問題をこれまで以上に高い信頼性と視覚的な正確性を持って検査できます。さらに、新しいMemory Debuggerではメモリリークについて警告が表示され、原因を突き止めることができます。

署名が簡単でパワフルに

デバイスの設定とコード署名が非常にシンプルになりました。とはいえ、必要な場合はさらに調整することが可能です。自動管理による新しいコード署名機能では、署名とプロビジョニングが必要なすべてのアセットが生成され、接続されたAppleデバイス上でアプリケーションが実行されます。チームを選択するだけで、Xcodeがすべてやってくれます。プロビジョニングプロファイルを手動で選択し、各ビルド構成の署名プロセスを設定することもできます。問題が発生した場合は、改良されたエラーメッセージやログをReport Navigatorで確認できます。さらに、複数のMacをお持ちの場合は、各Macに固有の開発用証明書がXcodeによって自動的に生成されます。

Appleデバイス上でのアプリケーションの開発と実行は、Xcodeの環境設定にApple IDを入力するのと同じくらい簡単です。Apple Developer Programのメンバーシップは不要です。