SharePlayチームとのQ&A

SharePlayは、アプリで優れた共有体験を提供することを目的とした機能です。アプリでSharePlayを利用すると、iPhone、iPad、Mac、Apple TV、Apple Vision Proの間で、メディア再生、3Dモデルや共同作業ツールの利用など、あらゆる体験を同期してリアルタイムで人々とつながることができます。優れたSharePlay体験の実現、空間ペルソナ、魔法のような「衝撃波」エフェクトなどについての最新情報を、SharePlayチームに伺いました。

SharePlay体験の開始方法を教えてください。

FaceTime通話を開始し、SharePlay対応アプリを起動すれば、誰でもグループアクティビティを始めることができます。グループアクティビティが開始されると、通知がすべての参加者の画面に表示されます。この通知から参加者はグループアクティビティに参加でき、好きな時にアクティビティに入退場できます。グループアクティビティは、アプリの共有シートからも開始できるほか、アプリにSharePlayボタンを追加してそこから開始することもできます。

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SharePlayを使用してメディア再生の同期を維持するにはどうすればよいですか?

SharePlayは、AVKitを使用した同時メディア再生に対応しています。システムコーディネーターを使って、複数の参加者のプレーヤーを自分のプレーヤーに同期させる(英語)ことができます。広告が表示されるアプリの場合、再生と広告による中断の両方を同期(英語)できます。SharePlayでは、参加者がほぼリアルタイムでコミュニケーションできるGroupSessionMessenger APIも利用できます。

SharePlayと「あなたと共有」はどう違いますか?これらの機能は連携しますか?

SharePlayでは、ユーザーが充実した体験を互いに共有できます。「あなたと共有」では、ほかの人がメッセージで共有してくれたアプリのコンテンツを、自分のアプリで表示できるようになります。例えば、アプリの面白いミーム動画がグループチャットで話題になっている時に、「あなたと共有」(英語)を利用すると、アプリ内の話題のコンテンツをハイライト表示できます。また、自分のアプリがSharePlayに対応している場合は、その関連コンテンツを一緒に視聴するためのオプションとして表示できます。

これとは別に、「あなたと共有」では、メッセージやFaceTime経由で共有される永続的なコンテンツ(ドキュメントなど)で共同作業を開始(英語)することもできます。そのような共同作業のコンテンツでSharePlayを利用することもできますが、その場合、共同作業が永続的なものであるのに対し、SharePlayでの体験は一時的なものであることを考慮する必要があります。例えば、ドキュメントがプレゼンテーションの場合、「あなたと共有」を利用して編集作業者をスペースに招待し、SharePlayを使ってインタラクティブなプレゼンテーションモードを起動することができます。このような体験は、画面共有だけでは不可能です。

ほかの人とコンテンツを共有する最も簡単な方法は何ですか?

現在のビューの画面上に共有可能なコンテンツがあることがアプリからシステムに通知されると、ユーザーが互いのデバイスを近接させることでそのコンテンツをシームレスに共有できます。これは、共有を行うと短い「衝撃波」アニメーションが表示されるNameDropと似ています。この方法は、ドキュメントの共有、SharePlayの開始、共同作業の開始といった様々なアクションに対応しています。またこの方法で、コンテンツをシステムの共有シートに接続して、共有可能なコンテンツをvisionOSの共有メニューに表示することもできます。

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iPhoneのユーザーが、Apple Vision ProのユーザーとのSharePlayセッションに参加することはできますか?

はい。SharePlayは、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、visionOSに対応しています。つまり、複数のユーザーがApple TV+で一緒に番組を視聴し、様々なプラットフォーム間で再生の同期を維持することができます。同様の再生をアプリで行う方法については、Group ActivitiesによるSafariでのメディア再生連携(英語)を視聴してください。複数のプラットフォームでアプリのビジュアルの一貫性を維持する方法については、GroupSessionMessengerとDrawTogether(英語)のサンプルプロジェクトを参照してください。SharePlayは同期を維持する機能を提供しますが、UIについてはデベロッパ次第であることを忘れないでください。

visionOSにおいて、SharePlayで空間ペルソナを導入するにはどうすればよいですか?

アプリにGroup Activitiesを追加すると、ユーザーはウインドウ表示された状態でFaceTimeを介してアクティビティに参加できます。これは基本的に、ほかのプラットフォームでのSharePlayによる表示と同じ体験です。visionOSでは、テンプレートに従って参加者を配置する空間ペルソナを使って、共有空間体験を実現できます。以下はその例です。

空間ペルソナを、横並び、対話、サラウンドのテンプレートに従って配置したグラフィック。

空間ペルソナを使うと、環境の一貫性が保たれ、参加者はお互いの表情をリアルタイムで見ることができます。

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visionOSで、すべての参加者にわたって視覚的および空間的な一貫性を維持するにはどうすればよいですか?

visionOSのFaceTimeでは、一貫性のある方法でアプリ内に空間ペルソナが配置され、空間的なコンテキストが共有されます。このような体験を、Appleでは「視覚的な一貫性」と呼んでいます。SharePlayを使うと、すべての参加者に対しアプリ内のコンテンツの一貫性を維持できます。

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1つのSharePlayセッションで、ウインドウとボリュームの両方を同時に共有できますか?

いいえ。1つのSharePlayセッションに関連付けることができるウインドウやボリュームは1つのみです。ただし、システムが適切なウインドウまたはボリュームを選択できるようにすることができます。

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グループアクティビティには何人まで参加できますか?

SharePlayでは、自身を含めて合計33人が参加できます。visionOSで空間ペルソナを使ったグループアクティビティを行う場合、一度に参加できる人数は最大5人です。

visionOSと互換性のあるiOSおよびiPadOSのアプリは、visionOSのSharePlayにも対応していますか?

はい。FaceTime通話では、アプリがウインドウで表示され、その横にFaceTime通話の参加者が表示されます。

SharePlayについてさらに詳しく

空間的なSharePlay体験の設計

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アプリにSharePlayを追加する

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