watchOSを最大限に活用する

watchOSの優れた機能を活用すれば、ユーザーにとって重要なコンテンツにフォーカスし、タイムリーなインタラクションを提供する最適なアプリをユーザーの手元に届けることができます。圧倒的なパフォーマンス、バックグラウンドモード、内蔵されている高度計、アクセサリとの直接接続など、ぜひご活用ください。

一新されたデザインオプション

アプリがwatchOS 10のエキサイティングで洗練されたデザインに溶け込むようにしましょう。システムマテリアル、タブビュー、Split Viewなどに、最新のSwiftUI APIをご活用ください。

スマートスタックのウィジェット

Apple Watchでもスマートスタックのウィジェットが利用できるようになりました。状況に合わせて最新の情報がアプリから提示され、一目で確認できます。ウィジェットを構築して関連情報を連携させると、ユーザーはスマートスタックでウィジェットを選択できるようになり、情報を適切なタイミングで表示させることができます。

High Frequency Motion API

ジャイロスコープと加速度センサーがさらに改善されたApple Watch Series 8とUltraでは、高周波データにアクセスして方向や加速度の急な変化を検出できます。

Apple Watchに複数のコンプリケーションを含む文字盤が表示されている。

多彩なコンプリケーション

12種類を超えるApple Watchの文字盤で、タイムリーで役立つ情報をフルカラーの画像、テキスト、動的なゲージで表示できます。ユーザーにとって関連性の高い情報や、watchOSアプリへのすばやいアクセスを提供しましょう。

コンプリケーションの構築について詳しく

デバイスの接続性

アプリからApple WatchのBluetoothに直接接続できるため、ユーザーが手首を上げれば情報がただちに更新されて表示されます。コンプリケーションを使ってアプリを直接Bluetoothデバイスに接続して、文字盤に情報を表示できます。たとえば、血糖値を継続的に測定するアプリやスポーツアプリをセンサーが埋め込まれた機器に接続するなど、この機能は多くのアプリで活用できます。Bluetooth接続のデバイスに対応したアプリは、重要なアラートをタイムリーに送信できるよう、バックグラウンドで接続を維持できます。

Core Bluetoothについて詳しく

Apple Watchで電話の着信を受けている。

CallKit

VoIPアプリがApple WatchのCallKitに接続できるようになりました。これにより、ユーザーはWatchで直接通話を発着信できるようになります。

Apple Watchからオーディオブックを共有している。

共有機能の強化

共有シートを使用することで、ユーザーが「メッセージ」「メール」などからアプリコンテンツを共有できるようにしましょう。

Apple Watchのメッセージアプリの中に写真ピッカーが表示されている。

写真ピッカー

watchOS専用に設計された写真ピッカーを表示して、ユーザーがアプリで画像を選択して共有できるようにしましょう。

独立したアプリ

iOSのフレームワークとテクノロジーを活用して、Apple Watch上で完全に独立したアプリ体験を創出できます。「Appleでサインイン」を使用すると、iPhoneが近くにない場合でも、Apple Watch上のアプリにサインインできます。さらに、iOS上のコンパニオンアプリを必要としない、Apple Watch専用のアプリを構築することも可能です。

独立したアプリについて詳しく

Apple WatchでのApp Store

Apple Watch用App Storeにより、ユーザーはwatchOSアプリを直接Apple Watch上で簡単に発見、閲覧、検索、インストールできます。また、Siri、音声入力、スクリブルを使って検索するか、プロダクトページへのリンクをタップして直接プロダクトページへ移動することもできます。

アプリの準備について詳しく

ワークアウトセッション

フィットネスアプリでは、リアルタイムの心拍数データ、ジャイロスコープ、経路のマップデータ、一日中動作する加速度センサーなどを利用でき、さらに防水ロックモードを有効にすることで、魅力的なフィットネス体験を創出できます。

HealthKitについて詳しく

ショートカットとSiriによる操作

Siriは、機械学習と関連性アルゴリズムを活用して、必要なタイミングでコンテンツを表示したり、Siriショートカットを提案したりします。ユーザーは手首を上げて、Siri文字盤をタップしたり、音声コマンドをSiriに向けて伝えたりするだけで、求めるアクションを実行できます。

SiriKitについて詳しく

オーディオの再生と録音

オーディオアプリをバックグラウンドで実行することができます。ユーザーは、ローカルに同期したプレイリストやポッドキャストを外出先で再生できるほか、プレイリストやエピソードのApple Watchへのダウンロード、Apple Watchを使った再生コントロール、再生先のBluetoothオーディオデバイスの選択などを行うことができます。

バックグラウンドでのオーディオ再生について詳しく

ストリーミングオーディオ

アプリでストリーミングオーディオを提供できるため、ユーザーはどこに行っても、エピソード、アルバム、オーディオブック、瞑想ガイド、ラジオなどをiPhoneなしで聴くことができます。

ストリーミングオーディオについて詳しく

通知

WatchKitのコントロールを使用して、アプリの通知をよりインタラクティブなものにすれば、アプリを開くことなく、通知から直接アクションを起こせるようになります。搭乗予定のフライトへのチェックインや搭乗券の発行、レストランの予約時間や人数の変更など、ユーザーは通知からさまざまな操作を行うことができます。

通知について詳しく

延長ランタイム

マインドフルネス、アラーム、理学療法といったセッションベースで使用するようデザインされたアプリは、ランタイムを延長することができ、心拍数、モーション、位置情報も取得できます。

WKExtendedRuntimeSessionについて詳しく

HealthKit

HealthKitからのデータをバックグラウンドで受け取り、最新の情報をコンプリケーションに表示することができます。

HealthKitについて詳しく

AssistiveTouch

Apple Watchのディスプレイやコントロールに触れなくても、ユーザーがwatchOSアプリを操作できるようにします。

AssistiveTouchについて詳しく

SwiftUI

完全にSwiftUIベースのアプリとすることで、watchOSアプリをかつてなく簡単かつ迅速に開発できるようになりました。キャンバスを活用すると、変更を加えながら複数の文字盤でのコンプリケーションの表示をプレビューしたり、色合いがどのようにSwiftUIのビューに影響するかを確認したりできるため、最高水準のユーザー体験を提供することができます。

watchOSのSwiftUIは以下に対応しています。

Xcode 16ベータ版の利用を開始する

Xcode 16とwatchOS 11 SDKを使用して、watchOSの最新機能をアプリに組み込むことができます。

Xcodeをダウンロードする