HLSインタースティシャルの最新情報

HLSインタースティシャルの最新情報

HLSインタースティシャルは、広告、他のインタースティシャル、HLSストリーム間で動画コンテンツをシームレスに移行できるようにするものです。ここでは、広告インベントリを最適化したり、HLSを使用する際にスナップイン/アウトを実行してインタースティシャル表示を微調整したりする方法などを紹介します。

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関連ビデオ

WWDC22
- SharePlayで広告とインタースティシャルを表示する
WWDC21
- HLSにおけるダイナミックなプレロールとミッドロール
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こんにちは Prashantです WWDCへようこそ 2021年に HLSインタースティシャルを導入しました HLSストリームに広告等をスケジュール投稿させる方法を提供します今年は広告の内容をより最適化し表現の仕方を微調整できる機能を追加しましたそれでは新機能を紹介しますまず仕組みについて簡単に説明します次に新たに追加された広告の表示方法を説明しますその後SNAPアトリビュートで特にライブシナリオでの広告体験をどのように微調整できるかを見ます次に HLS 仕様に追加された新しいクエリパラメータの説明をして最後にこれらの新機能を組み込んだ AVFoundation API の変更について説明します新機能を紹介する前に HLSインタースティシャルについて説明します広告を個別アセットとしそれをプログラムのタイムライン上に予約できます discontinuityタグでstitchする必要はありません複数の再生可能なリストを直接参照できますこのため広告設定は簡単でプライマリコンテンツから複数のリストを指定するだけで良いです
プライマリコンテンツを示すメディアプレイリストです例えば再生中に２つの広告を予約したい場合最初の広告は再生開始後５秒で表示させたい時 DATERANGEタグで広告の開始時刻を指定すれば良いです
２つ目の広告を 15秒で表示させたい場合別のDATERANGEタグを追加することになりますとてもシンプルです
またプライマリコンテンツに広告が既にstitchされている可能性もありますまた挿入済広告の再生時間と等しい再生オフセットを指定しこれらの広告を置き換えることも可能です
その他に HLS インタースティシャルでは広告のナビゲーション制限を指定したりライブシナリオで早期復帰のスケジュールを組むことも可能です詳しくは WWDC2021のこちらのセッションをご覧ください広告配置はコンテンツのタイムラインに沿って予約できますが今年は広告の配置を強制的に再生の最初または最後にする機能を追加しましたその為CUE属性で指定できる新しいキューイング機能を以下に追加しました以下の値の単数または複数を取ることができます PREを指定するとプライマリコンテンツの提示が始まる前に広告が表示されますこれは番組にチャンネルを合わせる前にプレミアム広告スポットを予約したいようなライブシナリオで特に有効的です POST設定はプライマリコンテンツの表示後に広告が表示されることを意味しますこれはイベント配信の際にライブイベントの終了時にエンドクレジットを表示させたい場合に便利ですまたONCEの場合広告は一度だけ表示されますユーザーが広告の前にシークバックした場合再び広告が再生されることはもうありません再生開始時に一度だけ表示されるレーティング画面への応用が期待できます
これはプレイリストの例で広告をプレロールとポストロールとして設定していますなおプレロールは一度だけ再生される設定ですまた再生開始から約10秒で１回だけ広告を表示するように設定しています
ライブシナリオの広告配信はチャレンジがあります例えばプレイリストの番組日付時刻タグの設定にあるクロックを使用したパッケージャーとメディアを生成しているエンコーダーが別のクロックで駆動している場合がありますさて２つのクロックは必ずしも同期している必要はありません例えばセグメント０と 100に関連付けられた日付時刻タグの差は約800秒です
ですが個々のセグメント時間は８秒以下であるため累積メディア時間はそれより若干短くなります
エンコーダーのクロックよりパッケージャーのクロックがわずかに速い場合広告が実際に開始されるメディア時間はスレート内のどこかに入るかもしれませんまた広告期間と同じオフセットでメインコンテンツに再参加することを期待すると実際にはスレートに続くメインコンテンツを見逃す
SNAP属性を OUT値で使用すると意図した広告開始時刻に最も近いセグメント境界でプライマリコンテンツからスナップアウトできます SNAP属性も同様に IN値で使用し広告の近いプライマリコンテンツにスナップインできます SNAP属性はライブ使用をお勧めします予めパッケージ化されたビデオオンデマンドコンテンツを扱う際には不要なはずです
広告がアウトとインの両方に予定されているリストを表示します今年は広告の最適化やセッション管理に役立つクエリパラメータも追加されました広告ポッドの途中でライブストリームに接続する場合どこまで進んでいるかを知り残時間で最も価値のある広告枠を表示することに興味があるはずです
HLS_start_offset を追加しました HLS_start_offset クエリパラメータは Asset-list URLのリクエストと一緒に提供されますライブコンテンツの場合配信時に再生を開始するアセットリストのオフセットを指定します VODコンテンツではインタースティシャルで置換されたリージョンに探索する際にアセットリストにオフセットされます
これはライブプレイリストの先頭から５秒のところに 15秒の広告が入るよう予約していますハイライトされた部分はインタースティシャルに置換配信参加時にクライアントはライブエッジから３秒程度の遅れをとるのが普通ですその時点で予定した 15秒の広告ポッドは 10秒間再生されたことになります HLS_start_offsetの一部として提供されますクライアントの広告時間は残り5秒となったのでサーバはアセットリストを作成しそのリストの最後５秒に価値のある広告を配置できます
サーバでは同じ広告を何度も配信しないよう複数の広告リクエストで同じ再生セッションを追跡する方法が必要かもしれませんそこで広告リクエストとプライマリ再生セッションを関連付けるために HLS_primary_idを追加したクライアントが特定の再生セッションのhttpリクエストに対し再生セッション ID リクエストヘッダを設定すると X-Asset-URI および X-Asset-List リクエストに HLS_primary_id の一部としてこのセッション ID を提供することができますセッション ID リクエストを設定しないクライアントはプライマリ再生セッションごとに固有の値を作成しプライマリ及び広告アセットリクエストの HLS_primary_id として使用する必要があります AVFoundation が AVPlayerInterstitialControllerと AVPlayerInterstitialEvent オブジェクトを提供しクライアント側が広告予定できる事を思い出させます AVPlayerInterstitialEvent オブジェクトにも CUEとSNAPのオプションがサポートされました広告をプレロールとして予約又はポストロールとして予約 CUEプロパティでオプションを指定できます日付範囲タグのCUE属性で通知される１回再生OPは willPlayOnceプロパティで Booleanとして設定されますスナップアウトするにプロパティ alignsStartWithPrimarySegmentBoundary スナップインするにはプロパティ alignsResumptionWithPrimarySegmentBoundary
AVPlayerInterstitialEventが拡張され続けているためプロパティの設定とオブジェクトの生成を分離した方が良いと考えました AVPlayerInterstitialEvent オブジェクトが変更可能にイベントのプライマリアイテムと開始時刻だけでオブジェクトを作成できるようになりましたそして関連するプロパティを設定することで様々な設定オプションを指定することができますコントローラがこれらのコピーを作成するため一度イベントがコントローラに設定されるとその後の変更はコントローラには反映されないことに注意してください変更を有効にするにはコントローラでもう一度イベントを設定する必要があります最後にX-CUE属性を使用し広告をプレロール又はポストロールとして予約することができます X-CUEを１回に設定すれば広告再生１回にできますクロックドリフト管理には X-SNAP属性を使用しますライブジョイン中にアセットリスト作成するには HLS_start_offset を使用できます HLS_primary_id を使用してインタースティシャル広告とプライマリ再生セッションを関連付けることができます HLS広告を予約する場合 AVFoundation は SharePlay中に管理できる事ご存知でしたか？詳しくはこちらのセッションをご覧ください僕からは以上ですありがとうございました

7:58 - Client schedules an ad pod at 10s into primary asset

// Client schedules an ad pod at 10s into primary asset
 let player  = AVPlayer( url: movieURL )  // no ads in primary asset
 let controller = AVPlayerInterstitialEventController( primaryPlayer: player )
 let adPodTemplates = [AVPlayerItem( url: ad1URL ), AVPlayerItem( url: ad2URL )]
 let event = AVPlayerInterstitialEvent( primaryItem: player.currentItem,
                              time: CMTime( seconds: 10, preferredTimescale: 1 ),
                                      )
 event.templateItems = adPodTemplates
 event.identifier = "Ad1"
 event.restrictions = []
 event.resumptionOffset = .zero
 event.playoutLimit = .invalid
 event.cue = .none
 
 controller.events = [event]
 player.currentItem.translatesPlayerInterstitialEvents = true
 let vc = AVPlayerViewController()
 vc.player = player
 player.play()

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