インドにおけるクレジットおよびデビットカードでの定期的なトランザクションに関する変更
2021年9月29日
2021年10月から、インドにおいて定期的に繰り返されるトランザクションの処理に関わる規制要件が適用されます。インド準備銀行は、クレジットカードおよびデビットカードを通じてインドで購入された自動更新サブスクリプションに影響を及ぼす指令を発行しました。この指令により銀行、金融機関およびゲートウェイは、トランザクションの通知や電子マンデート、および認証の追加ファクタ(Additional Factors of Authentication - AFA) を通じてユーザーの許可を得ることを要件とします。そのため、この要件を満たさないトランザクションは、銀行あるいはカード発行会社により却下されます。詳しい情報とアップデートについては、インド準備銀行のWebサイトをご確認ください。
Appで自動更新サブスクリプションを提供している場合、App Storeにおけるトランザクションの却下を防ぐため以下の措置を実施できます。
Apple IDでの支払いを勧める:Apple IDの残高で支払いを行うユーザーは、現在上記の要件による影響を受けません。ユーザーは、大抵のクレジットまたはデビットカード、ネットバンク、RuPay、およびUPIを利用してApple IDに入金することができます。
請求の猶予期間を提供する:App Store Connectの請求の猶予期間を有効にすることで、トランザクションを却下された、あるいはその他の支払いの問題が発生したサブスクリプション利用者が支払い方法を更新する期間を提供し、Appへの有料コンテンツへのアクセスを維持することができます。猶予期間中に支払いが無事完了すれば、有料サービスのサブスクリプション日数やデベロッパへの収益には影響が出ません。
問題が発生した場合、App内でのメッセージで本件についての情報と、Apple IDでの残金の利用など利用可能な支払い方法についてユーザーに知らせ、問題解決とアクセスの維持を図ることができます。
自動更新サブスクリプションの請求の猶予期間を有効にする方法について詳しく