App Storeのレシート署名中間証明書に関する近日開始予定のアップデート

App Storeのレシート署名中間証明書に関する近日開始予定のアップデート

Appleプラットフォームのセキュリティとプライバシーを改善するための継続的な取り組みの一環として、Appの販売や関連するApp内課金を検証する際に使用されるApp Storeのレシート署名中間証明書がアップデートされ、SHA-256暗号化のアルゴリズムが使用されることになります。このアップデートは段階的に実施され、新規AppおよびAppのアップデートに影響が及ぶかどうかはレシートの検証方法によって決まります。

今後の流れ

App StoreのトランザクションをAppで検証する際にAppTransaction API(英語)Transaction API(英語)を使用している場合、またはverifyReceipt Webサービスのエンドポイントを使用している場合、対処は不要です。

引き続きApp Storeのレシートをデバイス上で検証するAppは、この証明書のSHA-256版に対応していることを確認してください。新規AppおよびAppのアップデートがこの証明書のSHA-256版に対応していない場合、2023年8月14日以降、これらはApp Storeで受領されなくなります。

重要なスケジュール

  • 2023年6月20日:iOS 16.6、iPadOS 16.6、tvOS 16.6、 watchOS 9.6、またはmacOS Ventura 13.5以降で実行されるデバイスでのSandbox環境のレシートは、この証明書のSHA-256版で署名されるようになります。
  • 2023年8月14日:App Storeに提出される新規AppやAppのアップデート、およびSandbox環境のAppでは、レシートがSHA-256中間証明書で署名されるようになります。

さらなる詳細については、TN3138: App Storeのレシート署名証明書に関する変更(英語)をご覧ください。