開発者インタビュー:Catana Chetwynd
2020年4月10日
恋人の両親と過ごす感謝祭、インフルエンザで辛い日々、「年季の入った」iPad。2016年、人々に愛されるCatana Chetwyndの漫画が生まれたのは、そんな状況の中でした。彼女が21歳の時のことです。
「iPadで何か月もお絵かきをして遊んでいました。するとJohn(現在の婚約者)が漫画を描いてみたらと勧めてきたんです」と、Chetwyndは語ります。「いい時間の過ごし方だと思いました。それまで気分が良くなかったのですが、やってみると、すごく楽しかったんです!」
それから数日の間に、さらに5つの漫画を制作しました。題材は、例えば、全然さり気なくないマッサージのお願いや、子どもっぽい冗談に呆れたことなど、恋人との何気ない日常です。
ソフトウェアエンジニアのJohnがRedditに作品を投稿したところ、ネット上で大反響を呼び、2,000件ものコメントが寄せられました。 「好意的な反応が押し寄せたのには本当に驚きました」とChetwyndは言います。Johnはウェブサイトを立ち上げ、彼女はInstagramのアカウントを開設し、現在のフォロワー数はおよそ300万人。こうして「Catana Comics」が誕生したのです。 Chetwyndは言います。「素晴らしいウェブコミックは色々あります。でも私たちが始めた頃、カップルをテーマにしたものはありませんでした」。彼女は、ファンのほとんどが恋人と漫画をシェアして楽しんでいることに気付きました。
そう考えると、フォロワーからのリクエストで最も多かったのがステッカーパックだったのも納得がいきます。「Catana Comics」のiMessage Appがあれば、大きな目とハートのキャラクターを大切な人に送ることができます。
「ステッカーの最初のバッチをリリースした直後、ある女性からメールが届きました。彼女は、時差のある地域に長期出張中の旦那さんがいて、ステッカーを使えば、言葉がなくても気持ちを伝えるメッセージを手軽に送れると喜んでくれていました」とChetwyndは語ります。
ChetwyndとJohnもステッカーを使っているので、そんなファンの気持ちがよくわかります。「私たちは2人とも自宅で仕事をしていますが、部屋は別々です。コミュニケーションは1時間おきにステッカーを送り合うだけという日もよくあります」 Chetwyndのお気に入りの一つは、Johnが彼女の写真を見つめて「I miss you(会いたいよ)」と言っているイラストです。 「これは最初にリリースされたものですが、作っている時点ではこんなに楽しいものになるとは思っていませんでした。でも今は、Johnがトイレに行くたびにこのステッカーを送ります。ほとんど毎日使っているんです」
App Storeより転載