iMessageアプリとステッカー

コミュニケーションを豊かにし、ユーザーが会話を中断することなくコンテンツを作成、共有したり、ゲームをプレイしたり、支払いなどを行えるようにしましょう。アプリを準備して開発し、iMessage用App Storeに提出する方法を確認しましょう。さらに、企業がユーザーとメッセージアプリの中で直接やり取りして、カスタマーサポートや商品やサービスなどの提供を行うこともできます。開発したiMessageアプリは、iPhone用、iPad用、およびiMessage用App Store掲載されます。

iMessageアプリ

ユーザーは、コンテンツの共有、写真の編集、ゲーム、友達との共同作業などを、デベロッパがデザインしたカスタムインターフェイスの中で行えます。

スタンドアロンのiMessageアプリ

アプリには、ステッカー、テキスト、ビデオ、オーディオを含めることができます。コードを使って、Apple Payやアプリ内課金といった機能を追加することもできます。アプリを「ステッカー」のカテゴリに掲載するか、iMessage用App Storeの別の関連カテゴリに掲載するかを選ぶことができます。

iMessage Extension

iMessage Extensionには、スタンドアロンのiMessageアプリと同様の機能を組み込めます。また、ユーザーはメッセージアプリの中でiOSアプリの機能にアクセスできるようになります。iMessageアプリはiMessage用App Storeに掲載され、App StoreのiOSアプリと同じカテゴリや説明文が適用されます。

Messages for Business

Messages for Businessは、お客様がメッセージアプリの中で企業とやり取りできるようにするサービスです。Messages for Businessの始め方を確認して、お客様が問題を解決したり、予約を取ったり、買い物をしたり、Apple Payで支払いをしたりできるようにしましょう。

さらに詳しく(英語)

ステッカーパック

ユーザーはiMessage用App Storeでステッカーをダウンロードし、感情をより豊かな形で表現できるようになります。

ステッカーパックアプリ

ユーザーは画面をタップするだけで、スレッド内でステッカーを送信したり、ステッカーのサイズを調整したりすることができます。また、吹き出し、ほかのステッカー、写真の上にステッカーを貼り付けることも可能です。コードを書く必要はありません。Xcodeに画像をドラッグするだけでステッカーパックを作成できます。作成したパックは、iMessage用App Storeの「ステッカー」のカテゴリ、および関連するステッカーのサブカテゴリに掲載されます。

ステッカーパックのExtension

iOSアプリを既に配信している場合は、ステッカーパックやiMessage Extensionとバンドルで提供することができます。ステッカーパックはiMessage用App Storeに掲載され、App StoreのiOSアプリと同じカテゴリや説明文が適用されます。ステッカーパックがバンドルされているiOSアプリの場合、そのアプリをダウンロードすると、iMessageにステッカーパックが自動的に表示されるようになります。

iMessageアプリの構築

Xcodeのダウンロード:最新バージョンのXcodeを入手しましょう。Xcodeには、iOS SDKと、アプリの開発、テスト、iMessage用App Storeへの提出に必要なツールが含まれています。

Messagesフレームワークについてさらに詳しく:ステッカーパックやiMessageアプリの作成に使用するMessagesフレームワーク (英語)についての技術情報を確認できます。

ガイドラインの確認:App Reviewガイドライン」で、Extensionやステッカーに関して考慮が必要な事項を確認できます。提出されたアプリはすべて、本ガイドラインの技術的要素、コンテンツ、デザインに関する基準に従って審査されます。

提出の準備

準備ができたら、App Store Connectでアプリをテストし、プロダクトページを作成し、提出しましょう。App Store ConnectTestFlightを使うと、アプリのベータ版を配信して有益なフィードバックを受けることができます。テスターのメールアドレスまたはパブリックリンクを使うことで、最大10,000人のテスターを招待できます。

アプリアイコン:2種類のサイズのアイコンを作成してアップロードします。1つはiMessage用App Store用、もう1つはiPhone用とiPad用App Storeです。「ヒューマンインターフェイスガイドライン:リソース」から、規定サイズのアイコン作成に役立つデザインテンプレートをダウンロードしてください。

アプリ名、サブタイトル、説明文:アプリ名、サブタイトル、説明文に、iMessageおよびステッカーという語句を含めてもかまいません。ただし、アプリ名、サブタイトル、説明文でこれらの語句を使う場合、キーワードにはその語句を入れないでください。キーワードにこれらの語句を入れる場合は、アプリ名、サブタイトル、説明文にその語句を含めないでください。

キーワード:キーワードを慎重に選び、アプリがApp Storeの検索で見つかりやすくなるようにしましょう。キーワードの上限は合計100文字(半角英数字の場合)で、スペースを入れずにコンマで区切ります。

スクリーンショット:マイアプリ」のアプリのバージョンページで、ローカリゼーションごとに最大5枚のスクリーンショットをアップロードし、iMessageでの利用体験をユーザーに紹介しましょう。メッセージアプリでの会話を示すスクリーンショットでは、現実の情報や実在するアカウントを表示しないようにしてください。また、電話番号は表示しないでください。

アプリプレビュー:アプリプレビューの映像では、アプリの特長、機能、UIをデモンストレーションすることができます。iOSアプリにiMessageまたはステッカーのExtensionを実装している場合は、iOSアプリとiMessageアプリの両方の利用体験を紹介することができます。ホーム画面や、アプリからExtensionへと画面が切り替わる様子は映像に含めないでください。アプリプレビューはiPhone用とiPad用のApp Storeに掲載され、iMessage用App Storeには掲載されません。

カテゴリ:iMessage用App Storeでは、アプリがプライマリカテゴリごとに表示されます。「ステッカー」カテゴリはカテゴリリストの一番上に表示され、サブカテゴリも含まれます。「ステッカー」カテゴリは、スタンドアロンのステッカーパックアプリとiMessageアプリ専用です。プライマリカテゴリとして「ステッカー」を選び、さらにステッカーのサブカテゴリを1つ選ぶことができます。

iOSアプリにiMessageまたはステッカーパックのExtensionを実装している場合、対応するiOSアプリのカテゴリがiPhone、iPadおよびiMessage用App Storeで使用されます。iMessageまたはステッカーパックのExtensionを実装したiOSアプリのカテゴリを「ステッカー」にすることはできません。

プロダクトページのメタデータについて、詳しくは「プロダクトページの作成」を参照してください。提出のプロセスについて、詳しくは「App Store Connectヘルプ」を参照してください。

プロダクトページへのリンクの作成

承認を受けたアプリは、世界中の数多くのユーザーに向けて公開されます。マーケティングの効果を最大限に高めるには、ユーザーがその場ですぐにアプリをダウンロードできるようにすることが大切です。自分のApp StoreのURLの末尾に「?app=messages」を追加して、iMessage用App Storeのプロダクトページに直接アクセスできるようにしましょう。すでにApp Analyticsのキャンペーンリンクやその他のクエリパラメータが追加されているURLの場合は、App StoreのURLの末尾に「&app=messages」を追加してください。

このパラメータをApp StoreのURLに追加していない場合や、ユーザーがiOS 10より前のオペレーティングシステムを使用している場合は、iPhone用とiPad用のApp Storeのプロダクトページが開き、ユーザーはそこからアプリをダウンロードすることができます。

利用要件

iMessageアプリはiOS 10以降を搭載しているデバイスで利用できます。一方、アプリで生成されるコンテンツはmacOSおよびwatchOSのデバイスにも送られ、それらのデバイスでも表示することができます。

ステッカーパックを販売する場合は、App Store Connectで税金と口座情報を設定する必要があります。これを行うには、Apple Developerプログラムへの登録に使用したApple IDApp Store Connectにサインインしてください。また、iOS有料契約書をリクエストし、これに同意する必要もあります。無料のステッカーパックの場合は不要です。

詳しくは、「App Store Connectヘルプ」を参照してください。