2ファクタ認証

アカウントの安全性を高めるため、2019年2月27日以降、デベロッパプログラムのAccount Holder(アカウントホルダー)がApple Developerアカウントおよび「Certificates, Identifiers & Profiles(証明書、ID、プロファイル)」にサインインするには、2ファクタ認証が必要になります。この二重化された認証でApple IDのセキュリティをさらに強化することにより、本人だけがアカウントにアクセスできるよう、アカウントを保護することができます。

2ファクタ認証について

2ファクタ認証とは何ですか?

2ファクタ認証は、Apple IDの認証を二重化することでセキュリティを強化し、たとえパスワードが他人に漏れても、本人以外はアカウントにアクセスできないようにする認証方式です。パスワードに加えて、信頼できるデバイスか、SMSまたは音声通話で届けられる確認コードの利用を求めることで、アカウントを保護します。パスワードだけではアカウントにアクセスできないため、Apple IDと、Appleに保管されている個人情報のセキュリティが向上します。

2ファクタ認証を有効にする必要があるのは誰ですか?

Apple Developer Program、Apple Developer Enterprise Program、iOS Developer University ProgramでAccount Holder(アカウントホルダー)の役割(以前のTeam Agent(チームエージェント))を担っているデベロッパのみが、2ファクタ認証を有効にする必要があります。無料のアカウントに登録しているデベロッパや、チームで他の役割を担っているデベロッパは、2ファクタ認証を有効にする必要はありません。

2ファクタ認証を有効にする必要があるのはなぜですか?

Account Holder(アカウントホルダー)は、開発チームの代表者としてメンバーシップに責任を持ち、関連するツール、リソース、特典をすべて利用することができます。2ファクタ認証を利用することにより、これらのアカウントのセキュリティレベルがさらに強化されます。

Apple Developerアカウントにサインインするたびに確認コードを入力する必要がありますか?

2ファクタ認証を有効にすると、サインインするたびに確認コードを入力する必要があります。ただし、ブラウザを信頼することを選択した場合、30日間はそのコンピュータから確認コードを入力することなくサインインすることができます。ブラウザをリセットまたは変更した場合は、再認証が求められることがあります。

信頼できるデバイスおよび信頼できる電話番号とは何ですか?

信頼できるデバイスとは、2ファクタ認証を使用してデベロッパ用Apple IDにサインインしている、iOSデバイスまたはMacのことです。本人所有のデバイスであることをAppleが把握しており、サインインの際にAppleからの確認コードを表示することで、本人確認に利用できるデバイスです。

信頼できる電話番号は、確認コードをテキストメッセージまたは自動音声案内で受け取るために使用されます。2ファクタ認証に登録するには、少なくとも1つの信頼できる電話番号を確認する必要があります。あらゆる種類の電話番号を、信頼できる電話番号として使用することができます。

2ファクタ認証と2ステップ確認の違いは何ですか?

2ファクタ認証は、iOS、macOS、tvOS、watchOS、Apple Webサイトに直接組み込まれています。デバイスを信頼し、確認コードを送信するための方法を複数用意することで、一層効率的にご利用いただけるようになっています。

2ステップ確認は、確認コードをSMSで送信する旧来の方式です。Apple製デバイスを持っていない、デバイスをアップデートできないなど、2ファクタ認証を利用できないユーザーのために用意されています。

2ファクタ認証を有効にする

2ファクタ認証を利用するためのシステム要件は何ですか?

2ファクタ認証は、iOS 9以降を搭載したiPhone、iPad、iPod touch、またはOS X El Capitan以降を搭載したMacで有効にすることができます。

2ファクタ認証を設定するにはどうしたらいいですか?

Apple IDの2ファクタ認証を設定する方法については、サポートページをご確認ください。

2ファクタ認証を有効にした場合、Apple Developerアカウント専用の信頼できるデバイスが必要になりますか?

いいえ。2ファクタ認証を初めて有効にする際には信頼できるデバイスを使用する必要がありますが、その同じ信頼できるデバイスを、2ファクタ認証を有効にした複数のApple IDに対して使用することができます。また、信頼できるデバイスを利用できない場合は、確認コードをSMSか音声通話で受け取ることができます。セキュリティを強化し、プロセスを効率化するために、可能な限り信頼できるデバイスを使用することをお勧めします。

2ファクタ認証をすでに有効にしているかどうかを確認するにはどうしたらいいですか?

2ファクタ認証に対応しているデバイスから、デベロッパアカウントに使用しているApple IDでiCloudにサインインすると、セキュリティ設定を確認することができます。

  • iOS 10.3以降を搭載したデバイスの場合
    「設定」>「Apple ID」>「パスワードとセキュリティ」を開きます。
  • iOS 10.2以前を搭載したデバイスの場合
    「設定」>「iCloud」を開き、「Apple ID」>「パスワードとセキュリティ」の順にタップします。
  • OS X El Capitan以降を搭載したMacの場合
    Apple()メニュー>「システム環境設定」>「iCloud」>「アカウントの詳細」>「セキュリティ」を開きます。

2ファクタ認証が有効になっている場合は、「2ファクタ認証:オン」と表示されます。
有効になっていない場合は、「2ファクタ認証:オフ」と表示され、2ファクタ認証をオンにするためのリンクも表示されます。

関連情報

iCloudとApple Developerアカウントで、別々のApple IDを使用するにはどうしたらいいですか?

個人用Apple IDが、Apple Developerアカウントに関連付けられているApple IDと異なる場合は、両方のApple IDの確認コードを受信できるようにデバイスを構成することができます。

それぞれのApple IDで2ファクタ認証がすでに有効になっている場合は、以下を行います。

  • iOSデバイスの場合
    iOS 12以降を搭載しているデバイスの「設定」>「パスワードとアカウント」>「アカウントを追加」>「iCloud」で、デバイスにデベロッパ用Apple IDを追加します。これで、個人用とデベロッパ用のApple ID両方の確認コードを受信できる設定になります。
  • Macの場合
    OS X El Capitan以降を搭載したMacの「システム環境設定」>「インターネットアカウント」>「iCloud」で、Macにデベロッパ用Apple IDを追加します。これで、個人用とデベロッパ用のApple ID両方の確認コードを受信できる設定になります。

それぞれのApple IDで2ファクタ認証がまだ有効になっていない場合は、以下を行います。

  • iOSデバイスの場合
    • 「設定」>「iCloud」>「パスワードとセキュリティ」>「2ファクタ認証」で、個人用Apple IDの2ファクタ認証を有効にします。
    • iOSデバイスの「設定」>「iCloud」>「サインアウト」で、iCloudからサインアウトします。次に、デベロッパ用Apple IDを使用して、デバイスでiCloudにサインインします。
    • 「設定」>「iCloud」>「パスワードとセキュリティ」>「2ファクタ認証」で、デベロッパ用Apple IDの2ファクタ認証を有効にします。
    • 個人用Apple IDを使用して、iOSデバイスでiCloudにサインインします。
    • 「設定」>「パスワードとアカウント」>「アカウントを追加」>「iCloud」で、デバイスにデベロッパ用Apple IDを追加します。
    • これで、個人用とデベロッパ用のApple ID両方の確認コードを受信できる設定になります。
  • Macの場合
    • 「システム環境設定」>「iCloud」>「アカウントの詳細」>「セキュリティ」で、個人用Apple IDの2ファクタ認証を有効にします。
    • Macの「システム環境設定」>「ユーザとグループ」で、デベロッパ用Apple IDで使用する新しいシステムアカウントを作成します。
    • 「システム環境設定」>「iCloud」>「アカウントの詳細」>「セキュリティ」で、デベロッパ用の新しいシステムアカウントにサインインし、デベロッパ用Apple IDの2ファクタ認証を有効にします。
    • 「システム環境設定」>「インターネットアカウント」>「iCloud」で、プライマリシステムアカウントにサインインし、Macにデベロッパ用Apple IDを追加します。
    • これで、個人用とデベロッパ用のApple ID両方の確認コードをプライマリユーザーアカウントで受信できる設定になります。

iCloudではなく信頼できる電話番号を使用して、複数のApple IDの確認コードをテキストメッセージまたは音声通話で受け取ることもできます。

2ステップ確認を有効にしている場合はどうなりますか?

Apple IDの2ステップ確認が有効になっており、お住まいの国や地域で2ファクタ認証が利用可能な場合は、セキュリティ強化のために2ファクタ認証にアップデートしていただく必要があります。

1つのApple IDに複数の信頼できるデバイスを関連付けることはできますか?

はい。2ファクタ認証を使用して、デベロッパ用Apple IDで複数のデバイスにサインインすることができます。

1つのApple IDに複数の信頼できる電話番号を関連付けることはできますか?

はい。Apple IDアカウントページで、信頼できる電話番号、信頼できるデバイス、その他のアカウント情報を管理できます。また、信頼できるデバイスのApple IDセキュリティ設定で、信頼できる電話番号を管理することもできます。

複数のApple IDに、同じ信頼できる電話番号を使用することはできますか?

はい。お使いの複数のApple IDに、同じ信頼できる電話番号を割り当てることができます。

信頼できるデバイスや信頼できる電話番号を利用できなくなった場合はどうしたらいいですか?

アカウントの復旧をリクエストして、アカウントに再びアクセスできるようにすることができます。アカウントの復旧には数日かそれ以上かかる場合があります。所要時間は、本人確認のためにどのようなアカウント情報をご提供いただけるかによって異なります。

2ファクタ認証が有効になっているアカウントで、復旧キーを使用することはできますか?

以前に2ステップ確認を有効にして復旧キーを作成していたアカウントに、iOS 11またはmacOS High Sierraを搭載したデバイスからサインインすると、Apple IDのセキュリティ方式が2ファクタ認証へと自動的にアップデートされます。アカウントがアップデートされた後も、新しいキーを作成するオプションをご利用いただけます。このオプションは、アカウントを2ステップ確認から2ファクタ認証にアップデートした場合にのみご利用いただけます。復旧キーを作成する方法については、こちらをご確認ください。

2ファクタ認証が有効になっているアカウントで、パスワードをリセットまたは変更するにはどうしたらいいですか?

信頼できるデバイスでパスワードをリセットまたは変更する方法については、こちらをご確認ください。

信頼できるデバイス以外からパスワードをリセットまたは変更することはできますか?

信頼できるデバイス以外からも、パスワードをリセットするリクエストを開始することができます。ただし、パスワードをリセットするには、信頼できる電話番号と、信頼できるデバイスに設定されているパスコードの両方が必要です。

私の国や地域では2ファクタ認証がまだ利用できないのですが、どうしたらいいですか?

2ファクタ認証に未対応の国や地域に関連付けられているApple IDでは、代わりに2ステップ確認を有効にしていただく必要があります。

他の理由で2ファクタ認証を有効にすることができない場合はどうしたらいいですか?

アカウントの2ファクタ認証を有効にすることができない場合は、サポートまでお問い合わせください。