Xcode 11

Xcode 11には、優れたAppを作成し、Appをより多くのデバイスに届けるために必要なあらゆる機能が用意されています。宣言型Swiftシンタックスを使用した、まったく新しいユーザーインターフェイスフレームワークであるSwiftUIを活用しましょう。iPad AppをMac Appに変換するプロセスを、1クリックだけで始めることができます。また、Xcode 11はSwiftパッケージに対応しているため、様々なAppの間でコードを共有したり、コミュニティで作成されたパッケージを使用したりすることもできます。

SwiftUI

より優れたAppを、より少ないコードで。

SwiftUIでは、Swiftを利用してすべてのAppleプラットフォーム向けのユーザーインターフェイスを、革新的かつ極めてシンプルに構築することができます。1セットのツールとAPIを使用するだけで、あらゆるAppleデバイス向けのユーザーインターフェイスを構築できます。読みやすく自然に記述できる宣言型Swiftシンタックスにより、SwiftUIは新しいXcodeのデザインツールとシームレスに連携し、コードをデザインと完全に同期させます。SwiftUIは真の意味でネイティブです。わずかなコードとインタラクティブなデザインキャンバスで、Appは様々なプラットフォームの素晴らしいテクノロジーに直接アクセスして、ユーザーに愛されているAppleエコシステムのあらゆる要素を美しく実装することができます。

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宣言型シンタックス。ユーザーインターフェイスが実行すべきことを明確に記述するSwiftの宣言型シンタックスで、よりシンプルなコードを記述できます。

デザインツール。インターフェイスの作成と編集をドラッグ&ドロップで実行できます。ポップアップ式のインスペクタで、UIの視覚的要素を迅速に変更できます。

すべてのAppleプラットフォームでネイティブに。Appは驚くべきネイティブパフォーマンスを得て、さらにAppleプラットフォームの素晴らしいテクノロジー、コントロール、ユーザー体験を活用することにより、完全に統合された感覚を実現できます。

ライブモード。デザインの変更を、1つまたは複数の正確なプレビューで速やかに確認できます。デザインキャンバスをライブモードに切り替えれば、Xcodeまたは接続しているデバイスで実行中のAppに速やかに対応することができます。

iPad AppをMacへ

Xcodeを使用すれば、既存のiPad AppをネイティブMac Appへ変換する作業を数段有利に進めることができます。Mac AppとiPad Appでプロジェクトとソースコードが共有されるため、変更を加えると両方のプラットフォームに反映されます。iPad Appから新たに作成されたMac Appはネイティブ実行されるため、Mac専用に開発されたAppと同じフレームワーク、リソース、ランタイム環境を利用できます。

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SwiftとSwiftパッケージ

Swift 5がすべてのAppleプラットフォームに直接組み込まれ、Swiftのバイナリインターフェイスは今後一層安定したものになります。Swiftの進化に伴い、Appはよりコンパクトになり、ダウンロード時間も短縮され、そしてこれまでと同様に動作します。

SwiftパッケージはXcode 11全体に統合されているため、Appleプラットフォーム向けのAppで驚くほど簡単に利用することができます。外部パッケージをプロジェクトに追加するためには、新しいパッケージの依存性を追加し、GitHub、Bitbucket、GitLab、または独自のコードホストからパッケージのクローンを作成するだけで、Xcodeによってパッケージの依存性がチェックされ、使用するあらゆるパッケージがナビゲータに直接表示されます。

簡単に独自のパッケージを作成し、自身のコードのプロジェクトで使用したり、世界中のデベロッパと共有したりすることができます。独自のパッケージに含めたコードは、そのパッケージに依存するどのAppにも組み込まれ、すべてのAppleプラットフォームに対応します。パッケージ内のコードは簡単にデバッグおよびテストすることができ、ソースコード管理システムで管理することもできます。

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iPhoneとiPadのダークモード

ダークモードはiOS全体にわたって美しく統合されました。パワフルなXcode 11を使用すれば簡単にAppをダークモードに対応させることができます。Interface Builderでデザインおよびプレビュー時にダークモードとライトモードをすばやく切り替えて、SwiftUIで両方のモードを並べてプレビューすることができます。アセットカタログでは、アセットや名前付きカラーに、ライトとダークで異なるラベルを付けることができます。また、デバッグ中に、Appをダークモードに切り替えたり、ダークモードを解除したりすることもできます。これらはすべて、作業中のAppにのみ適用されるXcode内のコントロールを使用して行われ、システムの設定を変更する必要はありません。

ダークモードについてさらに詳しく(英語)

エディタとレイアウトのカスタマイズ

単独のエディタで作業するスタイルと、ウインドウを分割して緻密に配置するスタイルのどちらがお好みでも、Xcode 11ではコーディングのスペースを自由にコントロールすることができ、あらゆるエディタでペインを分割できます。また、エディタにSwiftUIのプレビュー、プレイグラウンドのライブビュー、多数のアシスタントを表示することもできます。1つのファイルに集中する必要がある場合は、クリックして拡大することでペインを最大化し、作業が終わったら元の場所に戻すことができます。新しいミニマップサイドバーでは、ハイライトや開いているファイルが俯瞰的に表示されるので、目的の場所に簡単に移動できます。

太字と斜体でコード内にインライン表示されるドキュメントコメントにより、コードはかつてないほど美しくなります。コードを入力に合わせてリアルタイムに更新する比較ビューを使って、現在のソース編集を過去バージョンと比較して、相違箇所を調べることもできます。

詳細なテスト

新しくなった「Devices(デバイス)」ウインドウでは、Appが極端な高温環境で実行されている場合や、ネットワークの接続速度が遅い場合など、ユーザーの環境をシミュレートできます。Xcode 11のテストプランを利用すると、膨大な数のテストや分析手順を簡単に自動化して、並列に実行できます。たとえば、ビルド設定のコンフリクトに対して複数のサニタイザツールを選択することができ、Xcodeはあらゆるテストを実行し、必要なすべてのバージョンを自動的にビルドしてくれます。

スクリーンショットの撮影は、UIテスト中に撮ったスクリーンショットを結果バンドルに保存するAPIによって、簡単に自動化できるようになりました。ローカライズしたUIのテストと組み合わせることで、App Storeに提出する(またはローカリゼーションチームに見せる)必要のあるあらゆるスクリーンショットを簡単に撮影できます。

Xcode Serverおよびその他の継続的なインテグレーションツールのサポート強化により、常に数百種類にも及ぶユーザーシナリオでAppを簡単かつ効率的にテストすることができます。