機能を設定する

iPadアプリのMacバージョンを作成する

Xcode 11とmacOS 10.15以降があれば、Mac Catalystを使用してiPadアプリのMacバージョンをビルドすることができます。このバージョンではUIKitが使用されますが、macOS上で実行できます。

Xcode 11.3以前を使用している場合は、Mac Catalystの機能を有効化し、アプリIDの自動生成を選択する必要があります。

Xcode 11.4では、Mac Catalystでビルドした新しいアプリでiPadアプリと同じバンドルIDを使用し、ユニバーサル購入に対応することができます。アプリを一緒に配信することを希望しない場合は、別々のバンドルIDを登録することができます。Mac Catalystで構築中のアプリがある場合は、Xcode 11.4以降で開発を継続することを強くおすすめします。

既存のアプリとXcode 11.3以前

Xcode 11.3以前を使用している場合や、自動生成のバンドルIDを使用してMac CatalystでビルドしたMacアプリをすでに配信している場合は、以下のプロセスに従って新しいアプリIDを登録し、新しいApp Extensionに対応するようにしてください。

  1. 証明書、ID、プロファイル」で、サイドバーにある「Identifiers(ID)」をクリックし、リストからアプリIDを選択します。下にスクロールし、Mac Catalystの機能を有効化して、「Configure(設定)」をクリックします。

  2. 「Configure(設定)」をクリックし、「Automatically create an identifier(IDを自動的に作成)」を選択します。これは、Xcode 11.3以前のデフォルトの動作でした。

  3. 右上にある「Save(保存)」をクリックして、アプリIDに加えた変更を記録します。

  4. ダイアログが表示されたら、「Confirm(確認)」をクリックし、変更を確定します。

注:Xcode 11.4で引き続きこの設定に対応するには、ビルドの設定を変更する必要があります。さらに詳しく

Xcode 11.4

Xcode 11.4のリリースにより、iOS、macOS、tvOS向けのアプリを同じバンドルIDを使用してビルドできるようになりました。アプリをビルドするには、Mac Catalystのプロビジョニングプロファイルを作成し、アプリIDを選択します。Mac Catalystを使用して既存のMacアプリをアップデートすることを希望し、かつそのアプリがまだ配信されていない場合、Mac Catalystの機能を有効化する必要はありません。