デザインの舞台裏:2023年Apple Design Awards

Apple Design Awardsキューブのレンダリング。

毎年、「デザインの舞台裏」シリーズでは、Apple Design Awardsを受賞したアプリやゲームの成功を支えた素晴らしいチームについて紹介しています。世界各国から集まった12組の卓越したチームと、彼らの受賞アイデアがそれぞれどのように実現されるに至ったかについて、その舞台裏を詳しく見てみましょう。


このカテゴリの受賞者は、身体その他の能力や言語機能など、多様なバックグラウンドを持つユーザーへのサポートを提供しています。

Apple Design Awardsを受賞したアプリ、Universeのアートエレメントのコラージュ。

アプリ

Universe

2017年にリリースされた、パワフルで多用途に利用でき、信じられないほどシンプルなUniverseを使えば、ブロックを組み立てるくらいの簡単さでWebサイトを作成できます。このアプリは、グリッドシステムで動作します。サイトを制作するにはグリッドにブロックを追加し、編集する場合はそれらのブロックを移動させます。このアプリは利用上の障壁を排除するだけでなく、徹底的に打破します。創設者のJoseph Cohen氏は、「私たちの目標は、誰でもこのテクノロジーを使えるようにすることです」と語ります。

デザインの舞台裏:Universe

ブロックを組み立てるのと同じくらい簡単にWebサイトを作成できる、Universe。この画期的なアプリの開発の舞台裏を覗いてみましょう。

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Apple Design Awardsを受賞したゲーム、stitch.のアートエレメントのコラージュ。

ゲーム

stitch.

ゲームの世界にはさまざまなジャンルやスタイルがありますが、刺繍に関連するゲームはほとんどありません。しかしstitch.の登場ですべてが変わります。これは、カジュアルなパズルと瞑想エクササイズ、午後のクラフトプロジェクトを掛け合わせたような、世代を超えた魅力的なゲームです。stitch.を開発したLykke Studiosの創設者、Jakob Lykkegaardは、「誰でもプレイできるゲームを制作していることが私たちの誇りです」と語ります。「誰でもプレイできるようにするためには、制作に時間をかけることが大切です」。

デザインの舞台裏:stitch.

Lykke Studiosは、刺繍をテーマにしたこのパズルゲームをどのように縫いあげていったのでしょうか。その舞台裏を覗いてみましょう。

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このカテゴリの受賞者は、Appleのテクノロジーを活用することで、魅力的で心に残り、満足感が得られる体験を実現しています。

Apple Design Awardsを受賞したアプリ、Duolingoのアートエレメントのコラージュ。

アプリ

Duolingo

Duolingoはなぜ、これほどまでに魅力的な言語学習方法となれたのでしょうか。答えは、実は目の前に見えています。デザイン担当VPのRyan Sims氏は、「Duolingoの秘密、それは私たちが教育関係の会社ではないということです。私たちは楽しさとモチベーションを提供する会社です」と語ります。「私たちの仕事で一番大切なのは楽しさを提供することです」。

デザインの舞台裏:Duolingo

言語アプリの驚くべき成功の裏に隠れたデザイン戦略を学びましょう。

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Apple Design Awardsを受賞したゲーム、Afterplaceのアートエレメントのコラージュ。

ゲーム

Afterplace

Evan Kice氏のAfterplaceは、一見すると1980年代後半からタイムスリップしてきたかのようでもありながら、一方で明らかに現代的なゲームでもあります。速い展開で流れるように進むゲームのコツをつかむのは驚くほど簡単です。敵はいたるところに潜み、階層は四方八方に展開していきます。たとえば、地味な図書館のように見えるものが、実は多層階の迷路だったりするのです。「ゲームがずっと続くのが好きだったんです。ゲームの中に一つの国がある、というアイデアに魅了されていました」、とKice氏は語ります。

デザインの舞台裏:Afterplace

懐かしさを感じさせるピクセルアドベンチャーゲーム「Afterplace」のEvan Kice氏によるこのゲームの制作の舞台裏を覗いてみましょう。

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このカテゴリの受賞者は、それぞれのプラットフォームに最適な、直感的なインターフェイスと簡単で使いやすいコントロールを提供しています。

Apple Design Awardsを受賞したアプリ、Flightyのアートエレメントのコラージュ。

アプリ

Flighty

Flightyは、旅行中にナビゲートするものの中で最も簡単なものかもしれません。旅行はストレスに満ちたものになりかねません」と語るのは2019年にこのアプリを立ち上げた、オースティンを拠点とするデベロッパのRyan Jones氏。「そのため、私たちはFlightyを、退屈に思えてしまうくらいわかりやすくて、スムーズに機能するアプリにしたいと考えています」。

デザインの舞台裏:Flighty

Ryan Jones氏は、この卓越した旅行アプリをどのように開発したのでしょうか、その舞台裏を覗いてみましょう。

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Apple Design Awardsを受賞したゲーム、Railboundのアートエレメントのコラージュ。

ゲーム

Railbound

Railboundは、フィンガーペインティングのようにシンプルな操作で線路を敷き、列車を正しい順序で連結させるゲームです。AfterburnスタジオのLuke Spierewka氏は、「インプットにはかなり気を使っています」と語ります。「Railboundでは、基本的に指一本で線路タイルを描けるようなシステムにしたいと考えました」。

デザインの舞台裏:Railbound

ゲームスタジオAfterburnによる、線路を敷いていくこのトリッキーなパズルの制作の舞台裏を覗いてみましょう。

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このカテゴリの受賞者は、有意義な方法で生活を改善し、社会的に重要な問題に光を当てています。

Apple Design Awardsを受賞したアプリ、Headspaceのアートエレメントのコラージュ。

アプリ

Headspace

Headspaceほどマインドフルネスを身近なものにしたアプリはないでしょう。リリースから10年以上にわたり、今日にいたるまで、Headspaceはメンタルヘルスアプリの基準となってきました。メンバープロダクト担当シニアバイスプレジデント、Jeff Birkeland氏は、「マインドフルネス、瞑想、メンタルヘルス、どれも簡単にナビゲートできるものではありません」と語ります。「でも温かみや親近感が感じられる使いやすいアプリなら、困難な問題にも親しみやすいサポートを提供できます」。

デザインの舞台裏:Headspace

Headspaceのチームはどのようにして、この親しみやすく、フレンドリーなアプリをデザインしたのでしょうか。

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Apple Design Awardsを受賞したゲーム、Endlingのアートエレメントのコラージュ。

ゲーム

Endling

Endlingは、環境破壊と人為的な影響によって焦土と化した地を、キツネになって進んでいく3Dアドベンチャーです。一方で、メディアとメッセージを組み合わせたパワフルな作品でもあります。HandyGamesのゲームデザイナー兼プロデューサーのPhilipp Nägelsbach氏は、「サバイバルゲームではありますが、ストーリーを語ることに重きを置いたシンプルなゲームです」と語ります。

デザインの舞台裏:Endling

HandyGamesチームは、メディアとメッセージを組み合わせたこのパワフルな作品をどのようにして作り上げたのでしょうか。

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このカテゴリの受賞者は、傑出したビジュアル、磨き抜かれたインターフェイスに加え、ユニークで統一感のあるテーマを際立たせる、高品質のアニメーションを実現しています。

Apple Design Awardsを受賞したアプリ、Any Distanceのアートエレメントのコラージュ。

アプリ

Any Distance

エンジニアのDaniel Kuntz氏と共にAny Distanceを制作したアトランタ在住のデザイナー、Luke Beard氏は、このアプリは「アスリートのみならず、すべての人のためのもの」と語ります。デザイン性に優れたこのアプリは、フィットネストラッカーとソーシャルネットワークの機能を兼ね備え、ワークアウトの統計情報を、ダイナミックなチャートやグラフ、アニメーション3Dマップ、AR体験、さらには写真も統合できる豪華なカードなど、共有可能な美しいフォーマットで提供します。Any Distanceという名称は、アプリの哲学そのものでもあり、水泳や自転車だけでなく、歩きながらのミーティングやベビーカーを押しながらのランニング、最も人気のあるオプションである犬の散歩などもカウントされます。

デザインの舞台裏:Any Distance

デザイン性に優れたフィットネストラッカー「Any Distance」、Luke Beardsi氏とDaniel Kuntz氏がこのアプリをどのように制作したのか、舞台裏を覗いてみましょう。

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Apple Design Awardsを受賞したゲーム、BIOHAZARD VILLAGEのアートエレメントのコラージュ。

ゲーム

BIOHAZARD VILLAGE

あのホラーアドベンチャーが、Appleシリコン搭載のMacに登場。ロングランシリーズのファンにはたまらない素晴らしいビジュアルが実現されています。不気味な城や老朽化した工場、華麗で残忍な悪役など、BIOHAZARD VILLAGEは、Appleデバイス史上でも最もリアルなグラフィックを提供します。プロデューサーの神田剛氏は、「コンセプトはホラーテーマパークで、その美しいビジュアル環境の中で個性的なキャラクターが際立っています」と語ります。

デザインの舞台裏:BIOHAZARD VILLAGE

驚くほど美しいホラーアドベンチャーはどのように、Macで命を吹き込まれたのでしょうか。その舞台裏を覗いてみましょう。

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このカテゴリの受賞者は、最新のAppleテクノロジーを活用することで、同ジャンルでも傑出した作品を生み出し、最先端の体験を実現させています。

Apple Design Awardsを受賞したアプリ、SwingVisionのアートエレメントのコラージュ。

アプリ

SwingVision

SwingVisionの制作を始めた当時、Swupnil Sahai氏にアプリ構築経験はありませんでした。ただ、テニスのプレイ経験は豊富でした。Sahai氏は、「最初のアイデアは、『Apple Watchの加速度センサーとジャイロスコープで自分のスイングの速さを把握したり、(Apple Watchの)画面でスコアを付けたりできるかもしれない』というものでした」と語ります。「本当にそれだけでした」。今日、SwingVisionはテニス界に欠かせない存在になっています。

デザインの舞台裏:SwingVision

SwingVisionチームはどのように、テニスアプリの決定版をエースしたのでしょうか。その舞台裏を覗いてみましょう。

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Apple Design Awardsを受賞したゲーム、MARVEL SNAPスタイルのアートワークのコラージュ。

ゲーム

MARVEL SNAP

トレーディングカードゲームのジャンルを完全にリブートさせたMARVEL SNAPは、爽快なゲームプレイ、スーパーヒーローのワイルドなキャスティング、「スナップ」メカニズム(double or nothing bet:勝ったら2倍、負けたらゼロの賭け)などにより、まったく新しい戦略と心理戦の側面を追加しています。Second Dinnerのチーフディベロップメントオフィサー、Ben Brode氏は、「デザイナーとしての私たちの目標は、その複雑さと深さの比率を最大化することにあります」と語ります。

デザインの舞台裏:MARVEL SNAP

SNAPチームはどのようにして、トレーディングカードゲームの世界をリブートさせたのでしょうか。その舞台裏を覗いてみましょう。

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