ゲームにライブイベントを追加する

ライブイベントを追加すると、プレーヤーは新たな方法でゲームを楽しみ、報酬を受けられるようになり、ユーザーエンゲージメントが高まります。ビジネスの成長に役立つ、ゲーム内でのライブイベントの計画、開催、プロモーションの方法についてご紹介します。

概要

ライブイベントを企画すると、プレーヤーは特定の期間にわたって新たな方法でゲームを楽しみ、報酬を獲得できるようになります。これは、コンテンツをタイムリーに機能強化してゲームの鮮度を保つ、より大きなライブオペレーションストラテジーの一環として行うもので、ほかにも新しいコンテンツの追加や期間限定のオファーなどがあります。ゲーム内でライブイベントを開催すると、プレーヤーをゲームプレイの本筋に関連する新しい課題や報酬獲得へと、より深く引き込むことができます。これは、ユーザーの定着や再獲得、機能の普及、App内課金の売上アップといったほかの目標を達成する上でも役立ちます。

それぞれのライブイベントは、以下のうち少なくとも1つのカテゴリに当てはまります。各イベントは1回のみまたは定期的に開催することができ、平日の晩や週末など、様々な時間帯に実施することができます。

競争型
ほかのプレーヤーとのトーナメントで優勝する、一定回数のバトルに勝利する、対戦中に一定のポイント数を獲得するといったコンテスト形式のイベントです。

テーマ型
特定のシーズン、祝日、キャラクター、アイテム、機能などのトピックに応じたイベントです。。

進行型
お互いのイベントを基にしたり、順番に開催したりするイベントです。シリーズが進行するにつれて、報酬も増えるのが一般的です。たとえば、特定のライブイベントを完了したプレーヤーが、シリーズの次の(より報酬が多い)ライブイベントへの参加資格を得るといった形式です。

ライブイベントを作成し、サポートする

ゲームにライブイベントを追加する前に、ライブイベントを開発、モニタリング、分析できる適切なリソースを確保するようにしてください。それから各イベントを計画し、戦略を見直すことで、イベントを包括的なものにすることができます。

イベントの目標とパラメータを設定する
まず、それぞれのイベントでのビジネス目標を決定することから始めます。たとえば、プレーヤーがゲームをプレイする頻度を高めることを主な目標とし、リテンション率を高めたり、App内課金の販売を促進したりすることを二次的な目標にすることができるでしょう。その後、これらの目標の達成をサポートする各イベントのパラメータ(目標、タイムライン、報酬)を作成することができます。プレーヤーやゲームの性質によっては、ライブイベントに複数の目標や報酬を設定し、完了までのタイムラインに期限を設けないことが適する場合もあります。

イベントのターゲット指標や、提供したいユーザー体験に基づき、どのグループやレベルのプレーヤーをイベントの対象にするかを決定してください。たとえば、新しいプレーヤーを引き込むためのイベントであれば、特定のレベルに達することで、アイテムの購入に使用できるゲーム内通貨を獲得するよう促すイベントを企画できます。一方、経験豊富なプレーヤーに対しては、一定期間内に一定の人数のキャラクターをレベルアップさせることで、レアアイテムのセットを入手できるといったイベントを実施するとよいでしょう。

戦略全体に目を向ける
それぞれのライブイベントのプランを立てたら、対象者、目標、報酬の面でバラエティに富んだラインナップになっていることを一緒に確認してください。ゲームのデザインや収益状況に応じて、複数のライブイベントを同時に展開することができます。ゲームプレイの本筋とイベントとの間でバランスを保てるよう、特定の時点であるプレーヤーにいくつのライブイベントが提供されているかを考慮するようにしてください。

バランスを保てるようモニタリングする
ゲーム運営の全体的な健全性を維持するには、ゲームプレイのバランスを保ち、報酬、リソース、課題のレベルを適切な度合いに設定することが不可欠です。ライブイベントで獲得した報酬によって、ゲームプレイが簡単または難しくなりすぎることがないようにしてください。報酬が多すぎるとゲームの難易度が低くなりすぎて、プレーヤーのエンゲージメント、リテンション率、請求額が減少する可能性があります。運営状況をリアルタイムにモニタリングし、修正が必要なアンバランスな部分があれば、すぐに調整するようにしてください。

ライブイベントをプロモーションする

Appの中や外部のマーケティングチャネルでライブイベントをプロモーションして、プレーヤーにイベントの開催を知らせ、エンゲージメントを高めましょう。

ゲーム内でイベントの開催を知らせる
ゲーム内でイベントを目に付きやすくして、プレーヤーが参加するかどうかを決定できるようにしましょう。プレーヤーがイベントに参加したら、必要な目標を達成するまでの進捗状況と残り時間が把握しやすいようにしてください。現在開催中のライブイベントと、目標、報酬、進捗状況の詳細をプレーヤーが簡単に確認できる場所をゲーム内に設けるとよいでしょう。オンボーディング時にその場所のことをプレーヤーに伝え、ライブイベントの価値を説明してください。プレーヤーが特定のエリアを訪れた時や、一定のレベルに達したときなど、ゲーム内の関連する場面でライブイベントの告知を表示することもできます。

ライブイベントをゲームの外部で共有する
新しいプレーヤーや、ゲームをプレイしなくなったり他のゲームに乗り換えたりしたプレーヤーに向けて、ソーシャルメディアアカウントなどの外部のマーケティングチャネルでライブイベントをプロモーションを行いましょう。そのライブイベントがゲームの中心的な機能でもある場合は、プロダクトページで言及することもできます。

デュエルゲームの「RWBY: Amity Arena」の場合、現在開催中のライブイベントと進捗状況をプレーヤーが簡単に確認できる、専用のイベントセクションが用意されています。

ライブイベントを評価する

ライブイベントの成功度を測定するよう設定しましょう。イベントの前後と開催中にエンゲージメントの指標をモニタリングして、よい影響や悪い影響がないかチェックしてください。ライブイベントの影響が時間の経過と共にどのように変化するかを分析して、効果性を最適化することもできます。たとえば、複数回実施したイベントがよい影響を生み出している場合は、そのイベントを延長したり、定期的に開催したりすることができます。オートメーションを活用しながら時間やリソースを節約しつつ、イベントがゲームの本筋に対して補助的な役割を果たし、全体のバランスが保たれるよう注意してください。

App Store ConnectのAppアナリティクスを使用すると、ユーザーエンゲージメントの指標(セッション数、アクティブデバイスの台数、リテンション率など)を確認することができ、プレーヤーがライブイベントにどのように反応しているかを知ることができます。また、1日あたりの有料ユーザーの数を調べて、ライブイベントによってApp内課金の販売が促進されているかどうかを知ることもできます。

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