ユーザーのプライバシーに配慮したアクセスログ

包括的な最新のログデータでアプリのパフォーマンスを分析、評価できます。CloudKitサーバは、アプリとサーバ間のやり取りを記録したリアルタイムログと履歴ログを生成します。CloudKitのログ機能を使えば、ユーザーのプライバシーを保護しながら、エラーの特定やCloudKitリソース全体の利用パターンの把握に必要な情報をすべて確認できます。

リアルタイム表示と履歴表示

イベントをリアルタイムで表示したり、履歴データを検索したりできます。ライブログを開くと、CloudKitサーバがイベントを送信する直前の最新のアクティビティをデベロッパのブラウザに表示します。履歴ログでは、過去に起きたイベントを確認できます。過去数日分のエントリを表示できます。また、検索結果を絞り込んで、指定した期間内のエントリを表示することもできます。

プライバシー機能を内蔵

ユーザーデータのプライバシーを守りながら、問題を分析しデバッグすることができます。ログには、各ユーザーのCloudKitサーバイベントがすべて記録されますが、個人を特定できる情報は一切表示されません。ログエントリには、コンテナ固有の匿名のCloudKitユーザーIDだけが表示され、実際のIDは確実に秘匿されます。レポートには、アカウントごとのレコード変更は表示できますが、実際に変更されたデータは表示されません。

詳細レポート

ログには、指定した期間内のアプリとCloudKitサーバとのすべてのやり取りについて、詳しいレポートが記録されます。エントリごとに以下のデータが表示されます。

  • Time:イベントが発生した正確な時刻が表示されます。
  • Platform:リクエストが開始されたクライアントのプラットフォームとバージョンが表示されます。
  • User:一意で匿名のCloudKitユーザーIDが表示されます。
  • Type:ログに記録されたイベントがデータベースイベントかプッシュイベントかを示します。
  • Operation ID:操作の一意のIDが表示されます。CloudKitは、ネイティブAPIで発行されるすべての操作に対して一意のIDを自動的に作成します。
  • Operation Group Name:関連する複数の操作をまとめたバッチグループの名前が表示されます。グループのプロパティを設定して、複数のCloudKit操作を関連付けることができます。
  • Details:イベントの種類に固有の情報が表示されます。

CloudKit Consoleの利用を開始する

サインインして、CloudKit Consoleのパワフルな機能を確認しましょう。

CloudKit Consoleを見る