テレメトリでインサイトを得る

CloudKit対応のアプリがコンテナ内でどのように動作しているかを簡単に把握できます。テレメトリの一連のグラフには、ユーザーのすべてのデバイスから集計した、アプリの全体的なパフォーマンスと信頼性の測定データが表示されます。こうした直感的にわかる視覚表示のおかげで、データベース全体およびすべてのプッシュイベントに関わるアプリのサーバサイドのパフォーマンスと利用状況について、貴重な洞察を得ることができます。テレメトリには集計データしか表示されないため、個人の行動に関する情報が外部に共有される心配はなく、ユーザーのプライベートデータを安全に守ります。

開発ビューとプロダクションビュー

CloudKit Databaseアプリからアクセスできるテレメトリを使えば、開発環境とプロダクション環境のどちらのメトリックスも確認できます。開発ビューでは、開発中やアップデート中のアプリのパフォーマンスを視覚化できます。たとえば、アプリの配信前に、特定の機能が使いやすさに与える影響や、特定のアップデートがパフォーマンスに与える影響がわかります。プロダクション表示では、実稼働環境におけるアプリのパフォーマンスを視覚的に確認できるので、ピーク時や使用量の急激な落ち込みなど、ユーザーのアクティビティの傾向を把握できます。

着目すべきデータ

テレメトリのグラフは包括的で、操作の種類ごとのリクエスト数、エラー数、サーバのレイテンシ、帯域幅の使用状況などのアクティビティを測定します。これらのグラフの範囲を絞り、関連性の高いデータだけを表示することができます。テレメトリを使えば、すばやく簡単にデータを可視化し、表示方法をカスタマイズできるので、アプリのトラフィックプロファイルをよりよく把握して、トレンドを理解できます。

パフォーマンスの測定

アプリへの追加を検討している操作の処理にどれくらい時間がかかるかがわかります。アプリの開発に着手する際に送信するリクエストタイプの件数を把握できます。新しいバージョンのリリース時にアプリのパフォーマンスの急激な変化や低下、あるいは動作の異変などをモニタリングできます。テレメトリがあれば、ユーザー体験を改善し、リソースの利用を効率化するベストな方法を判断できます。

カスタム通知

スキーマの変更、導入環境、トークンの作成や期限切れなど、自分が重視する項目に関する通知を受け取ります。テレメトリメトリックスのカスタムアラートを設定しておくと、しきい値に達したタイミングで通知が届きます。

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