新しいiPad Proに向けた準備

すべてが新しく、すべてがスクリーンで、すべてがパワフルな新しいiPad Proを活用して、かつてないほど高速でレスポンシブな体験を届けましょう。新しいオールスクリーンデザインはエッジからエッジまで広がり、Face IDは縦向きでも横向きでも、シームレスに機能します。ほとんどのノートパソコンをしのぐパフォーマンスを発揮する新しいA12X Bionicチップでは、プロフェッショナル向けのAppを実行し、迫力ある拡張現実体験を生み出すことができます。さらに、第2世代のApple PencilSmart Keyboard Folioといったアクセサリをサポートするなど、iPad ProはiPadの歴史をぬりかえるほどの変化を遂げました。

Liquid Retinaディスプレイ

Liquid Retinaディスプレイは業界最高水準の色精度を誇り、すべてを限りなく現実に近い色で美しく映し出します。エッジからエッジまで広がるディスプレイは、曲線のデザインに精密に沿い、丸みを帯びた優雅なコーナーに至ります。さらに、反射率は業界の中で最も低く、ユーザーがiPad Proをどこへ持って行っても、Appが美しく表示されます。

UIの最適化

iOS 12.1 SDKでAppをビルドして、11インチiPad Proと12.9インチiPad Pro(第3世代)のオールスクリーンデザインを活用しましょう。ディスプレイの丸みを帯びたコーナーとホームインジケータに合わせてAppが正しく表示されることも確認してください。次の手順で、これらの新しいデバイス向けのAppをアップデートすることができます。

シミュレータで実行してテストする。エッジからエッジまで広がるLiquid RetinaディスプレイをAppで最大限に活かせるよう、セーフエリアを考慮し、アダプティブレイアウトに対応させてください。アップデートされた「Human Interface Guidelines」を参照し、Xcode 10.1をダウンロードして、Appをシミュレータでテストしましょう。

ネイティブの解像度でフルスクリーン表示ができるようにする。プロジェクトのベースSDKがiOS 12.1以降に設定されておりLaunch Storyboardを使用している場合、AppはiPad Pro上で全画面表示モードで実行されます。

Appを総合的に検証する。UIが正しく表示され、各要素に配置の不具合や、重なり、拡大縮小の誤り、表示の欠けなどがないことを確認してください。問題が見つかった場合は、セーフエリアガイドとレイアウトマージンを使ってUI要素の配置を修正してください。

シミュレータで部分的にしかAppを確認できない場合(たとえば、大部分ではUIKitが使われるものの、カメラがインテグレートされている場合など)は、シミュレータが対応していないビューをコメントアウトするなどして、できる限り多くのUIをテストするようにしましょう。

Xcode 10.1

iOS 12.1用SDKおよびiPhone XSiPad Pro用のシミュレータが含まれている、最新版のXcodeをMac App Storeでダウンロードしましょう。

Apple Pencil

ピクセルパーフェクトの精密さと業界最高水準の低レイテンシを実現したApple Pencilでは、絵を描いたり、スケッチしたり、色を塗ったり、メモを取ったり、メールに注釈を付けたりと、様々なことを非常に快適にこなすことができます。さらに、ダブルタップのジェスチャで直感的にタッチ操作できるApple Pencil(第2世代)の機能を、Appで活用できるようになりました。

この機能の実装について詳しくは、「Pencilの操作(英語)」を参照してください。

デザインに関するガイダンスは、「Human Interface Guidelines(英語)」を参照してください。

Face ID

ロックの解除、認証、支払いを安全に行い、ユーザーが一目見るだけでAppに簡単にアクセスできるFace IDが、iPad Proでも利用できるようになりました。TrueDepthカメラが30,000以上の目に見えないドットを投射し、解析することで生成された顔のマップは、デバイスのSecure Enclaveによって暗号化され、セキュリティが保たれます。

ユーザー認証について詳しくは、「Human Interface Guidelines(英語)」を参照してください。

A12X Bionic

Neural Engineを搭載したA12X Bionicチップは、Apple史上最も賢く、最もパワフルなチップで、iPad Proのために特別にデザインされました。A12X Bionicは、ほとんどのノートパソコンよりも高速なCPU性能を発揮します。Appleが設計した7コアのGPUにアーキテクチャの強化とメモリ圧縮を組み合わせることで、GPUのパフォーマンスが最大で2倍高速化されています。さらに、毎秒5兆の演算処理を実行できる8コアのNeural Engineが、非常に効率的でパワフルな機械学習向けに用意されており、まったく新しい体験を実現することができます。

機械学習

新しいA12X Bionicでは、Core ML 2Metal 2のシームレスな統合を体験できます。機械学習がデバイス上で驚異的な速さで実行されるようになったことで、ユーザーデータのプライバシーを保ちながら従来よりもインテリジェントで高性能なAppを実現できるようになりました。スマートコンピューティングセレクションによって、A12X Bionicに搭載されたNeural Engineの処理能力が、Appの動作に自動的に活かされます。画像ブロック、タイルシェーディング、スレッドグループシェアリングといったAPIの新しい機能を、バッチ予測、量子化処理、画像サイズの柔軟な変更機能などの最適化と共に活用してください。

Core ML 2についてさらに詳しく

拡張現実

Neural Engineによって、ARKitはこれまでよりも過酷な環境下で、これまでよりもすばやく平面を検出できるようになりました。トラッキングはさらに確実なものになり、エネルギー効率も向上しています。ARKit 2では、マルチプレイヤー対応Appにおける体験の共有や、現実世界のオブジェクトからAR体験を創り出すための3Dオブジェクトの検出機能といった、パワフルな新機能も利用することができます。TrueDepthカメラを使用すると、Appでユーザーの顔の位置、トポロジー、表情を精密かつリアルタイムに検出できます。その結果、リアルタイムで自撮りにエフェクトを加えたり、ユーザーの表情に基づいて3Dキャラクターを動かしたりすることが簡単にできるようになっています。

ARKit 2についてさらに詳しく

マルチタスキング

パワフルなA12X Bionicチップにより、Split ViewSlide Overといったマルチタスキング機能を活用するAppを、これまで以上にスムーズかつ高速に動作させることができます。

マルチタスキングについてさらに詳しく(英語)

ドラッグ&ドロップ

Multi-TouchのAPIを使用すると、テキスト、画像、ファイルを1つのAppから別のAppへとすみやかに移動することができます。ドラッグ&ドロップに対応して、ユーザーがコンテンツを自由に移動できるようにしましょう。

ドラッグ&ドロップについてさらに詳しく

AppをApp Storeに提出する。

新しいiPad Proが、まもなく世界中のお客様に届けられます。Appとプロダクトページをアップデートしたら、今すぐ提出しましょう。2019年3月以降、App Storeに提出されるiOS Appは、すべてiOS 12.1 SDK以降でビルドされ、iPhone XS Maxや12.9インチiPad Pro(第3世代)のオールスクリーンデザインに対応する必要があります。

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