Metalデベロッパツール
XcodeのMetalデバッガやInstrumentsのMetalシステムトレースなど、パワフルで幅広いツールセットを使って、Metalアプリの作成、デバッグ、プロファイルを行うことができます。
XcodeのMetalデバッガやInstrumentsのMetalシステムトレースなど、パワフルで幅広いツールセットを使って、Metalアプリの作成、デバッグ、プロファイルを行うことができます。
Xcodeには、Metalアプリをデバッグするための高度なツールなど、包括的なツールセットが含まれています。Metalデバッガでは、レンダリングパイプライン全体と、使用されているすべてのリソースを調べられます。メッシュシェーディングからレイトレーシング、MetalFX Upscalingまで、Metalパイプラインの視覚的なアーティファクトをデバッグおよび修正できます。
Metalにはパワフルなランタイム診断ツールのセットが組み込まれており、Metalアプリが正しく動作していることを検証するのに役立ちます。Xcodeではソースコード内にエラー箇所が表示されるため、問題の発生前にバグを見つけることができます。
Xcodeには高度なツールセットがバンドルされているため、MetalアプリはAppleハードウェア上で一貫したスムーズなレンダリングと優れたパフォーマンスを実現できます。
MetalパフォーマンスHUDを使えば、Metalアプリでグラフィックスに関する主要な統計情報を直接モニタリングできるため、XcodeやInstrumentsでパフォーマンスの問題や、最適な取り込み範囲を簡単に特定できます。
Xcodeのパフォーマンスタイムラインには、同時に実行されているさまざまなパスやステージとともに、ハードウェアカウンタが表示されます。GPUタスクが並列処理でないことを確認することで、過剰なシリアライズを検出できます。
Metalの包括的なデベロッパツールセットは、Metalシェーダコンバータとの完全な互換性を有しています。プロジェクトのコンパイル時にデバッグ情報が含まれるように準備しておくと、Metalからランタイム時の検証エラーが送信されます。Metalデバッガは、変換されたシェーダのデバッグとプロファイルにも対応します。
XcodeのMetal Performance Shaders Graphビューアは、多次元の計算グラフの視覚化に役立ちます。デバイスを選択して、Appleシリコンでのネットワークの実行状況や、GPUまたはNeural Engineで実行されている操作を確認することができます。
デバイスを選択して、コンパイル中にまとめて処理できるGPUの操作を視覚化できます。これらの操作は最適化された単一のMetalシェーダに組み込まれるため、内部的にはメモリのオーバーヘッドがなく、パフォーマンスが大幅に向上します。
このビューアを使うと、事前トレーニング済みのネットワークに含まれる、予期しないウェイトを簡単に見つけて調査できます。たとえば、ゼロを乗算している場合や、畳み込みレイヤーでインプットが徐々に重複してしまう場合などが考えられます。
Xcodeをダウンロードすれば、Metalデベロッパツールのすべての機能を使い始めることができます。Metal APIとシェーダの使用状況を検証し、MetalデバッガでMetalアプリのデバッグとプロファイルを行い、InstrumentsのMetalシステムトレースを使ってシステムパフォーマンスを分析できます。
Windowsがホストするツール、ヘッダ、ライブラリのコレクションをダウンロードすれば、Metalシェーダプログラムとアセットをビルドして、iOS、macOS、tvOSにデプロイできるようになります。