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App Store Reviewガイドラインの更新

App Storeでは、あらゆるユーザーに最高のストア体験を届けることに全力で取り組んでいます。今後もユーザーの安全を確保し、デベロッパに成功のための素晴らしい機会を提供していくため、App Store Reviewガイドラインの改定が必要になることがあります。

以下は最新の変更点の概要です。これらの点に留意し、App Store Reviewガイドラインにて全ての詳細をご確認ください。特に記載がない限り、現時点ですべてのガイドラインが新規および既存のAppの両方に対して適用されます。

  • ガイドライン1.3および5.1.4。子どものデータのプライバシーを保護するため、「子ども向け」カテゴリのAppや子ども向けに制作されたAppに他社の広告や分析ソフトウェアを組み込んだり、第三者にデータを送信したりすることはできません。このガイドラインは新規のAppに対して現時点から適用されます。既存のAppは、2019年9月3日までにこのガイドラインに準拠することが必要になります。
  • ガイドライン4.7。App内で配信するHTML5ゲームで、現実のお金を使用する賭博ゲーム、宝くじ/ロト、または慈善寄付活動へのアクセスを提供したり、デジタルコマースをサポートしたりすることはできません。こうした機能は、Appleが審査できる、バイナリに埋め込まれたコードでのみ提供できます。このガイドラインは新規のAppに対して現時点から適用されます。既存のAppは、2019年9月3日までにこのガイドラインに準拠することが必要になります。
  • ガイドライン5.4。VPNは機密性の高いデータへのアクセスを提供するため、VPNのAppでは、その目的を問わずいかなるデータも販売、使用、第三者に開示することは許されておらず、その旨をプライバシーポリシーに明記する必要があります。承認を受けたプロバイダによって提供される特定の種類のApp(ペアレンタルコントロール、コンテンツブロック、セキュリティAppなど)では、NEVPNManager APIを使用することができます。
  • ガイドライン5.5。(New)MDMは機密性の高いデータへのアクセスを提供するため、MDMのAppではモバイルデバイス管理機能をリクエストする必要があります。こうしたAppは、営利企業(法人組織、教育機関、政府機関など)のみが提供することができます。ただし、ペアレンタルコントロールサービスにMDMを使用している企業には提供が許可される場合もあります。MDMのAppでは、その目的を問わずいかなるデータも販売、使用、第三者に開示することは許されておらず、その旨をプライバシーポリシーに明記する必要があります。
  • ガイドライン5.1.3(i)。ユーザーに直接メリット(より低額な保険料など)を提供する場合には、メリットを提供する組織によってAppが提出されており、データが第三者と共有されない限り、ユーザーの健康やフィットネスに関するデータをAppで使用することができます。デベロッパは、デバイスから収集される健康に関するデータについてユーザーに具体的に明示する必要もあります。
  • ガイドライン5.1.1(viii)(New)。ユーザー以外のソースから取得した情報、またはユーザーの明示的な同意なしに取得された個人情報を収集するAppは、その情報が公開データベースからのものであったとしても、App Storeでは許可されません。
  • ガイドライン5.1.1(ii)。Appでは、収集するデータが収集の時点またはその直後の時点で匿名であると考えられる場合でも、データ収集に関してユーザーから同意を得る必要があります。
  • ガイドライン1.1.3。Appで弾薬の購入を助長することはできません。
  • ガイドライン4.2.7。リモートデスクトップクライアントに、ユーザーが所有するゲームコンソールも含まれるようになりました。クライアント側に表示されるソフトウェアは、ホストデバイス上で完全に実行される必要があります。

地域的制限、またはその他の制限が設定されているAppの機能を説明するデモビデオは受け付けられません。デベロッパは、完全に機能するAppを審査に提出する必要があります。

「Appleでサインイン」のベータ版テストは、今年の夏に利用できるようになります。このサービスの商用利用は年内を予定しています。他社のサインインサービスに対応するAppでは、商用利用の開始時点で「Appleでサインイン」をオプションの1つとしてユーザーに提示することが義務付けられます。

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