App Storeへの提出におけるプライバシー要件のアップデート

App Storeへの提出におけるプライバシー要件のアップデート

デベロッパは、自分のアプリ内のすべてのコードに対して責任を負っています。AppleはWWDC23で、一般的に使用されているサードパーティSDKのための新しいプライバシーマニフェストと署名を導入し、デベロッパがアプリのプライバシーマニフェストで該当するAPIを使用する場合に承認される理由(英語)の宣言を義務付けることを発表しました。これらの変更により、サードパーティSDKによるデータの使用方法、安全なソフトウェアの依存関係、ユーザーのプライバシー保護のさらなる強化についてデベロッパの皆さんが理解を深めることができます。

3月13日以降:承認される理由が必要なAPIを使用している新規アプリまたは既存アプリのアップデートをApp Store Connectにアップロードする際に、アプリのプライバシーマニフェストに理由が含まれていない場合は、その旨をEメールでお知らせします。これは、App Store Connectの既存の通知に追加されます。

5月1日以降:App Store Connectに新規アプリまたはアップデートされたアプリをアップロードする際に、アプリのコードが使用されるリストされたAPIの場合、承認された理由を含めることが義務付けられます。APIの使用が認められる理由によるものでない場合は、(該当APIを使用する以外の)代替方法を見つけてください。また、一般的に使用されているサードパーティSDKのリストに含まれている新しいサードパーティSDKを追加した場合は、これらのAPI、プライバシーマニフェスト、署名の要件がそのSDKに適用されます。必ず、プライバシーマニフェストが含まれているバージョンのSDKを使用してください。SDKがバイナリ依存として追加される場合は、署名も必須になるため注意してください。

この機能の導入は、すべてのアプリに恩恵をもたらすものです。SDKに依存するアプリをより適切にサポートできるよう、すべてのSDKがこの機能を導入することをおすすめします。