App Storeの改善プロセスに関する要件の明確化とタイミングの延長について
2022年4月29日
App Storeの構築と運営の根底にあるのは、ユーザーの皆さまからのAppに対する信頼です。
2016年、Appleは最高のユーザー体験を届けるため、そしてデベロッパからの提案(英語)により、App Storeの機能しなくなったApp、最新の審査ガイドラインに準拠していないApp、古くなったAppを削除するApp Storeの改善プロセスを立ち上げました。これにより、セキュリティとプライバシー面から最新のAppleのイノベーションを提供し、多くに利用者にとって正常に機能するAppを届けることができます。過去6年間にわたり、このプロセスによって約280万ものAppが削除されました。
この取り組みにより、ユーザーとデベロッパは次の恩恵を受けてきました。
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見つけやすさ。 古くなったAppがApp Storeに含まれないことで、ユーザーはニーズに合った高品質なAppをさらに簡単に見つけることができます。これは、デベロッパのAppがストアで見つけやすくなることにもつながります。
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セキュリティとプライバシー。 Appleのハードウェアとソフトウェアには常に改良が重ねられており、Appleはデベロッパに向けて、パフォーマンス、セキュリティ、そしてプライバシーの向上につながる新しいツールを頻繁に提供しています。デベロッパは、このテクノロジーをAppの更新時に組み込むことでユーザーの安全とセキュリティ保護に寄与しています。
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ユーザー体験。 App Storeから入手するAppが最新のスクリーンサイズ、SDK、API、および、iOS/iPadOS/macOSのその他の機能に適合し、最新の状態であることは、最高のユーザー体験につながります。
App Storeの改善プロセスの一環として、過去3年間に更新がなく、最小ダウンロード数の基準を満たさない(Appがまったくダウンロードされていない、もしくは12ヶ月連続でダウンロード数が非常に少ない)Appのデベロッパには、そのAppがApp Storeの削除対象である旨を通知するEメールが送付されます。
Appleは、デベロッパが継続的に高品質なソフトウェアをApp Storeで入手し、提供できるように支援したいと考えています。デベロッパがAppの削除に対する異議申し立てができるのは、このためです。さらに、デベロッパ(最近この通知を受け取ったデベロッパを含む)には、必要に応じてAppを更新するための時間が最大で90日間設けられます。なお、App Storeで削除されたAppがユーザーによってデバイスにダウンロード済みである場合、Appは通常通り機能します。
詳しくは、改訂されたApp Store改善サポートページをご参照ください。