App Store Reviewガイドラインが更新されました

App Store Reviewガイドラインが更新されました

App Store Reviewガイドラインが更新されました。このアップデートは、近日中にリリースされるOSの新機能に対応し、ユーザーの保護を強化し、デベロッパがApp Reviewをできる限りスムーズに通過するための一助となることを目的としています。

  • 「提出前」を更新:「App ReviewがAppにフルアクセスできるようにしてください。Appがアカウント情報をベースにした機能を含む場合は、有効なデモアカウントまたは全機能を使用できるデモモードを用意します。Appの審査に必要となる可能性があるその他のハードウェアやリソース(ログイン情報やサンプルQRコードなど)についても用意してください。」
  • 変更(1.1.4):「これには、ポルノグラフィを含む、または売買春、人身売買、搾取を幇助するために使われる「出会い系」やその他のAppも含まれます。」
  • 追加(1.1.7):「最近または現在の事象(暴力的な紛争、テロ攻撃、感染症など)を収益化する、または収益を得ることを意図した有害な概念。」
  • 追加(2.1):「法律上またはセキュリティ上の義務のためデモアカウントを用意できない場合は、Appleによる事前の承認を得た上で、デモアカウントの代わりにデモモードを内蔵することも可能です。その場合は、デモモードでAppの機能および機能性をすべて確認できるようにしてください。」
  • 追加(2.5.17):「Matterに対応するAppでは、Matterでのペアリングを可能にするためにAppleのサポートフレームワークを使用する必要があります。加えて、Appleが提供するMatter SDK以外のMatterソフトウェアコンポーネントをAppで使用する場合、そのソフトウェアコンポーネントを実行するプラットフォームは、Connectivity Standards Alliance(英語)による承認を受けている必要があります。」
  • 3.1.7から2.5.18に記述を移動:「広告の表示は、メインのAppバイナリに限定されるべきであり、Extension、App Clip、ウィジェット、通知、キーボード、watchOS向けAppなどに含めることはできません。Appで表示される広告は、そのAppの対象年齢に適したものであり、ユーザーをターゲットとした広告の場合、そのために使用された情報を使用中のAppを閉じることなくユーザーがすべて見ることができるようにする必要があります。なお、ヘルスケア/医療データ(例:HealthKit API)、学校/授業のデータ(例:ClassKit)、子どものデータ(例:「子ども向け」カテゴリのApp)など、機密性の高いユーザーデータに基づく追跡型広告や行動ターゲティング広告を組み込むことはできません。インタースティシャル広告や、ユーザーエクスペリエンスを中断させたり妨害したりする広告では、広告であることをはっきり明示する必要があります。また、広告をタップするようユーザーの行動を操ったり、だましたりすることはできません。ユーザーが広告を簡単に閉じられるよう、操作しやすく見やすい、十分な大きさの「閉じる」ボタンや「スキップ」ボタンを用意する必要があります。」
  • 変更(3.1.1):「コンテンツや機能を解放するため、ライセンスキー、拡張現実マーカー、QRコード、暗号通貨、暗号通貨ウォレットなど、App独自の方法を用いることはできません。 」
  • 追加(3.1.1):「Appは、App内課金を利用して、非代替性トークン(NFT)およびNFTに関連するサービス(ミンティング、リスティング、譲渡など)を販売することができます。Appでは、NFTを所有することによってApp内のコンテンツや機能が解放されることがないことを条件として、ユーザーが自分のNFTを確認できるようにすることが可能です。App内課金以外の方法で、ユーザーを何らかの購入に誘導するボタン、外部リンク、その他の機能をAppに含めないことを条件として、他のユーザーが所有するNFTコレクションをブラウズすることをユーザーに許可することも可能です。」
  • 追加(3.1.3(g)):「広告管理App:広告主(商品、サービス、イベントを広告する個人や企業)が、各種のメディア媒体(テレビ、屋外広告、Webサイト、Appなど)にわたる広告キャンペーンを購入および管理することを唯一の目的とするAppでは、App内課金を使用する必要はありません。このようなAppはキャンペーン管理を目的としているため、広告そのものを表示することはありません。ただし、同一App内で表示するための広告(ソーシャルメディアAppへの投稿に使用される販促コンテンツなど)の購入を含め、App内で体験または消費されるコンテンツのデジタル購入には、App内課金を使用する必要があります。」
  • 変更(3.1.5(iii)):「取引:Appが、暗号通貨の取引を行うための適切なライセンスと認可を取得している国や地域のみで提供されることを条件として、認可されている取引所での暗号通貨の取引や送金を、Appで取り扱うことができます。」
  • 変更(5.2.5):「iTunesとApple Musicの音楽プレビューを娯楽的な目的で(フォトコラージュのBGM、ゲームのサウンドトラックなど)、またはその他の承認されていない目的で使用することは許可されません。iTunesやApple Musicの音楽プレビューを使用する場合は、iTunesやApple Musicの該当曲のリンクを表示する必要があります。」

詳しくは、 App Store Reviewガイドラインをご確認ください。