「Appleウォレットに追加」のバッジ関するガイドライン

「Appleウォレットに追加」のバッジを使用すれば、パス、チケット、クーポンなどをApple製デバイスウォレットアプリに追加できることをユーザーに視覚的に伝えることができます。Webページ、Eメール、および印刷物でバッジを使用する際は、このガイドライン従ってください。

バッジを使用する

「Appleウォレットに追加」のバッジは、Webページ、Eメール、またはQRコード付きの印刷物で使用することを念頭に置いたデザインになっており、ユーザーはAppleウォレットにパスを追加できます。バッジは、ウォレットに対応するパスに関してのみ使用することができます。

アプリ向けに「Appleウォレットに追加」のボタンを作成するには、PKAddPassButtonクラスを使用します。ボタンのスタイルは選択でき、外観と言語を適切に調整するためのコントロールがシステムで提供されます。文が1行になっているボタンと、2行に分かれているボタンが用意されています。

バッジのファイルをダウンロードする

フォーマット

「Appleウォレットに追加」のバッジはSVGおよびEPSファイルフォーマットで提供され、45の地域で利用できます。

  • Appleが提供するバッジを使用し、独自のバッジは作成しないでください。
  • Appleが提供するSVGアートワークをWebページやEメールのバッジとして使用します。
  • QRコード付きの印刷物に表示するバッジにはEPSフォーマットのアートワークを使用します。

ローカライズされたバッジ

背景色

背景色が白または淡色で、十分なコントラストが確保できる場合は、そのバッジを使用してください。背景が非常に暗い色の場合は、右に表示されている、縁取りがあるバッジを使用してください。

余白

バッジを画面に表示する際は、バッジの高さの10分の1以上の幅の余白を周囲に設ける必要があります。印刷物については、バッジをコードと一緒にプリントする」をご確認ください。

Eメール

バッジは、ウォレットに保存できるパスの近くに配置してください。ユーザーは、iPhone、iPod touch、Macで開いたEメールから直接、パスをウォレットに追加することができます。そのEメールをユーザーが別のデバイスで開く場合もあるため、iPhone、iPod touch、MacでEメールを開くよう伝える説明文も加えておきましょう。

Webページ

バッジは、ウォレットに保存できるパスの近くに配置してください。ユーザーは、iPhone、iPod touch、Macで開いたWebページから直接、パスをウォレットに追加することができます。そのWebページをユーザーが別のデバイスで開く場合もあるため、iPhone、iPod touch、Macでページを開くよう伝える説明文も加えておきましょう。

印刷物でバッジを使用する

印刷物では、ウォレットに対応するパスに関してのみ「Appleウォレットに追加」のバッジを使用することができます。その際は必ずQRコードまたはバーコードを一緒に表示する必要があります。ユーザーは、POSの看板、クーポン、ポスターなどの印刷物に表示されているコードを、カメラアプリでスキャンすることができます。コードをスキャンすると、パスがウォレットに追加されます。

POSの看板

「Appleウォレットに追加」のバッジと推奨メッセージを、コードの近くに配置してください。メインのグラフィックとメッセージに続き、バッジをそのレイアウト内の副次的な位置に、はっきり見えるように配置してください。

ポスター

大きな印刷物では、「Appleウォレットに追加」のバッジの高さが、上限である25mmよりも長くならないよう注意してください。

バッジをコードと一緒にプリントする

余白とサイズの要件

最小の余白はバッジの高さの4分の1です。印刷物では、「Appleウォレットに追加」のバッジの高さを10〜25mmの間にする必要があります。バッジのサイズをこの範囲よりも小さくしたり、大きくしたりしないようにしてください。

QRコードとバーコード

スキャンに最適なサイズとして、ウォレットのコードの幅は40 mm以上にすることを推奨します。このサイズの場合、QRコードのバージョンは10以下、PDF 417バーコードでは5以下のデータ列、Aztecコードでは6以下のレイヤーを使用することをお勧めします。

バッジとコードの位置合わせ

コードと「Appleウォレットに追加」のバッジは、同じ幅にすることを推奨します。または、コードとバッジを左寄せまたは中央寄せにしてもかまいません。

白い余白部分

「Appleウォレットに追加」のバッジの周囲には、必要な最小余白を確保してください。また、使用するコードの種類に応じた「空白ゾーン」をコードの周囲に設けるという要件にも準拠する必要があります。コードの印刷は、白または淡色の背景で行われるようにしてください。レイアウトの背景色が濃色の場合、コードの周囲に必要な白い余白部分を、「Appleウォレットに追加」のバッジの周囲にまで広げないでください。白い余白部分はコードの周囲にのみ設けるようにします。背景色が濃色の場合、「Appleウォレットに追加」のバッジが、コードの周囲に必要な白い余白部分にかからないようにしてください。

編集ガイドライン

ウォレット対応のパスを宣伝するコミュニケーションでは、ウォレットについて説明するメッセージを記すことができます。そうしたメッセージは、パスで使用する「Appleウォレットに追加」のバッジの近くに配置したり、製品とウォレットとの互換性を説明する一般的なコミュニケーションの中で使用したりすることができます。

推奨されるメッセージ

ウォレットの説明や宣伝の文章では、以下の推奨メッセージを使用することができます。またはご自分で宣伝用のコピーを作成してもかまいません。ウォレットという名称を使う際は、必ず以下のガイドラインに従う必要があります。

  • ウォレットの説明(長いバージョン):

    「Apple Watch、iPhone、iPod touchのウォレットアプリを使えば、搭乗券、映画のチケット、クーポン、ポイントカードなどをすべて1か所に保存して利用することができます。」

  • ウォレットの説明(短いバージョン):

    「ウォレットでは、搭乗券、映画のチケット、クーポン、ポイントカードなどをすべて1か所に保存して利用できます。」

  • コミュニケーションがiPhoneまたはiPod touch以外のデバイスで開かれた場合のために、パスをウォレットに追加する方法の説明を以下のように記してください。

    「この[パス/チケット/クーポン/カード]をウォレットに追加するには、この[Eメール、Webページ]をiPhoneまたはiPod touchで開く必要があります。」

  • 印刷物で使用する場合は、コードのスキャンに関する説明を以下のように記します。

    「Apple Watch、iPhone、iPod touchのウォレットアプリでは、搭乗券、映画のチケット、商品のクーポン、ポイントカードなどをすべて1か所に保存して利用することができます。このコードをスキャンすると、[ブランド名/パスの種類をこちらに挿入]をウォレットに今すぐ追加することができます。コードをスキャンするには、iPhoneでカメラアプリを開いてバーコードに向けるだけです。」

「Wallet」または「Apple Wallet」の名称を使用

ウォレットアプリの英名である「Wallet」または「Apple Wallet」を見出しやコピーで使用する際は、必ず大文字のWの後に小文字が続く「Wallet」の形で表記してください。「Apple」という名称は、必ずAを大文字で記し、以降の文字は小文字にしてください。「Apple Wallet」は2つの単語で表記してください。

見出しをすべて大文字で表記する場合は、見出しの中の「Apple Wallet」という語も大文字で記してかまいません。

ウォレットアプリについて最初に言及するところでは「Appleのウォレットアプリ」や「Appleウォレット」といった呼び方をし、それ以降は単にウォレットと呼ぶことができます。

米国でのコミュニケーションでは、ボディコピーで最初に登場するAppleに登録商標記号(®)を使用してください。

誤用の回避

これらのガイドラインに示されている、Appleが提供するバッジのみがAppleが承認しているものです。

  • 「Appleウォレットに追加」のバッジを、レイアウト内で最も目立つ主なメッセージやメインのグラフィックとして使用しないでください。主要メッセージ、アプリ、会社情報などの記述を主として、ボタンはそれらに付随する副次的な要素とする必要があります。
  • 独自のバージョンの「Appleウォレットに追加」のバッジを作成しないでください。
  • バッジの上にテキスト、グラフィック、画像、その他の要素を重ねないでください。
  • 未選択であることを示すため、バッジを薄暗い色で表示することは避けてください。
  • ウォレットのアイコンを単独で使用しないでください。
  • アートワークを反転、回転、アニメーション化しないでください。
  • 影、発光、反射などの視覚効果を追加しないでください。
  • AppleのWebサイトからグラフィックや画像を転用しないでください。
  • Appleのコミュニケーションを真似たものは使用しないでください。