アプリのグローバルボキャブラリーファイルに含まれるキーと値の説明です。
概要
iOSアプリのApp
ファイルには、ユーザーがSiriからアプリのIntentを利用する方法の例、およびアプリのすべてのユーザーに適用されるカスタム用語が含まれます。App
ファイルを、iOSアプリのバンドルに配置します。ボキャブラリープロパティリストファイルのローカライズ版は、アプリの該当言語のプロジェクト(.lproj)ディレクトリに収容します。アプリをApp Storeに提出すると、App
ファイルおよびそのローカライズ版がSiriに送信され、Siriが処理できるようになります。ファイルの内容はサーバに保存され、その特定のバージョンのアプリに結びついたものになります。
App
ファイルのルートディレクトリには、以下のキーが含まれます。
ParameterVocabularies -
(オプション)アプリのすべてのユーザーに適用されるカスタム用語を定義する辞書の配列。カスタム用語の指定に関する情報は、ParameterVocabulariesを参照してください。
IntentPhrases -
(オプション、推奨)ユーザー向けのサンプルフレーズを含む辞書の配列。Siriでこれらのフレーズが表示されるだけでなく、ユーザーがアプリのIntentをどのように利用するかをSiriが理解するのをサポートします。サンプルフレーズの提供に関する情報は、IntentPhrasesを参照してください。
重要
開発中はXcodeがボキャブラリーをSiriに同期します。Siriはこのボキャブラリーを使って、開発デバイス上で動作しているアプリのバージョンからの要求を解釈します。ボキャブラリーデータは即座に反映されないこともあるので、実際にSiriのケイパビリティをテストする際は、1~2分程度待ってから始めるとよいでしょう。