ユーザーがSiriからどのようにアプリを利用するかを示すためにグローバルボキャブラリーファイルに含めるキーです。
概要
Intent
キーは、いずれかのIntentのハンドルを開始するためにユーザーが発話する可能性のあるサンプルフレーズを含みます。このキーの値は辞書の配列で、各辞書は発話するサンプルフレーズの1つを定義します。各辞書に設定できるキーは次の通りです。
Intent
Name -
(必須)サンプルが適用されるIntentクラスの名前を含む文字列。たとえば、配車予約用のサンプルフレーズを指定するには文字列「INRequestRideIntent」を指定します。
Intent
Examples -
(必須)指定されたIntentに適用されるサンプルフレーズを含む文字列の配列。サンプルフレーズは必要に応じて複雑なものにできますが、ユーザーが発話する実際のフレーズに沿ったものでなければなりません。ボキャブラリーファイルのParameterVocabulariesセクションで定義したカスタム用語を含めることができます。
重要
アプリはいくつかのサンプルフレーズを用意してください。ユーザーがSiriインターフェイスから直接アクセスできるように、SiriによってアプリのサンプルフレーズがSiriガイドに表示されます。
Xcodeは、ボキャブラリーファイルへのサンプルフレーズの追加をサポートします。App
という名前のプロパティリストファイルを作成すると、Xcodeによって、このファイルにはカスタムボキャブラリーが含まれているはずだと認識され、プロパティリストエディタで使用可能な関連キーのみが作成されます。図1はXcodeのグローバルボキャブラリーファイルの例で、ワークアウトを開始するためのサンプルフレーズが含まれています。