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ParameterVocabularies

アプリ固有の用語を記述するためにグローバルボキャブラリーファイルに含めるキーです。

概要

ParameterVocabulariesキーは、アプリのすべてのユーザーに共通するカスタム用語を含みます。このキーには辞書の配列が含まれ、各辞書は、一連の用語とそれらの用語が適用されるIntentのプロパティを定義します。辞書のキーは以下の通りです。

ParameterNames

(必須)文字列の配列。各文字列に、Intentクラスのプロパティ名のキーパスが含まれます。たとえば、配車リクエストIntentのカスタム配車オプションを指定するには、キーパスINRequestRideIntent.rideOptionNameを指定します。


ParameterVocabulary

(必須)指定されたプロパティに関連付けるカスタム用語を含む辞書の配列。各辞書には以下のキーが含まれます。

VocabularyItemIdentifier

(必須)Siriがカスタムボキャブラリーを認識したときに、INSpeakableStringオブジェクトのIDプロパティに割り当てる文字列。このIDはすべての同意語に適用されます。


VocabularyItemSynonyms

(必須)Siriが認識するフレーズを定義する辞書の配列。辞書で以下のキーを使用して、フレーズ、発音のヒント、サンプルを指定します。

VocabularyItemPhrase

(必須)定義するカスタムフレーズを含む文字列。アプリで使用されているのと同じスペルで、フレーズを入力します。

VocabularyItemPronunciation

(オプション)フレーズの発音のヒントを含む文字列。「sounds like」のフォーマットで記述されます。たとえば、「iTunes」というフレーズは「eye toons」のように聞こえる場合があります。


VocabularyItemExamples

(オプション)文字列の配列。各文字列には、フレーズの使用例が含まれます。

Xcodeは、ボキャブラリーファイルへの用語追加をサポートします。AppIntentVocabulary.plistという名前のプロパティリストファイルを作成すると、Xcodeによって、このファイルにはカスタムボキャブラリーが含まれているはずだと認識され、プロパティリストエディタで使用可能な関連キーのみが作成されます。図1はXcodeのグローバルボキャブラリーファイルの例で、ワークアウトアプリのカスタム用語が含まれています。

図1

グローバルボキャブラリーファイルの編集

グローバルボキャブラリーファイルを編集する

関連項目