ヘルスケア/フィットネスアプリ

人々が自分の健康状態を把握し、アクティブに過ごせるようサポートする、革新的なアプリ体験をAppleプラットフォームで生み出しましょう。Appleではプライバシーを重視しており、ユーザーが自分のデータを自分で管理できるようにすると同時に、健康を理解するための有意義な情報をもたらすテクノロジーを提供しています。

    HealthKit

    HealthKitは、iPhone、iPad、Apple Watch、Apple Vision Pro上のヘルスケア/フィットネスデータを一元管理する中央リポジトリを提供します。ユーザーがアプリにHealthKitの関連データの読み書きを許可すると、アプリはより深くよりパーソナライズされた、有益なワークアウトやヘルスケア/フィットネス体験を提供できるようになります。

    モーション

    Core Motionフレームワークを利用すると、パーソナライズされた豊かな体験をアプリ内で提供できます。Core MotionはiPhone、iPad、Apple Watch、およびApple Vision Pro上で、動作や環境に関するデータを提供するため、アクティビティについてのより深いインサイトをユーザーに提供できるようになります。このフレームワークを最大限活用するには、特定のモーションデータにアクセスするための許可を得る必要があります。アクセスを求める際には、必ずそのデータの使用方法をユーザーに説明するようにします。例えば、歩数、距離、到達高度のデータを使用してワークアウト後に詳細な分析結果を提供する、ワークアウトを自動検出する、といった説明です。このフレームワークをHealthKitと併用すれば、アクティビティに基づく正確なインサイトを活用して、Apple Watchのフィットネス体験を向上させることができます。

    位置情報

    Core Locationフレームワークを使用すると、ユーザーがランニングやサイクリング、ハイキングなどのアウトドアアクティビティを、位置情報データを利用して記録できるようになります。このフレームワークを使うと、ルートの記録や距離の測定に加え、位置情報に基づくコーチングやチャレンジも行うことができます。アプリがユーザーの位置情報にアクセスする必要がある場合は、まずそのアクセス要求を許可または拒否するためのプロンプトが表示されるため、ユーザーは自分のデータやその共有の可否を常に管理できます。

    App Intentとショートカット

    App Intentフレームワークを利用すると、アプリのアクションやコンテンツをSiri、ショートカットアプリ、Spotlightなど、システムのさまざまな場所で利用できるようになります。App Intentsはショートカットとしても利用できるため、iPhoneやApple Watch Ultraのアクションボタンに割り当てることも可能です。例えば、ワークアウトの開始、栄養の記録、進捗の確認などのアクションを、ショートカットに割り当てることができます。

    WorkoutKit

    WorkoutKitフレームワークを利用すると、アプリ内でインターバルワークアウト(単一目標、ペース基準、トライアスロン、カスタムなど)を作成してプレビューできます。またWorkoutKitを使うと、ワークアウトのスケジュールも作成・管理できるほか、ユーザーの許可があれば、スケジュールしたワークアウト項目をApple Watchと同期することもできます。そうした項目は、Apple Watchのワークアウトアプリ内やiPhoneのフィットネスアプリ内に設けられた専用スペースに、アプリのアイコンおよび名称とともに表示されます。

    Foundation Model

    Foundation Modelフレームワークは、Apple Intelligenceを支えるオンデバイスの大規模言語モデルへのアクセスを提供するため、アプリ内のメッセージを調整したり、コンテンツをパーソナライズしたりといった処理を、ユーザーのプライバシーを守りながら実行できるようになります。

    ウィジェットとライブアクティビティ

    WidgetKitとライブアクティビティを使用すると、各デバイスの見やすい領域に情報を表示して、ヘルスケア/フィットネスアプリをより魅力的かつ有益なものにすることができます。WidgetKitでは、毎日の歩数、カロリー、ワークアウトの連続記録など、関連するデータを表示できます。ライブアクティビティはActivityKitを使用して構築されており、WidgetKitの機能を拡張するもので、アクティブなワークアウトの経過時間、距離、ペース、心拍数など、進捗状況をリアルタイムで表示できます。ライブアクティビティに表示する情報が、機微情報や個人情報とみなされる可能性がある場合は、一般的な概要のみを表示し、ユーザーがライブアクティビティをタップしたらアプリ内の機微情報を確認できるようにしておきます。これらのフレームワークを組み合わせることで、ユーザーが目標を達成できるよう、ワークアウト中にタイムリーなアップデートを表示したり、リアルタイムに励ましのメッセージも表示したりできるようになります。

    アクセサリの接続

    Core Bluetoothを使用すると、心拍計ストラップ、サイクリングセンサー、トレッドミル、スマート体重計など、Bluetooth Low Energy(BLE)対応の幅広いスマートヘルスアクセサリに直接接続して、リアルタイムの生体データやパフォーマンスデータを取得することができます。

    医療研究とヘルスケア

    医療専門家がResearchKit、CareKit、その他のツールを活用すれば、大規模な研究を通じて健康科学の発展を促進したり、研究室や診療所の枠を超えた患者へのケア提供の変革につながるようなアプリを開発したりできます。アプリを通じて有意義な研究を進め、テクノロジーを活用してヘルスケアの分野で変革を生み出しているグローバルコミュニティに参加する方法をご紹介します。

    ユーザーのプライバシーの尊重

    ヘルスケア/フィットネスアプリは、ユーザーのプライバシーを守り、機微なデータを保護することが求められます。そのためAppleでは、プライバシー保護に役立つツールやテクノロジーに加え、どの情報を共有するかをユーザーが選択できるようにするための仕組みをデベロッパに提供しています。どのデータへのアクセスを許可するか、また各データの利用方法について、ユーザーが透明性を持って管理できるようにするため、以下のガイドラインと要件を確認してください。

    • アプリのデザインはプライバシーに配慮して行う。データの収集は必要最小限にとどめ、位置情報や健康関連データ、モーションデータなどを収集する際には必ず許可を求めるようにして、ユーザーデータの保護とプライバシーの確保に努めてください。
    • App Reviewガイドラインを遵守する。アプリは、App Reviewガイドラインで適用される要件、特に健康および医療研究に関連するガイドライン5.1.3に記載された特定の要件を必ず満たす必要があります。例えば、ヘルスケア、フィットネス、医療研究に関連して収集した情報は、広告やマーケティングのほか、利用状況に基づくデータマイニング目的で使用したり、データブローカーに販売したりしてはなりません。

      ヘルスケアなど規制の厳しい分野で、機微なユーザー情報の収集を必要とするサービスを提供するアプリは、個人のデベロッパではなく、サービスを提供する法人が提出する必要があります。詳しくは、ガイドライン5.1.1(ix)をご参照ください。
    • アプリのプライバシー方針についての情報を提供する。新規のアプリや既存アプリのアップデートをApp Store Connectに提出する際には、そのアプリのプライバシー方針を申告する必要があります。これには収集するデータ(健康関連、フィットネス、位置情報など)や、それらのデータをユーザーまたはデバイスと紐付けるかどうかの情報も含まれます。この情報に基づいて、App Storeのプロダクトページにプライバシーラベルが表示されるため、ユーザーは収集されるデータやアプリのプライバシー方針を理解しやすくなります。
    • アプリの機能に不可欠なデータへのアクセス権のみをリクエストする。アプリの利用に不可欠でないデータやフレームワークへのアクセス権をリクエストすることは避けてください。アプリがそのデータへのアクセス権をリクエストする理由と、そのデータがどのように使用されるのかを説明する、明確な目的文字列を必ず提示する必要があります。
    • 可能な限り処理はデバイス上で行い、エンドツーエンドの暗号化を使用する。デバイス上で処理を行うことで、より高速かつ安全な体験を得ることができます。Apple Neural EngineやカスタムCreate MLモデル(英語版)Foundation Modelなどのテクノロジーを利用すれば、情報やデータをデバイス上で処理できます。またエンドツーエンドの暗号化を行うことで、保護をさらに強化できるため、可能な限りこの暗号化を使用してください。例えば誰かが他の人と健康関連データを共有する場合、エンドツーエンドの暗号化を行えば、そのデータには承認された人だけがアクセスできるようになります。
    • アプリを規制対象の医療機器として申告する。一部の地域では、アプリが規制対象の医療機器とみなされ、特定の登録や認可が必要になることがあります。App Storeの「メディカル」または「ヘルスケア&フィットネス」カテゴリに登録されているアプリは、2026年春以降、特定の地域におけるそのアプリの規制区分を明示し、その使用に関する追加情報を提供できるようになります。

    アプリの互換性を伝える

    「Works with Apple Health」バッジを使って、HealthKit対応のアプリをプロモーションしましょう。バッジをダウンロードし、マーケティングコミュニケーションでバッジを使うためのガイドラインをご確認ください。

    マーケティングガイドラインを見る

    最新情報を入手する

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