カスタムプロダクトページ

特定の機能やコンテンツをハイライトしたApp Storeプロダクトページの追加バージョンを作成して、各ページ固有のURLをマーケティング活動を通じて共有しましょう。

概要

iOS 15およびiPadOS 15以降でApp Storeプロダクトページの追加バージョンを作成して、特定のスポーツ、キャラクター、番組やゲームの機能などアプリ内の特定の機能やコンテンツをハイライトし、各ページ固有のURLを使って異なるユーザー層に共有できます。これらのページを使って、季節や文化に適したコンテンツを紹介することもできます。それぞれのカスタムプロダクトページでは、デフォルトのプロダクトページとは異なるスクリーンショット、プロモーション用テキスト、アプリプレビューを使うことができます。事前予約を受け付けているアプリでもカスタムプロダクトページをご利用いただけます。

App Store Connectでの設定

App Store Connectでカスタムプロダクトページを作成する際、デフォルトのプロダクトページを基に作成するか、新規に作成し直すかを選択できます。その後、ページのローカリゼーションに向けて、スクリーンショット、プロモーション用テキスト、アプリプレビューをカスタマイズできます。ページに含めるメタデータは、すべて審査に提出する必要があります。その際、アプリのアップデートとは別に提出できます。またApp Store Connect APIを使用すると、カスタムプロダクトページのメタデータをアップロードして提出する作業を自動化できます。1つのアプリにつき、一度に最大35通りのカスタムプロダクトページをApp Storeで公開できます。審査を円滑に進めるため、スクリーンショットアプリプレビューが仕様に準拠し、すべてのメタデータがApp Store Reviewガイドラインに従っていることを確認してください。

カスタムプロダクトページのマーケティング

カスタムプロダクトページを作成したら、各ページ固有のURLを使って、ソーシャルメディアでの広告やプロモーションなどのマーケティングに利用できます。たとえば、メールでのキャンペーンで特定のスポーツチームをプロモーションし、そのチームにスポットを当てたカスタムプロダクトページへのリンクを含めることができます。固有のURLは、デフォルトのプロダクトページのURLに新しいプロダクトページのIDパラメータを追加したものです。例:https://apps.apple.com/us/app/mountain-climber/id12345678?ppid=45812c9b-c296-43d3-c6a0-c5a02f74bf6e

カスタムプロダクトページは、ユーザーがApp Storeでアプリやゲームを検索した場合は表示されません(Apple Search Adsで作成した検索結果の広告の場合は除く)が、「Today」、「ゲーム」、「アプリ」の各タブのエディターのおすすめに表示される可能性があります。

広告ネットワークは、StoreKitを通じて表示される広告でカスタムプロダクトページを使用することもできます。SKOverlayを使用する場合はcustomProductPageIdentifierとして、SKStoreProductViewControllerを使用する場合はSKStoreProductParameterCustomProductPageIdentifierとして、カスタムプロダクトページIDを使用します。

Apple Search Adsでは、カスタムプロダクトページを次の方法で活用できます。カスタムページに基づいた検索結果の広告のバリエーションを作成し、異なるユーザー層、機能のリリース、季節的なプロモーションに合わせてメッセージや画像を調整することができます。また、ユーザーが「Today」タブの広告をタップした際に、特定のカスタムプロダクトページに誘導することができます。Apple Search Adsについてさらに詳しく

パフォーマンスの測定

カスタムプロダクトページを公開したら、App Store ConnectのApp Analyticsでパフォーマンスを測定できます。「Acquisition(獲得)」タブで、プロダクトページのインプレッション数、ダウンロード数、再ダウンロード数、コンバージョン率を確認して、アプリのダウンロードを促す上で各ページがどの程度効果的であるかを把握することができます。また、各カスタムプロダクトページのリテンションデータや購入ユーザー1人あたりの平均収益を確認することもできます。さらに、カスタムプロダクトページのパフォーマンスをデフォルトのプロダクトページと比較し、カスタムプロダクトページからアプリをダウンロードしたユーザーの方がエンゲージメント期間が長い、またはアプリ内課金アイテムの購入率が高いなどの傾向があるかを確認できます。

リソース