
Xcode Cloudの利用開始
Xcode Cloudは、Xcodeに組み込まれた継続的インテグレーションおよびデリバリーサービスで、Appleデベロッパのために設計されたものです。利用要件、使い始めるためのツール、サブスクリプションの管理について紹介します。
Xcode Cloudは、Xcodeに組み込まれた継続的インテグレーションおよびデリバリーサービスで、Appleデベロッパのために設計されたものです。利用要件、使い始めるためのツール、サブスクリプションの管理について紹介します。
Xcode Cloudを使用するには、Xcode 13.4.1以降と、Apple Developer Programのメンバーシップが必要です。まず、Xcodeでワークフローを設定して開始します。ワークフローの設定は、Account Holder、Admin、またはApp Managerが行えます。App Store ConnectでAppレコード作成のアクセス権を付与されているDeveloperまたはMarketingの役割を持つチームメンバーが設定することもできます。役割について詳しくは、こちらで確認できます。毎月25時間分のコンピューティング時間を無料で利用できます。*
ワークフローを設定すると、Apple Developer ProgramメンバーシップのAccount Holderは、iPhoneおよびiPadのApple Developer Appの「アカウント」タブでサブスクリプションに登録し、追加のコンピューティング時間を利用できるようになります。サブスクリプションプランの価格は米ドル、または現地通貨(利用可能な場合)で設定されています。
25
コンピューティング時間/月
無料*
100
コンピューティング時間/月
49.99米ドル/月
250
コンピューティング時間/月
99.99米ドル/月
1000
コンピューティング時間/月
399.99米ドル/月
*2023年12月まで無料です。サブスクリプション登録すると、以降は1か月14.99米ドルで利用できます。
Account Holderは、サブスクリプションをいつでも開始、アップグレード、またはダウングレードできます。サブスクリプションをアップグレードまたはダウングレードすると、以下のように処理されます。
コンピューティング時間とは、Appのビルドや自動テストの実行など、クラウドで特定のタスクの実行に費やす時間数(1時間単位)です。例えば、12分間のテストを5回実行する場合は、1コンピューティング時間に相当します。Xcode Cloudでは、分析、アーカイブ、ビルドといった他のアクションとテストが並列実行されるため、すばやくテスト結果が得られます。
チーム全体でのコンピューティング時間の使用状況は、App Store ConnectおよびApple Developer Appで追跡できます。Xcode Cloudの使用状況データの表示方法については、こちらをご覧ください。
質問を投稿したり、ほかのデベロッパやAppleのエンジニアと技術的な情報を交換したりできます。
バグレポートを送信したりAPIやデベロッパツールの改善をリクエストしたりすることができます。
ご質問があれば、Apple Developer Supportまでお問い合わせください。ご不明な点について、Apple Developer Supportが電話またはEメールでお答えします。