最新ビデオをチェック:アプリ内イベントの紹介

アプリ内イベント

アプリ内イベントとは、ゲームコンペティションや新作映画の初公開、ライブストリーミング体験など、アプリやゲーム内で行われるタイムリーなイベントです。ユーザーはiOSやiPadOSのApp Storeで直接アプリ内イベントを見つけられるようになり、デベロッパはまったく新しい方法で、より広範囲にイベントを紹介できるようになります。これにより、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーへの情報提供、以前のユーザーの再エンゲージメントなどを促すことができます。

App Storeでの見つけやすさの向上

iOS 15以降およびiPadOS 15以降では、アプリ内イベントが画像、ビデオ、イベント名、簡単な説明などを含むイベントカードとしてApp Storeの各所に表示されます。カードをタップするとイベント詳細ページが開き、イベントの詳しい説明や、参加するためにアプリ内課金やサブスクリプションが必要かどうかなど、イベントの情報が詳しく紹介されます。このページから、イベントをメッセージアプリやソーシャルメディアでほかの人に共有することもできます。また、ユーザーはイベントカードやイベント詳細ページで、イベントの開始時にApp Storeから通知を受け取るように設定することもできます。

アプリやゲームをまだインストールしていないユーザーは、アプリ内イベントカードやイベント詳細ページから直接ダウンロードできます。ダウンロード後に「開く」をタップすると、アプリやゲーム内のイベントに関係する箇所に直接誘導されます。

プロダクトページでのイベントカード

イベント詳細ページ

アプリ内イベントが表示される場所:

  • プロダクトページ上に、現在公開中のすべてのイベントが表示されます。
  • 検索結果での表示:ユーザーがアプリを検索すると、アプリをダウンロード済みのユーザーの場合はアプリと一緒にイベントカードが表示され、まだダウンロードしていないユーザーの場合はスクリーンショットが表示されます。また、ユーザーはアプリ内イベントを直接検索することもできます。ユーザーがイベントを検索すると、アプリと一緒にイベントカードが表示されます。
  • 「Today」「ゲーム」「アプリ」のタブの、エディターのおすすめやパーソナライズされたおすすめで表示されます。

イベントのマーケティング

アプリ内イベントの開催を広く告知し、参加を促すために、Eメール、広告、ソーシャルメディアなどを使ってプロモーションすることができます。その際、イベント詳細ページへのリンクを必ず追加してユーザーが詳細情報を確認できるようにし、アプリやゲームをまだインストールしていない場合にそこからダウンロードできるようにしましょう。

また、App Storeの編成でフィーチャーする対象として検討してもらえるように、アプリ内イベントをAppleの世界各地のエディターチームと共有することもできます。App Storeでは、新規アプリやゲームのほか、大幅なアップデート、アプリ内イベント、限定コンテンツ、文化や季節に適したコンテンツなどを取り上げています。

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App Store Connectでの設定

アプリ内イベントは、App Store Connectで簡単に設定および管理することができます。イベントを作成する際は、参照名(App Store Connectでのみ表示されます)と、メタデータを含むイベント情報を入力します。また、イベントバッジと地域別の配信可否を選択します。App Store Connectでは、新しいバージョンのアプリの審査とは別に、イベントを審査に提出することができ、一度に最大10件まで承認済みのイベントを登録できます。またApp Store Connect APIを使用すると、イベントのメタデータをアップロードして提出する作業を自動化できます。App Storeで一度に公開できるイベントは、1つのアプリにつき最大5件です。

アプリ内イベントには、チャレンジ、コンペティション、特別なコンテンツの公開などが適しています。

以下の内容は、アプリ内イベントに適していません。

  • 毎日のタスクや報酬などの、繰り返されるアクティビティ。
  • 新しいコンテンツ、機能、商品の提供を伴わない価格プロモーション。
  • アプリやゲームの認知度を高めるための一般的なプロモーション。アプリ内イベントで長期的または継続的な追加コンテンツや新機能を紹介することも可能ですが、イベント自体は、関連する期間限定コンテンツに焦点を絞る必要があります。

イベントバッジの選択

開催するイベントの種類に最も該当するバッジを選択します。このバッジは、アプリ内イベントカードとイベント詳細ページのタイトルの上に表示されます。

  • チャレンジ:イベントの終了までにユーザーに目標を達成するよう促すアクティビティです。たとえば、ワークアウトアプリのフィットネスチャレンジや、ゲームで特定のレベルをクリアするものなどです。
  • コンペティション:ユーザー同士が競い合って、最高ランクや報酬の獲得を目指すアクティビティです。たとえば、プレイヤーが試合の全勝を目指すトーナメントなどです。
  • ライブイベント:すべてのユーザーが同時に楽しめるリアルタイムのアクティビティです。たとえば、スポーツの試合やコンサートのライブストリームなどが該当します。この種類のイベントでは、ユーザーに新しいコンテンツ、機能、または商品を提供する必要があります。
  • メジャーアップデート:ゲームの新しいモードやレベルなど、新たにリリースした主要な機能、コンテンツ、体験などを紹介するものです。UIの調整やバグ修正など、小規模な改善事項は対象になりません。
  • 新シーズン:既存のコンテンツをベースとした新しいコンテンツ、ストーリーライン、メディアライブラリを紹介します。たとえば、注目のスポーツイベント、ゲームのバトルパスやテーマ別コンテンツ、テレビ番組の特別エピソードなどです。この種類のイベントでは、シーズン全体の認知度を向上させるための内容ではなく、特定のコンテンツに焦点を当てる必要があります。
  • 新作:初公開のコンテンツやメディアを紹介します。たとえば、初公開の映画や新リリースの音楽などです。この種類のイベントでは、アプリのコンテンツやサービスに関する認知度を向上させるための一般的な情報ではなく、特別なコンテンツの紹介に焦点を当てる必要があります。
  • スペシャルイベント:その他のイベントバッジに該当しない、複数のアクティビティや体験を組み合わせた期間限定イベントです。たとえば、コラボレーションを特色とするイベントなどです。この種類のイベントでは、ユーザーに新しいコンテンツ、機能、または商品を提供する必要があります。

効果的なメタデータの作成

提供したメタデータは、イベントをApp Storeの各所で表示する際に使用されます。審査を円滑に進めるため、メタデータでは、アプリに関する一般的な情報やアプリのコンテンツやサービスのプロモーションではなく、当該イベントについての正確な情報と、イベントの体験についての具体的な内容を提供してください。以下の情報を提出してください。

イベント名:30文字以内の、特徴的な固有名称を付けてください。英語で記載される場合には、前置詞・冠詞以外をキャピタライズしたタイトルケースで記載してください。これは、「6月の頂上決戦」など、実際のイベント名である必要があります。「ライブストリーミングを視聴しよう」などの、コールトゥアクションやタグラインは避けてください。一般的な用語やイベントの種類の説明はすでにイベントバッジに表示されているため、ここでは含めないでください。

簡単な説明:50文字以内で、アプリ内イベントの概要について簡潔にまとめてください。英語で記載される場合には、文の先頭や固有名詞の先頭だけをキャピタライズした、センテンスケースで記載してください。この情報はイベントカードに表示されます。

詳細の説明:120文字以内で、獲得できる報酬など、イベントの詳細情報を提供してください。英語で記載される場合には、文の先頭や固有名詞の先頭だけをキャピタライズした、センテンスケースで記載してください。この情報はイベント詳細ページに表示されます。

イベントカードとイベント詳細メディア:アプリ内イベントを紹介する画像やビデオを追加します。これはApp Storeの各所に表示されます。ビデオは自動的にループ再生されるため、スムーズにループするビデオを作成してください。App Store Connectでは、追加したメディアがイベントカードとイベント詳細ページでどのように表示されるかをプレビューすることができます。画像やビデオの重要な部分が明確に表示されていることを確認してください。

イベントがApp Store上で正しく表示され、優れたユーザー体験を提供できるよう、メタデータを作成する際は以下のガイドラインを考慮してください。

  • 大文字/小文字の区別や句読点を適切に使用してください。すべて大文字表記にしたり、句読点を過剰に使用する(感嘆符を複数使用するなど)ことは避けてください。
  • 「最高の」や「1番」といった実証できないフレーズや、「ゲームイベント」などの余計な語句を含めないでください。
  • 価格や通貨は地域によって異なり、イベントとは関係なく変動する可能性があるため、メタデータには具体的な価格を含めないでください。具体的な価格を含めると、App Reviewでの却下の対象となります。
  • 可能な限り、メディア内でテキストやロゴを使用することは避けてください。特に、そうしたテキストやロゴにイベント名やアプリ名が含まれている場合は、使用しないでください。
  • イベントのよりダイナミックなプレビューを紹介できるよう、ビデオを使用することを検討してください。
  • メディアに境界線やグラデーションを追加しないでください。App Store内で一貫性を保つため、トリミングやグラデーションはメディアに自動的に適用されます。
  • 色やイラストスタイルを統一して、イベントカードとイベント詳細ページに視覚的な一貫性を持たせてください。
  • メタデータには、自分で作成したコンテンツ、または使用許可を取得しているコンテンツのみを使用してください。

推奨事項

イベントカード
タイトルケースを使用する(*)
イベントを正確に表現した名前を付ける
センテンスケースでイベントの内容を説明する(*)
*英語の場合
タイトルケースを使用する(*)
イベントを正確に表現した名前を付ける
センテンスケースでイベントの内容を説明する(*)
*英語の場合

非推奨事項

イベントカード
メディアでのテキストやログの使用を避ける

コールトゥアクションを名前として使用しない

すべて大文字表記にすることは避ける

冗長な句読点を使用しない

アプリやサービスのプロモーションを説明に含めない
メディアでのテキストやロゴの使用を避ける

コールトゥアクションを名前として使用しない

すべて大文字表記にすることは避ける

冗長な句読点を使用しない

アプリやサービスのプロモーションを説明に含めない

イベント詳細の追加

イベントを設定する際、App Storeでアプリ内イベントがどのように表示されるか、その詳細を設定できます。

イベントの配信状況の設定:アプリ内イベントの開始日と終了日、および時間を選択する際、同時にイベントがApp Storeに公開される日付と時間も選択できます。アプリ内イベントは最大31日間までの長さで設定することができ、開始日の最大14日前からイベントカードを公開することができます。必要に応じて、イベントを特定の国や地域からのみ参加可能にしたり、国や地域ごとに日時と時間をカスタマイズしたりできます。

イベントのディープリンクの設置:ディープリンクでは、ユーザーがアプリ内イベントカードやイベント詳細ページの「開く」をタップした場合に、ユーザーをアプリ内のイベントコンテンツに直接誘導することができます。ディープリンクには、ユニバーサルリンク(セキュリティの観点から推奨)またはカスタムURLを使用できます。URL短縮サービスや、不必要なリダイレクトを招くその他のサービスの使用は避けてください。ディープリンクをテストして、アプリ内の適切なコンテンツにユーザーが誘導されることを確認してください。たとえば、メモアプリにURLをペーストして、タップしてみることなどができます。ユニバーサルリンクの構成について、詳しくはこちらのドキュメントを参照してください。

誘導するリンクが、ユーザーにとって最も関連性の高いものとなるよう考慮してください。イベントが開催中であれば、そのイベントへ直接リンクさせることができます。イベントの開始前であれば、ユーザーの期待を高め、開始時刻を案内するランディングページにリンクさせることができます。新規ユーザーであれば、イベントに直接案内する前に、準備としてオンボーディング体験を提供することもできます。また、ユーザーがアプリのメイン機能に戻るための方法も常に用意してください。

イベントの目的の表示:アプリやゲームでアプリ内イベントを開催することで、新規ユーザーの関心を喚起したり、既存ユーザーにアプリの新たな楽しみ方を提供したり、以前のユーザーの再エンゲージメントを促すことができます。多くのアプリ内イベントでは、これらすべての目的を達成できますが、この3つのうち特に1つを主な目的としてイベントを作成することもできます。イベントの目的に最適なオプションを選択してください。

  • すべてのユーザー向け
  • 新規ユーザーを獲得する:新規ユーザーとは、アプリを一度もダウンロードしたことがないユーザーのことです。
  • アクティブユーザーに情報を提供する:アクティブなユーザーとは、アプリをダウンロード済みで、最近アプリを起動したユーザーのことです。
  • 過去に利用していたユーザーを再獲得する:過去に利用していたユーザーとは、アプリをダウンロード済みであるものの、最近アプリを起動していないユーザーのことです。

ここで設定された情報は、App Storeがパーソナライズされたおすすめを提供するために使用し、イベントカードやイベントの詳細ページには表示されません。イベントを目的とするユーザー層に届けるために、 App Storeはアプリの使用情報を使用します。これらのデータは、データの取得を最小化し、ユーザーのプライバシーを守るため、デバイス上で処理されます。公開したイベントは、選択したイベントの目的にかかわりなく、すべてのユーザーがApp Storeで見つけることができます。

イベントの優先順位の指定:イベントは、開始時間が早い順に時系列でプロダクトページに表示されます。優先順位を高く設定したイベントは、通常の表示順よりも前に表示されます。

コストの指定:イベントに参加するために特定のアプリ内課金が必要となる場合は、それを明記する必要があります。この情報は、イベント詳細ページに表示されます。サブスクリプションアプリでは、イベントで追加料金が発生する場合のみ、必要なアプリ内課金について記載します。たとえば、通常のサブスクリプション料金に加えてアプリ内課金が必要となるペイパービューイベントなどが該当します。

画像とビデオの仕様

メディアの種類 サポートされる拡張子 アスペクト比 最小サイズ/解像度 最大サイズ/解像度
イベントカードの画像 .jpg、.jpeg、.png 16:9 1920x1080px 3840x2160px
イベントカードのビデオ .mov、.m4v、.mp4 16:9 1920x1080px、30fpsまたは60fps 3840x2160px、30fpsまたは60fps
イベント詳細ページの画像 .jpg、.jpeg、.png 9:16 1080x1920px 2160x3840px
イベント詳細ページのビデオ .mov、.m4v、.mp4 9:16 1080x1920px、30fpsまたは60fps 2160x3840px、30fpsまたは60fps

イベントパフォーマンスの測定

公開したアプリ内イベントのパフォーマンスは、App Store ConnectのApp Analyticsを使用して分析できます。以下のことが可能になります。

  • ダウンロード数を表示したり、フィルタリングで特定のイベントに絞り込み、最もアプリユーザーの獲得につながったイベントを確認できます。
  • 獲得ソースを確認することで、ユーザーがどこでイベントを見つけたかを知ることができます。
  • イベントインプレッション数、イベント詳細ページの閲覧数、アプリの起動回数など、ユーザーエンゲージメントに関するデータを確認し、イベントページのパフォーマンスを測定できます。
  • イベント開始時の通知を有効にしたユーザー数を確認することで、イベントに対する関心度をモニタリングできます。