App Storeの検索

App Storeの検索は、世界中のユーザーにお気に入りのアプリ、ゲーム、コンテンツを見つけてダウンロードしてもらうのに役立ちます。ユーザーがどのようにコンテンツを見つけているのかを理解することで、検索を最大限に活用してダウンロード数を増やし、ユーザーエンゲージメントを向上させて、App Storeでのビジネスを成長させることができます。

検索の概要

App Storeではアプリやゲームのほか、アプリ内イベント、プロモーション対象のアプリ内課金アイテム、デベロッパカード、カテゴリ、エディターチームのストーリー、ヒントやコツ、コレクションなどのコンテンツを、世界中のユーザーが簡単に見つけることができます。

アプリ、ゲーム、その他のコンテンツはさまざまな場所に表示されます。

検索タブ:「検索」タブのデフォルト設定では、アプリ、ゲーム、Apple Search Adsなどのおすすめコンテンツが検索バーの下に表示されます。トップチャートやカテゴリのコンテンツも表示され、ユーザーはApp Store内のコンテンツを効率的に見つけられます。

検索バーとヒント:自然な日常の言葉で検索できるため、より関連性の高い有益な検索結果が表示されます。検索のヒントは、ユーザーが検索バーにテキストを入力すると表示され、検索を実行したり結果を選択したりする前に情報を提供します。

検索結果:検索結果のページには、ユーザーの検索内容に基づいて関連するコンテンツが表示されます。表示されるコンテンツには、デベロッパカード、アプリ内課金アイテム、アプリ内イベント、カテゴリ、エディターによるコンテンツ、Apple Search Adsなどがあります。検索結果の画面では、対象のプラットフォームと画像の向きに応じて、アプリの評価と、最大3つのスクリーンショットまたはアプリのプレビューが表示されます。検索結果にはアプリタグが含まれることもあります。アプリタグは、ユーザーがアプリやゲームの主な特徴を把握する上で役立ちます。これらのタグは、App Store Connectに提供されたメタデータに基づいて、大規模言語モデル(LLM)により生成されます。

App Storeの検索を最大限に活用する

Appleは、最も的確な結果が表示されるよう、App Storeの検索機能の向上に常に取り組んでいます。検索結果は、テキストの関連性(アプリのタイトル、サブタイトル、キーワード、プライマリカテゴリとの合致度)やユーザーの行動(ダウンロード、評価、レビューなど)といったさまざまな要素に基づいて決定されます。

魅力的なプロダクトページを作成する

検索結果に表示されるApp Storeのプロダクトページには、アプリの名前、サブタイトル、スクリーンショットなどの要素が掲載されます。アプリのダウンロードを促進するには、プロダクトページでブランドを表現し、アプリやゲームの特徴を明確に伝える必要があります。インパクトのあるスクリーンショット、魅力的なアプリアイコン、正確な説明を掲載しましょう。

プロダクトページ作成のヒントを確認

世界中のユーザーに対応:App Storeのプロダクトページをローカライズして、複数の言語に対応させることを検討しましょう。さまざまな地域のユーザーがアプリやゲームの内容をより簡単に把握できるようになり、ダウンロード率の向上につながります。

アプリのローカライズについて詳しく

訴求力のある的確なキーワードを選ぶ

キーワードは、検索結果での表示位置の決定に大きく影響します。アプリやゲームを見つけてもらえるように、キーワードは慎重に選びましょう。同類のアプリを探しているユーザーが入力しそうな語句を考慮して、キーワードを選んでください。アプリの特徴や機能を具体的に説明すると、検索アルゴリズムによって、関連性の高い検索でアプリがヒットしやすくなります。

キーワードの文字数上限は、スペースなしのコンマ区切りで合計100文字です。キーワードのフレーズ内で単語を区切るためにスペースを使用することはできます(例:Property,House,Real Estate)。アプリの名前、サブタイトル、カテゴリに含まれるものと同じ単語をキーワードに使用しないでください。上記の文字数上限内でできるだけ多くの単語を含めるために、以下のようなキーワードは避けましょう。

  • 「climb」がある場合の「climbs」のような、すでに含まれている単語の複数形。これらは重複とみなされます。
  • 「アプリ」や「ゲーム」など、アプリやカテゴリの説明としては範囲が広すぎる一般的な用語。
  • 「the」や「to」のような補完的な語。これらは付加的な価値をもたらしません。
  • 「#」や「@」などの特殊文字(ブランドの要素として重要な場合は除く)。

キーワードを不適切に設定すると、App Storeでアプリが却下される理由になります。以下は含めないでください。

  • 商標登録されている語句、著名人の名前、その他権利が保護されている語句の無断使用。
  • アプリと関連しない語句。
  • 競合するアプリ名。
  • 不適切、攻撃的、不快な語句。

また、プロモーション用テキストはアプリの検索順位に影響しません。そのため、キーワードを表示する目的でプロモーション用テキストを使用することは避けてください。

それほど一般的ではない語句を設定して検索上位を狙うか、または順位はそれほど高くはならないものの一般的な語句を設定するかを検討してください。よく使われる機能関連の語句(「仕事」や「ソーシャル」など)、トレンド用語や季節限定の語句(「クリスマス」や「夏」など)を使用すると、トラフィックは増える可能性がありますが、新規参入のアプリや小規模なビジネスの場合は特に競合が激しくなる傾向があります。一方、それほど一般的ではない語句の場合、トラフィックは減りますが、同時に競合も減ります。

適切なカテゴリを選択する

App Storeのカテゴリは、ユーザーが自分のニーズに合ったアプリやゲームを見つける上で役立ちます。プライマリカテゴリを設定することで、ユーザーがApp Storeをブラウズしたり検索結果を絞り込んだりする際にアプリやゲームが見つけやすくなり、その特徴も伝わりやすくなります。プライマリカテゴリ、および任意で設定できるセカンダリカテゴリは、Appleの検索アルゴリズムによってインデックスづけされます。ゲームの場合は、プライマリカテゴリまたはセカンダリカテゴリとして「ゲーム」カテゴリを選択します。また、サブカテゴリを最大2つ選択して、ゲームの分類をより明確にできます。

アプリやゲームとの関連性が最も高いカテゴリを選択するようにしてください。関連性のないカテゴリを選択すると、App Reviewで却下される原因となります。

ポジティブな評価とレビューを増やす

評価とレビューはプロダクトページと検索結果に表示されます。また、App Storeの検索でのアプリの表示順位に影響します。ユーザーに興味を持ってもらえるかどうかにも影響するため、ユーザーからポジティブなレビューを受けられるよう、質の高いアプリ体験の提供に注力しましょう。評価、レビュー、返答の詳細をご確認ください。アプリで簡単に評価をリクエストする方法も説明しています。

アプリ内イベントを公開する

アプリ内イベントは、iOSおよびiPadOSのApp Storeの検索結果で、アプリやゲームの横に表示されます。当該のアプリやゲームをダウンロードしたことがあるユーザーには、検索結果にイベントカードが表示されます。ダウンロードしたことがないユーザーには、イベントカードの代わりにスクリーンショットやアプリのプレビューが表示されます。

アプリ内イベントについて詳しく

アプリ内課金をプロモーションする

プロモーション対象のアプリ内課金は、App Storeの検索結果に表示されます。ユーザーがタップするとプロダクトページに移動し、詳細を確認してアプリ内課金アイテムを購入できます。

アプリ内課金のプロモーション方法について詳しく

検索パフォーマンスをモニタリングする

検索パフォーマンスを継続的にチェックして、メタデータの効果を把握しましょう。App Store ConnectのApp Analyticsを使うと、インプレッション数、コンバージョン率、ダウンロード数などの主要な指標をモニタリングできます。ソースタイプでの絞り込みにより、さらに詳しく調べることができます。例えばコンバージョン率で絞り込むと、App Storeでの検索からアプリをダウンロードした人数がわかります。なお、Apple Search AdsのパフォーマンスもApp Analyticsに表示されます。