アプリプレビューを使った紹介
iOS、iPadOS、macOS、tvOS、visionOSのアプリが動作している様子を短いビデオにして、App Store上でユーザーの注目を集めましょう。ユーザーの興味を惹きつける魅力的なアプリプレビューを作成し、アプリやゲームのダウンロード数を増やすためのベストプラクティスをご確認ください。
アプリプレビューについて
アプリプレビューでは、デバイス内でキャプチャした映像を用いて、アプリの特徴、機能、ユーザーインターフェイスを示すことができます。アプリが対応する各言語で、最長30秒のアプリプレビューを3つまで掲載できます。アプリプレビューは、プロダクトページや検索結果内に表示され、自動再生されます。Apple Search Adsでも使用できます。
アプリプレビューの作成
App Storeのプロダクトページのスクリーンショットと同様に、アプリプレビューはデバイスに応じて異なります。アプリプレビューの提出方法に関する技術仕様や詳細情報については、App Store Connectヘルプをご参照ください。アプリプレビューを提出する際は、必ずApp Reviewガイドラインに従ってください。visionOSアプリのプレビューとスクリーンショットをキャプチャするためのベストプラクティスもご確認ください。
ストーリーを考える
プレビューをキャプチャする前に、アプリのどのようなコンテンツや機能がユーザーの興味関心を引くのか考えましょう。まとまりのあるストーリーを伝えて、アプリの全体像を理解できるようにします。たとえば、最初のプレビューでアプリから得られる体験の概要を共有し、そのあとのプレビューでその他のコンテンツや機能を紹介します。複数のプレビューがある場合、それぞれのビデオでアプリについての新しい要素を伝えるようにしましょう。
適切な内容を描写します。アプリプレビューはあらゆる年齢層のユーザーに適したものである必要があり、暴力的、成人向け、または低俗な内容を含む不適切なコンテンツは避けるようにしてください。シーンを細切れに見せるよりも、実際のゲームプレイの様子をじっくりと見せることで、ユーザーにゲームプレイの正しい印象を与えられます。
あくまでアプリだけを映像化します。アプリプレビューでは、アプリ自体に含まれるコンテンツだけを表示する必要があります。肩越しのアングルでの撮影や、画面を指でタップするシーンなど、デバイスを操作しているユーザーを撮影したものは使用できません。
許可されたコンテンツだけを含めます。掲載する権利がある素材だけを使用してください。アプリで、音楽、映画、商標登録されているキャラクター、ブランド、その他の知的財産など、著作権で保護されているコンテンツを使用する場合は、それらをマーケティングに使用する権利をすべてのテリトリで取得していることを確認してください。
デザインとグラフィック
グラフィックとトランジションを使います。アプリの操作方法を見せることが必要な場合は、操作可能な領域を示唆するグラフィック要素を追加するとよいでしょう。画面の一部を拡大することはお勧めしません。本来の解像度でUIをキャプチャしてください。また、シーンの切り替えのトランジションを追加する場合には、それがアプリの実際の動作の一部であるかのような印象を与えないようにしてください。ディゾルブやフェードのような、単純なトランジションエフェクトを使用するようにしてください。
テキストで状況を説明します。アプリプレビューは無音での再生がデフォルトとなります。そのため、テキストを使用して状況を説明するようにしましょう。テキストは読みやすい形で表示し、理解しやすい内容にして、読み切れるよう十分な表示時間を確保してください。季節やいずれ古くなってしまうフレーズなどへの言及は避けます(「春のニューリリース」や具体的な日付など)。価格設定や通貨は地域によって異なるため、具体的な価格は記載しないでください。
課金が必要かどうかを記載します。アプリ内課金を通してのみ利用できる機能をアプリプレビューで表示する場合や、サブスクリプションモデルを採用しているアプリまたはログインが必要なアプリの場合は、その旨を明示する必要があります。免責事項は、映像の中または最後のフレームで表示することができます。
オーディオを検討します。シーン全体に一体感を持たせるために、アプリプレビュー全体を通して1つの音楽やサウンドトラックを使用しましょう。UIやゲームプレイの効果音を映像に取り込んで、アプリの機能を強調することもできます。アプリプレビューの効果を高めるためにナレーションを入れる場合は、質の高いユーザー体験を届けられるように、高品質なオーディオ設備を使用し、周囲のノイズを遮断できる環境でレコーディングしてください。プロのナレーターを起用するのも選択肢の1つです。ナレーションの品質はアプリへの印象を左右します。ユーザーの心を掴むナレーションにしましょう。
iOSおよびiPadOS向けのARアプリ
アプリプレビューを通して、バーチャルオブジェクトを周囲の環境に配置することで実現できる体験を紹介しましょう。
- 機密性の高いコンテンツや個人情報、知的財産などを含む可能性があるものがなく、よく整っていて明るい場所を選んでください。
- 仮想コンテンツが安定して再現されるように、アプリが周囲の空間を把握しトラッキングするための情報が得られる物理的環境を用意します。たとえば、質感のある表面があれば、アプリがシーンを認識して理解しやすくなります。
- マルチプレイヤーでの体験を紹介する場合は、ほかのプレイヤーのデバイスが映像内に映り込まないようにしてください。
- ユーザーがバーチャルオブジェクトと現実の環境を区別しやすいよう、アプリプレビューの最初の数秒間でオブジェクトを環境に配置したり、操作したりしている様子を示すと良いでしょう。バーチャルオブジェクトのデザインがリアルな場合は特にそう言えます。たとえば、バーチャルオブジェクトのソファーを部屋の中で動かしたり、ソファーの布地を変更したりする様子を示すことができます。
- アプリの説明文に拡張現実を利用できる旨を盛り込む場合は、「ARアプリ」や「ARゲーム」といった短い表記も可能です。「AR」という用語は、実際に拡張現実機能を利用できるアプリにのみ使用してください。または、他の3つのメタデータフィールド(アプリ名、サブタイトル、キーワード)のいずれかでARに言及することもできます。
アプリプレビューのキャプチャ
映像のキャプチャと編集
macOSのQuickTime Playerを使用すれば、デバイスをMacに接続するだけで、アプリの映像をデバイスからキャプチャできます。iMovieやFinal Cut Pro Xでプレビューを編集することもできます。
- QuickTimeを使ったビデオ作成
- iMovieを使ったビデオ作成
- Final Cut Pro Xを使ったビデオ作製
- 2Dで表示するためにApple Vision Proからスクリーンショットやビデオをキャプチャする方法
ポスターフレームの選択
ユーザーがApp Storeの設定でビデオの自動再生をオフにしている場合は、ポスターフレームが表示されます。アプリの本質が伝わるよう、視覚的に魅力的なポスターフレームを選びましょう。すでに承認されているアプリプレビューのポスターフレームを変更する場合は、新しいバージョンのアプリプレビューを提出する必要があります。
審査への提出
App Store Connectで、アプリプレビューのアップロード、管理、提出が可能です。また、App Store Connect APIを使って、アプリプレビューセット(アプリのロケールと表示のターゲットに応じたアプリプレビューをまとめたもの)をアップロードすることもできます。