Mac App Storeへのアプリの提出
Mac App Storeでは、デベロッパのアプリを簡単に見つけて、購入、ダウンロード、アップデートすることができます。また、Mac App StoreはユーザーがMacで好んで利用することに合わせて構成されており、インサイトに富んだストーリー、厳選されたコレクションやビデオなども掲載され、アプリをより見つけやすく、より見栄えよく紹介することができます。Macアプリとプロダクトページをアップデートして、今すぐ提出しましょう。
Xcode 15でのビルド
Appleプラットフォームの高度な最新機能をシームレスに組み込んで、優れた体験を届けましょう。アプリのビルドには、AppleプラットフォームSDKが含まれる最新バージョンのXcode 15を使用します。
新機能の統合
最新のmacOS SDKに含まれるエキサイティングな新しいAPIと機能を活用して、ユーザーにさらに優れた体験を提供しましょう。
ユニバーサルアプリ
Xcodeは、Appleシリコン搭載のMac向けに最適化されたバイナリのスライスを1つ、そしてIntelベースのMac向けのスライスをもう1つ自動的に作成し、これらを単一のApp Bundle(アプリバンドル)としてまとめて、Mac App Storeに提出できる状態にします。この機能は、ツールバーで「Any Mac(すべてのMac)」をターゲットとして選択することで、いつでもテストできます。
Appleシリコン専用アプリ
Appleシリコンのハイパフォーマンス性を必要とするMacアプリの場合は、Mac App Storeで、M1チップ以降を搭載するMac専用のアプリとして配信できます。Appleシリコン搭載のMac専用とするには、OSバージョンの最小要件がmacOS Monterey(12.0)以降であり、IntelベースのMacをこれまで一度もサポートしたことのないアプリである必要があります。Xcodeでは、ターゲットのビルド設定の「Architectures(アーキテクチャ)」を、arm64でのみビルドするように変更します。アプリにIntelベースのMacのサポートを追加し、OSバージョンの最小要件を下げることもできますが、一度リリースすると、Appleシリコン専用に戻すことはできません。
Mac Catalyst
Mac専用に作られたアプリと同じフレームワーク、リソース、ランタイム環境を用いて最新バージョンのXcodeを使えば、iPadアプリを素晴らしいMacアプリに変えることができます。iPadのデスクトップクラスの機能は、Macでも利用できます。Macアプリのツールバーは自動的に最適化され、ドキュメントベースのアプリにはメニューアイテム、ツールバー上で名前を変更する機能などの主要な機能が追加されました。また、新しいMac Catalyst APIを使用して、マルチウインドウの動作を強化したり、ツールバーにカスタムビューを追加したりできるようになりました。
Liquid Retina XDRディスプレイ
MacBook ProにはLiquid Retina XDRディスプレイが搭載され、1080p FaceTime HDカメラの周辺にまでアクティブな表示領域が拡大されます。アプリがフルスクリーンの体験を提供しており、デフォルトのシステムメニューを使用している場合は、macOS が自動的にカメラの周辺エリアを考慮します。アプリがカスタムのフルスクリーンの体験を提供している場合、またはメニューバー上にコンテンツを描画する場合、最新のディスプレイ機能でベストの体験を提供できるよう、いくつかの調整が必要な場合があります。
「NSPrefersDisplaySafeAreaCompatibilityMode」を見る
「NSScreen」を見る
アプリのテスト
最新リリースでアプリが正常に動作することを、Xcodeシミュレータとデバイス上でテストして確認してください。
審査への提出
アプリを審査に提出する際は、そのアプリが一般向けにリリースできる状態であり、プロダクトページの情報が充実していることを確認の上、提出してください。
App Review
アプリを審査に提出する前に、審査プロセスについて理解し、App Reviewガイドラインを確認しましょう。一般的な問題を回避する方法も紹介しています。
プロダクトページ
プロダクトページで使用するアプリ名、アイコン、説明、スクリーンショット、アプリプレビュー、キーワードの準備が整っていることを確認してください。また、この機会にサブタイトルやプロモーション用テキストをアップデートしたり、新しいアプリ内課金コンテンツのプロモーションを行ったりすることもできます。アプリをダークモードに対応させる場合は、ユーザーがアプリの見た目を確認できるスクリーンショットを少なくとも1枚含めることを検討してください。
アプリのプライバシーに関する詳細情報
アプリのプライバシー方針に関する必要なすべての情報(サードパーティパートナーのコードをアプリに組み込む場合は、そのパートナーの方針も含む)をApp Store Connectに入力してください。これらの詳細情報は、App Storeのプロダクトページでアプリのプライバシーに関するセクションに掲載され、App Storeに新規アプリやアプリのアップデートを提出する場合に求められます。
提出
アプリをプラットフォームの最新バージョンと最新デバイス向けにアップデートしたら、審査に提出しましょう。App Storeでの配信に向けて、アプリの提出についての詳しい手順を確認しておきましょう。
「App Store Connectヘルプ」を見る