TestFlightでベータ版テストが簡単に
TestFlightを使用すると、公開リリース前に各種のAppleプラットフォームで、アプリ、ゲーム、App Clipに対するテスターからのフィードバックをより簡単に収集できるようになります。ベータ版のチームのみへの内部共有も、一般ユーザーである外部テスターへの共有も可能です。以下のセクションでは、TestFlightの利用を始める方法について解説します。
TestFlightを使用すると、公開リリース前に各種のAppleプラットフォームで、アプリ、ゲーム、App Clipに対するテスターからのフィードバックをより簡単に収集できるようになります。ベータ版のチームのみへの内部共有も、一般ユーザーである外部テスターへの共有も可能です。以下のセクションでは、TestFlightの利用を始める方法について解説します。
TestFlightを使用するには、まずApp Store Connectの「アプリ」セクションに移動して、テストするアプリ、ゲーム、またはApp Clipを選択します。次に「TestFlight」タブを選択し、テストにおいて評価してほしい内容や、その他テスターに伝えておくべき関連情報を記載します。また、テスターからのフィードバックをモニタリングして対応できるように、メールアドレスも提供する必要があります。なお、外部テスターにベータ版を共有するには、ベータ版アプリの説明文とレビューに関する情報の記載が必須です。
次に、アプリ、ゲーム、App Clipのベータ版ビルドをApp Store Connectにアップロードします。最大100個のビルドを共有できます。テスターは複数のビルドを同時にテストできます。ビルドをアップロードしたら、内部および外部のテスターを招待できます。
TestFlightでのテスターの募集と管理は簡単です。UDIDの管理やテスタープロファイルのプロビジョニングは必要ありません。
テスターはTestFlightアプリを使って招待を確認し、ベータ版をインストールします。招待にはベータ版アプリの説明を記載して、アプリやゲームの新機能やコンテンツを紹介することができます。配信の準備ができた承認済みバージョンがあるアプリやゲームでは、テストへの招待にスクリーンショットやアプリのカテゴリを掲載することもできます。テスターが招待を承諾しなかった場合は、その理由を伝えるフィードバックを送信してもらうことができます。
テスターは最大30台のデバイス上で、現在共有されているすべてのベータ版ビルドにアクセスし、包括的なテストを実施できます。
グループは、ベータ版のビルドを整理してテスターに配信する上で有効です。複数のグループを作成して、それぞれに異なるビルドを提供することができます。たとえば、新しいプラットフォームでのテストに集中的に取り組んでもらう特定のグループを作成することができます。ほかにも、テスターに関するメトリックスを確認して、テスターのエンゲージメントをより良く分析し、参加状況を管理できます。
ベータ版のテスターとして、Account Holder、Admin、App Manager、Developer、Marketingの役割を持つ開発チームのメンバーを、最大100人指定することができます。常に最新のアップデートをテストできるよう、内部テスターに新しいビルドを自動配信するよう設定することも可能です。
ベータ版プログラムに参加してもらう外部テスターは、最大10,000人まで招待できます。外部テスターを招待するには、まずApp Store Connectでグループを作成し、テスト対象のビルドを追加します。最初のビルドは、App ReviewによってTestFlightでのテスト実施が承認されている必要があります。ビルドがグループに追加されると、そのビルドはレビュー対象として自動的に送信されます。
外部テスターを招待する際は、以下のいずれかの方法を選択します。
ポジティブなユーザー体験となるよう、パブリックリンクを共有する場所や、パブリックリンクを削除する適切なタイミングについて、十分に検討するようにしてください。たとえば、テスター数が上限に達した場合は必ずリンクを無効にして、テスターの新規受け入れが終了したことを参加希望者に知らせましょう。パブリックリンク経由でベータ版を閲覧またはインストールしたテスターの数や、App Store Connectで設定した条件を満たすテスターの数を確認できます。
フィードバックの収集はTestFlightの重要な部分であり、アプリの体験をどのように改善できるかの理解に役立ちます。テスターはアプリやゲームのスクリーンショットを撮り、簡単にフィードバックを共有できます。画像にマークアップを加えて、関連するフィードバックや提案を記入することも可能です。クラッシュが発生した場合はデベロッパにクラッシュレポートが送信され、テスターは問題のトラブルシューティングに役立つ追加情報を提供することもできます。
App Store Connectの「TestFlight」セクションにフィードバックが表示されます。スクリーンショット、クラッシュに関するコメント、その他テキストのフィードバックなどを確認できます。プラットフォームやOSのバージョンでフィードバックを絞り込むと、改善できる点についてより詳細に理解することができます。アプリのテスター登録におけるパブリックリンクの効果の測定や、招待を閲覧したテスターの数や承諾したテスターの数の確認ができます。パブリックリンクに条件を設定した場合は、その条件を満たさなかったテスターの数も確認できます。
テストが完了したら、アプリ、ゲーム、App Clipの配信開始前に、テストのフィードバックをすべて反映させましょう。TestFlightで追加したすべてのビルドが、App Store Connectに表示されます。公開するビルドを選択し、レビューに提出します。