App Store Connectヘルプ
TestFlightの概要
TestFlightでは、アプリのベータ版ビルドの配信、ベータ版テスターの管理、およびフィードバックの収集を行うことができます。詳しくはこちらをご覧ください。
アプリを改良し、ビルドの配信を繰り返して、すべての不具合を解消するようにしてください。その後、審査にアプリを提出します。
TestFlight for Macを使用するには、macOSアプリがXcode 13以降のバージョンを使用してビルドされている必要があります。アプリにApp Clipが含まれている場合は、テスターを招待して、App Clip体験をテストしてもらうことができます。アプリをテストするために招待されたテスターは、アプリとApp Clipの両方をテストできます。1つのデバイスに同時にインストールできるのは、アプリかApp Clipのいずれか一方ですが、テスターは随時これらを切り替えることができます。
App Store Connect APIを使用したベータ版テストの管理方法について詳しく
ステップ1:テスト情報の提供
ベータ版アプリの詳細や、テスト対象となる機能の説明、フィードバックの送信先メールアドレスなど、アプリのテストに関する情報を入力します。承認済みのアプリスクリーンショットとアプリカテゴリを表示させることをオプションで選択することも可能です。
ステップ2:ビルドのアップロード
App Store Connectにビルドをアップロードします。暗号化と米国の輸出コンプライアンスに関する記述を読み、アプリの暗号化に関する書類を提供する必要があるかどうかを判断してください。ビルドは、最大90日間テストできます。
注:TestFlightの対象とするビルドについては、プロビジョニングプロフィール内にアプリケーション識別子を含める必要があります。
ステップ3:内部および外部テスターの招待
テスター用にグループを作成し、テストするビルドをそのグループに割り当てます。ビルドをグループに割り当てると、アプリをテストする外部テスター(最大10,000人)と、内部テスター(App Store Connectのアカウントを持っておりテスト対象のデベロッパのコンテンツにアクセス可能なユーザ。最大100人)を追加できるようになります。外部テスターを招待する場合、ベータ版ビルドに対して審査が必要となる場合があります。アプリの最初のビルドは、グループに追加されるとApp Reviewに送信されます。これは、「App Reviewガイドライン」への準拠を確認することを目的としたものです。審査が必須となるのは、最初のビルドのみです。後続のビルドについては、場合によって一からの審査は不要となります。ビルドが承認されるとテストを開始できます。
注:管理対象Appleアカウントは、ビルドのテストに使用できません。
ステップ4:テスターがTestFlightをダウンロードして招待を承諾
テスターとなったユーザに、TestFlightアプリ(無料)のデバイスへのインストールを依頼します。テスターはインストール後、招待メールかパブリックリンク経由で招待を承諾すると、テスト対象のアプリのインストール、フィードバックの送信、アップデートの入手が可能となります。なお、テスターにダウンロードおよびインストール用として提供されるのは、アプリを軽量化したバリアントとなります。
注:パブリックリンク経由の招待に対して特定の条件を設定した場合、アプリをテストできる外部テスターの数が限定的となる可能性があります。
ステップ5:テスターとビルド情報の表示
ビルドのステータスとメトリックスを表示して、テスターエンゲージメントとアプリのパフォーマンスを追跡します。これらのメトリックスには、セッション数とクラッシュ数が含まれます。まだ招待を承諾していないテスターに招待メールを再送信することもできます。
ステップ6:テスターからフィードバックを収集
iOS、macOS、visionOSでTestFlightバージョン2.3以降を使用しているテスターは、TestFlightアプリから、またはベータ版アプリ内でスクリーンショットを直接撮影することで、フィードバックを送信できます。テスターから送信されたフィードバックは、App Store Connectの「TestFlight」タブにある「フィードバック」セクションで確認できます。tvOSや古いバージョンのiOSが搭載された環境にあるテスターのフィードバック送信先は、ステップ1で指定したメールアドレスとなります。
ステップ7:テストの終了
テストが完了したら、ビルドを期限切れにしてテストを終了することができます。ビルドを期限切れにせずにApp Storeにアプリを提出した場合、テストの招待を受け取ったテスターは、App Storeで公開になった後でもそのビルドをテストできますが、90日後にはテスターはそのビルドを使用できなくなります。