App Storeでの検索に向けた最適化

検索機能は、App Storeでユーザーにコンテンツを見つけてもらい、ダウンロードを促す上で非常に重要です。このページでは、ユーザーにAppを見つけてもらい、ダウンロードやApp内課金アイテムの購入を促し、App内イベントについて知ってもらえるよう、検索結果でのAppの表示順位を向上させる方法を紹介します。

概要

App Storeでは、世界中のユーザーが、App、ゲーム、コンテンツを簡単に検索できます。検索結果には、デベロッパ、App内課金アイテム、App内イベント、カテゴリ、エディターによるストーリー、ヒントやコツ、コレクションなどの情報が表示されます。また、検索結果に表示されるAppには、App名、アイコン、サブタイトルが合わせて表示されます。プラットフォームや画像の向きに応じて、Appの総合評価と最大3枚のスクリーンショットまたはAppプレビューも表示されます。

正確なキーワードの選択

キーワードの上限は100文字なので、Appを簡潔に説明するようにしてください。キーワードやキーワードの語句を区切るコンマの前後にスペースは使用しないでください。ただし、英語などのキーワードの語句内で単語を分ける必要がある場合は、スペースを使用できます(例:Property,Real Estate,House)。

同じ種類のAppを探しているユーザーが入力しそうな語句を考えつつ、キーワードを選んでください。Appの特長や機能を具体的に説明すると、検索アルゴリズムによって、関連性の高い検索でAppがヒットしやすくなります。

それほど一般的ではない語句を設定して検索上位を狙うか、順位はそれほど高くはならないものの頻繁に使用される語句を設定するか、それぞれのトレードオフを検討してください。「仕事」や「ソーシャル」といった語句は頻繁に検索されるかもしれませんが、競争相手も非常に多くなります。一方、それほど一般的ではない語句はあまり頻繁に検索されないかもしれませんが、競争相手は少なくなります。

商標登録されている語句、著名人の名前、その他権利が保護されている語句を無断で使用することは許可されていません。このような行為はApp StoreのApp ReviewでAppが却下される理由にもなります。また、Appと関連しない語句や競合Appの名前を使用することも同様に禁じられています。

さらに、「#」や「@」などの特殊文字は、検索結果の順位に影響を与えないため、使用しないでください(ブランドアイデンティティの一部である場合を除く)。

Appの説明でキーワードを繰り返し使用することはできますが、メタデータでのキーワードの詰め込みは控えてください。なお、プロモーション用テキストはAppの検索結果の順位に影響しません。

印象に残るApp名、サブタイトル、および説明

App名やAppの説明は、ユーザーにAppを見つけてもらい、ダウンロードしてもらう上で非常に重要です。

App Storeでは、App名の文字数の上限は30文字です。シンプルで覚えやすく、表記しやすく、かつAppの機能がわかるような名前にしてください。一般的な語句を多用した長い名前や説明、既存のAppと似すぎている名前は避け、特徴的な名前を付けるようにします。

Appの魅力を詳しく説明するには、App名ではなく、サブタイトルを使用するようにします。「世界最高のApp」といった具体性に欠ける説明は避け、Appの目的や特長について、ユーザーに伝わりやすい説明を掲載してください。

Appの説明では、慎重に言葉を選び、そのAppならではの特長を説明するようにします。最初にAppの機能を簡潔に説明し、それに続く段落で主な特長を挙げ、ユーザーの関心を引くようにしてください。

適切なカテゴリの選択

App Storeのカテゴリは、ユーザーが自分のニーズに合ったAppを見つける上で役立ちます。適切なプライマリカテゴリを選択することは、ユーザーがApp Storeを閲覧したり検索結果を絞り込む際にAppを見つけやすくする上で特に重要です。また、プライマリカテゴリによってApp Storeの「App」タブと「ゲーム」タブのどちらに表示されるかが決まります。さらに、AppleのアルゴリズムでAppがヒットしやすくなるよう、セカンダリカテゴリを選択することもできます。「ゲーム」をプライマリカテゴリまたはセカンダリカテゴリとして選択する場合は、ゲームの種類を表すサブカテゴリを2つまで設定できます。

Appやゲームとの関連性が最も高いカテゴリを選択するようにしてください。関連性のないカテゴリを選択すると、App Reviewで却下される原因となります。

カテゴリの選択について詳しく

ポジティブな評価を増やす方法

評価とレビューはプロダクトページに表示され、Appが検索結果に表示される順位に影響します。評価とレビューはユーザーに興味を持ってもらえるかどうかにも影響するため、ユーザーからポジティブなレビューを受けられるよう、質の高いApp体験の提供に注力しましょう。

ユーザーにApp StoreでAppの評価をリクエストするタイミングが早急すぎないよう注意してください。ユーザーがある程度セッションを完了し、Appの動作が安定していることを確認してから、適切なタイミングを選んで評価をリクエストしましょう。アクション、レベル、タスクの完了時など、ユーザーの満足度が高いと思われるタイミングでリクエストするようにします。

SKStoreReviewController APIを使用して、ユーザーがフィードバックを簡単に送信できるようにしましょう。このAPIを使用すると、ユーザーは標準化されたプロンプト上で評価を送信できるほか、利用中のApp内からレビューを書いて送信することができます。評価を求める画面は、1年間(365日)で3回まで表示できます。

サポートの窓口や連絡先は、AppやApp Storeのプロダクトページの見つけやすい場所に掲載し、Appで発生した問題についてユーザーがデベロッパに直接連絡できるようにしましょう。こうすることで、ユーザーのネガティブな体験をデベロッパが解決し、好意的でないレビューを未然に防ぐことができます。

評価、レビュー、返答について詳しく

App内イベントの公開

App内イベントとは、ゲームコンペティションや新作映画の初公開、ライブストリーミング体験など、Appやゲーム内で行われるタイムリーなイベントです。App内イベントは、iOSおよびiPadOSのApp Storeで公開できます。ユーザーがAppを検索すると、Appをダウンロード済みのユーザーの場合はAppと一緒にイベントカードが検索結果に表示され、まだダウンロードしていないユーザーの場合はスクリーンショットが表示されます。ユーザーがイベントを検索した場合は、Appと一緒にイベントカードが検索結果に表示されます。

App内イベントについて詳しく

App内課金のプロモーション

プロモーション対象のApp内課金アイテムは、App Storeの検索結果に表示されます。App内課金アイテムをタップすると、Appの説明、スクリーンショット、Appプレビュー、App内イベントを表示するプロダクトページが開き、ユーザーはこのページからApp内課金アイテムの購入を開始できます。

サブスクリプションとApp内課金アイテムはプロダクトページの別々のセクションに表示され、合計20個までアイテムを掲載できます。掲載するアイテムごとに、独自の表示名、プロモーション用画像、説明を付けることができます。App内課金の名前の上限は30文字、説明の上限は45文字であるため、語句は慎重に選んでください。App内課金のメリットは、わかりやすく、正確かつ簡潔に説明してください。

App内課金のプロモーションについて詳しく