デザインの裏

Apple Design Awardはイノベーション、創意工夫、デザイン、技術面の功績を称える賞です。ADAでは、Appやゲームに思慮に富む創作的なアプローチをとり、これまでになかった新しい仕事、娯楽、想像する方法を人々へと提供する開発者の皆さんを取り上げています。

2020年の受賞を祝うために、各開発者のApp、創作過程、そして、大胆で独特なアイデアをどのように実現したのかについて、独占インタビューをしてお話を伺いました。

iPad Proの「Looom」とApple Pencil

Eran Hilleli「Looom」

「『Looom』の設計思想は、流れありき、体験ありきです。ゲームボーイのようなツールの中に手書きアニメを存在させたい。従来のアニメとは違うリラックスできるものを考えました」

デザインの裏: 「Looom」

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「Where Cards Fall」ゲームのスクリーンショット

Sam Rosenthal「Where Cards Fall」

「このゲームの多くのシーンは非常にメランコリーな印象ですが、それと同時に希望を感じさせてくれるゲームでもあります。そのためAppのアイコンは、主人公が冬を背景に天を仰いでいるようにしました。ゲーム内での現代の景色です。主人公は過去にとらわれた人ではなく、過去の経験から学び、反省し、未来に目を向けている人なのです」

デザインの裏: 「Where Cards Fall」

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お城に近づいている子ども(「Sky」のスクリーンショット)

Jenova Chen「Sky 星を紡ぐ子どもたち」

「デザインをわずかに変更するだけで、ゲーム内で(プレイヤーの)行動を変えたり、プレイヤー同士のやり取りを変えることができます。作り手の責任として考えなければならないことがあります。プレイヤー達があなたの作ったAppやゲームと日々どのように関わるか。それはプレイヤーにとって健全なことか。ゲームをプレイすることで、イライラするのではなく嬉しいと感じられるか、といった事ですね」

デザインの裏: 「Sky 星を紡ぐ子どもたち」

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iPad Pro上の「StaffPad」

David William Hearn「StaffPad」

「このAppで最も大切にしていることは、作曲の手助けをすること、そして毎日の作曲作業をスムーズにして、願わくばより素晴らしい音楽を作り出すことです。このAppを活用することで、プロジェクトを仕上げてフレッシュな気持ちで1日を終えることができるなら、無駄なアイデアなどなかったと思えます。しかしまだまだ、やるべきことは山積みです。この探求が終わることはないでしょう」

デザインの裏: 「StaffPad」

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iPad Pro上の「Shapr: 3D」で自転車を描く

István Csanády「Shapr: 3D」

「私は優れたインタラクションデザインとは、常に多くの血と汗、涙がつきものだと思っています。近道はないのです。近道を見つけることなどできません。やるべきことは、ユーザーが皆さんのデザインやソフトウェアをどう使いたいのかを観察することです。私たちは、何百ものインタラクションプロトタイプを作成しました。そうすることで、少しずつ最適な答えへと近づいていくことができます。私たちが今のレベルに到達するまで、4年半もかかりました」

近日公開。

デザインの裏: 「Shapr: 3D」

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オートバイの前に立っている女性(「Sayonara Wild Hearts」のスクリーンショット)

Simon Flesser「Sayonara Wild Hearts」

「これは音楽にとても重点を置いたゲームであると思いませんか?実は、当初の姿は今とはずいぶん異なり、重厚感のあるトーンを使っていました。しかしその後、私たちがプロトタイプをランダムにプレイしていると、エネルギッシュでポップな曲がBGMとして流れてきて…ひらめいたのです。私はまさに、『これだ』と声をあげました 」

近日公開。

デザインの裏: 「Sayonara Wild Hearts」

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iPad Pro上の「Darkroom」

Majb Taby「Darkroom」

「私たちは、写真編集の複雑さをすべてなくそうとしました。インポートもエクスポートも不要で、ユーザーが実際に使うときになるまで、そうした複雑な機能は表示されません。デザインからはイメージできませんが、このAppはとても高機能で複雑なことができます。これは、使いやすいのに高機能なものを作るという、デザインにおける終わりなき挑戦です」

近日公開。

デザインの裏: 「Darkroom」

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黄色バックグラウンド上の青、赤、白ラベル

Phillip Stollenmayer「Song of Bloom」

「このゲームが伝えようとしている事が何であるか説明するのは時に困難です。イメージの一部は抽象的過ぎるので、自分なりの解釈を練らねばなりません。私たちが感じることのできるすべてのチャネルを使ってゲームとコミュニケーションをとるようにするには、別の感覚を与えることが重要でした…触覚の振動感覚です。触覚の振動感覚を用いることで、活動的なシーンであるか穏やかなシーンであるかを理解でき、ムードの感覚を細やかに捉えることができるようになります」

近日公開。

デザインの裏: 「Song of Bloom」

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