欧州連合 (EU) でのアプリ配信

代替アプリマーケットプレイスでの配信の管理

欧州連合のカスタマー向けに代替アプリマーケットプレイスでアプリを配信する場合、App Store Connect で当該マーケットプレイスを追加する必要があります。マーケットプレイスのデベロッパに自身のデベロッパ ID を伝え、マーケットプレイストークンを生成・提供してもらいましょう。App Store Connect でこのトークンを入力すると、マーケットプレイスとの関連付けがなされ、アカウントにマーケットプレイスが追加されます。

その後、そのマーケットプレイスで配信するアプリの選択やマーケットプレイスに関する通知の有効化、およびアプリを配信できるようその代替配信パッケージをマーケットプレイスのデベロッパに提供することができます。マーケットプレイスのデベロッパに対して、代替配信パッケージ ID を提供したり、そのパッケージを提供したり、あるいは ID が有効になったら Apple から通知が届くように設定したり (マーケットプレイスが通知をサポートしている場合) することも可能です。

必要な役割:Account Holder または Admin。「役割の権限」を参照してください。

デベロッパ ID へのアクセス

  1. App Store Connect 内のページ右上隅にあるユーザ名をクリックし、「プロフィールを編集」を選択します。

  2. チーム名の下でデベロッパ ID を見つけ、「コピー」をクリックします。

  3. デベロッパ ID をマーケットプレイスのデベロッパに提供します。当該 ID を使用して、マーケットプレイストークンが生成・付与されます。

マーケットプレイスの追加

  1. 「ユーザとアクセス」の「統合」で、「Marketplace」(マーケットプレイス) をクリックします。

  2. 追加ボタン (+) をクリックし、新しいマーケットプレイスを追加します。マーケットプレイスを初めて追加する場合は、「Add Marketplace」(マーケットプレイスを追加) をクリックします。

    マーケットプレイスが 1 つ追加された「Marketplace Distribution」(マーケットプレイスでの配信) セクションが表示されています。
  3. マーケットプレイスから付与されたマーケットプレイストークンを入力し、「次へ」をクリックします。

  4. 当該マーケットプレイスで配信するアプリを選択し、「次へ」をクリックします。

  5. アプリに特定の変更が加えられた場合 (新しい代替配信パッケージが生成された場合など) に、マーケットプレイスへ Apple からの通知が届くようにするかどうかを選択します。その後「追加」をクリックします。

  6. 注:マーケットプレイスに対してこれらの通知を有効にする場合、マーケットプレイスは認証を受けており、かつ通知の受信をサポートしている必要があります。それ以外の場合は、手動で代替配信パッケージを送らなければなりません。

マーケットプレイスに関するアプリと通知の設定の編集

  1. 「ユーザとアクセス」の「統合」で、「Marketplace」(マーケットプレイス) をクリックします。

  2. 管理するマーケットプレイスを選択します。

  3. 当該マーケットプレイスで配信するアプリを選択するか、当該マーケットプレイスで配信を停止するアプリの選択を解除します。その後「次へ」をクリックします。アプリの配信可否には変更を加えずに、通知に関する設定の変更のみを行う場合は、そのまま「次へ」をクリックします。

    注:選択されていないアプリは、当該マーケットプレイスで配信されません。

  4. アプリに特定の変更が加えられた場合 (新しい代替配信パッケージが生成された場合など) に、マーケットプレイスへ Apple からの通知が届くようにするかどうかを選択します。その後「保存」をクリックします。

  5. 注:マーケットプレイスに対してこれらの通知を有効にする場合、マーケットプレイスは認証を受けており、かつ通知の受信をサポートしている必要があります。それ以外の場合は、手動で代替配信パッケージを送らなければなりません。

マーケットプレイスの削除

  1. 「ユーザとアクセス」の「統合」で、「Marketplace」(マーケットプレイス) をクリックします。

  2. 削除するマーケットプレイスにカーソルを合わせます。

  3. 「削除」ボタンをクリックします。

  4. 次に、表示されるダイアログで「削除」をクリックしてください。

  5. 注:削除したマーケットプレイスを再び追加した場合、以前アクセス権を持っていたすべての代替配信パッケージに自動でアクセスできるようになります。